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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

中緯度大気海洋相互作用Hotspot2国際ワークショップin富山

はじめまして.春からこの研究室の配属になりました,B3吉田です!

 

先日,富山国際会議場で開催されたHotSpot2の国際ワークショップに参加しました.

僕にとって初めての学外イベントへの参加だったので,ドキドキわくわくしながら電車に揺られて行きました.

僕は一日目の夜から三日目までいて,思ったことが三つほどありました.

 

まずは知り合いができたことが一番嬉しかったです.

初めて学外に飛び出して,絶対知り合いを作るぞと意気込んでいましたが,時期が早いのもあってB3の仲間を見つけることができませんでした.

他大学は研究室分属がもう少し遅いんですね.

尻込みしていたところを,山田先輩に腕を引っ張ってもらい,B4の方と仲良くなることができました.

ホテルの食事を予約してしまっていたために,一日目の夜の若手の集まりに参加できなかったのはかなり後悔しています.

どうしても悔しかったので,二日目は予約をキャンセルしてB4の方々についていきました.

これからは絶対,素泊まりで予約しようと思います.

 

そんな周りの人たちと研究についての話をしたり,様々な発表を聴いているうちに,これからの研究への意欲が湧いてきました.

ポスターセッションが僕はすごく好きでした.

まだ知識が浅いので,研究成果を易しく教えていただけるのが良かったです.

質問するとどんな方でも楽しそうに話してもらえるので,こちらも楽しかったです.

どんな研究があるのか,またその面白さも,新しく知ることができました.

 

そして,英語を勉強する必要も感じました.

今回のワークショップは世界への発信ということで,すべて英語で行われていました.

発表は辞書を片手に必死に聞き取っていましたが,ディスカッションでは何も話せず…

悔しい思いをしました.

立花先生の発表もあり,そちらはよく知っている話が出てくるので,聴きやすかったです.

普段の教えを体現しているなぁという印象を受けました.

個人的に,三日目の二番目に口頭発表された方の英語を真似したいと思いました.

はきはきというかパキパキ?していて,聴いていて気持ちよくなる発音なんです.

とにかく,まずはゼミの教科書をきちんと訳して,専門用語の英単語を覚えたいと思います.

 

今回参加して,研究や地理感覚,人脈など様々な点で自分の世界がかなり広がった気がします.

他のところも行ってみたいと思った国際ワークショップでした.

僕からはここまでです,最後まで読んでいただきありがとうございました!

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一番苦い発表に…Hotspot2国際ワークショップ@富山

おばんです.M2天野です.

今回は先週開催された国際ワークショップについて.

(学部生の実習航海後,富山に直行!という日程だったので,中々にハードでした)

 
綺麗で立派,かつ広い会場…

私は,日曜午前のセッションで口頭発表したのですが…

英語での口頭発表が初めてというのでガチガチに緊張していて,

結果,今までで一番恥ずかしい発表になってしまいました.

覚えていた原稿も頭が真っ白で飛んでしまい,予備として書いていた原稿を見ながらの発表.

そのあとの質疑応答もボロボロ(というか答えられていない)で,質問していただいた方々に申し訳ない気持ちでいっぱいでした.

 

質問者の方をはじめ他の研究者の方からも,お昼休憩などの際に議論・温かい言葉をかけていただきました.

ありがたいと同時に,自分の情けなさで胸がいっぱいになりました.

 

******

 

口頭発表・ポスター発表で面白かったことを2

・黒潮続流域の昇温と黒潮大蛇行(⇔親潮)について

Bo Qiuさん,立正大の平田さんの発表に関するテーマで,

黒潮の蛇行と,続流域の昇温の関係から派生して,

続流域での昇温の影響は,親潮にも影響しているのか,

影響しているとすれば,その影響と親潮自体が温暖化している影響と,どちらが大きいのか

などを考えて聞いていました.

 

JPCZの抽出方法

富山大同期のニノミヤくんの発表.
コアタイム時は時間がなく聞けなかったのですが,夜の会合の席で聴かせてもらいました(わざわざありがとう!)

すごく面白くて,実際に使用する現場のことも考えた解析をしている印象を受けました.

抽出方法の部分を丁寧に説明してもらったので,計算の意図やその方法の利点がしっかり理解できました.

この富山ではニノミヤくん以外にも,同期の発表をじっくり聴くことが出来た良い機会になりました.
質問,議論,研究の悩みetc...同期だからわかることってあるなぁとしみじみ感じました.

 

******

 

発表については,反省点が山積みの苦い経験になり,次のIUGGが一気に不安になっている今です.

が,残りの期間で出来る限りのことをやってみようと思います.

 

今回はこのあたりで.



発表後に泣き顔で写真を撮ってもらいました…笑
富山城が会場の目の前にあってびっくり.
(撮影:京大 榎本さん)

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Hotspot2国際ワークショップ in 富山

富山に住みたいと思うほど海鮮が美味しかった.特に白エビ...やばい.
お久しぶりです,M1の山田です.
今回は6月16~18日に富山大学で行われたHotspots2国際ワークショップについて書いていきます.
まず初日ですが,参加できず…
陸海空環境科学実習のTAで勢水丸に乗船しており,16日の朝に松坂港に入港.昼前に三重大を出たため,着いたのは17時でポスターも終わっていました...
でも富山大の塚田くんに美味しいお寿司と日本酒がいただけるお店に連れて行ってもらい,若手会に参加できたことはよかった!(ポスター発表前に贅沢してしまったw)

実習の疲れもなんとか回復し,2日目.
朝から発表を聞いていましたが,印象に残ったのは立花先生の発表ですね.研究内容はもちろんですが,話し方や伝える表現が他の発表者とは違っていて,引き込まれましたね.(いつもの授業よりかは抑えていたたような...?)

昼前には中緯度大気海洋相互作用のこの先5,10年における研究のこと,YHSのことについてグループディスカッションに参加しました.いろいろ話を聞くなかで今の自分には,若者同士のコミュニティを今以上に活発にしていくこと,勉強会やサマースクールに積極的に参加していくことが必要だと感じましたね.(最近は他大学の知り合いが増えてきて嬉しい限りです!)
そして,メインのポスター発表が始まりました.
JPGUのときにも聞いていただいたJAMSTECの山崎さんにまた来ていただき進捗報告をすることができたことがまずよかったです.ブロッキング高気圧の抽出指標についての意見交換もでき,今後の方針もお話しすることができました.その後は3月に九大で行われたHotspot2の会合の時に聞きに来ていただいた九大のM2の西村さんにもまた来ていただき,3ヶ月ですごい進んだと言っていただけたことがすごく嬉しかったです.しかも,この研究を見て自分を思い出してくれたらしく,研究が自己紹介になっていたことがさらに嬉しかったですね.研究意欲がさらに上がってきました!
時間スケールで見てみること,PDOとの関係などいろんな解析手段や見るべきポイントに気づくことができたと思います.来週からまた解析頑張ります!

最終日は,ジェットの位置の変化や未空さんの発表など自分の研究に関連するところ,SSTや潜熱フラックスなどこれから見ていくポイントの研究を聞くことができてよかったです.空き時間には見たかったポスターも見ることができて,初日の分をなんとか取り返したかなと感じます.
今回のワークショップに参加して意見をもらえたことはよかったが,感じたことは,思っていることを伝える,相手の話していることを理解することが英語になるだけで半分も満足にできず,実力不足を感じましたね.英語を読む書くだけでなく,話す聞く能力も含めた総合的な学習をしていく必要があること.JPGUの後にも感じたが今回も同様に感じました.いろいろ勉強していかないといけないですね.時間が足りない.
まあ,考えていても始まらないので三重に戻ったら,留学経験のある友人から学び方を教えてもらいにいきます.
今回はこれくらいで,またね.

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JpGU2023@幕張メッセ

こんにちは, M1の平賀です.
 
気象学会に続いて連続投稿となります.
 
5月20日から24日にかけて,幕張メッセで行われたJpGU2023に参加しました.
JpGUはB3,B4の時とオンラインでは参加していましたが,今回は幕張まで出向いて現地参加をしてきました.初めての現地での国際学会はとても刺激的で実りあるものとなりました.企業や大学のブースがたくさん出ていたり,外国人がたくさんいて英語が飛び交っていたりと,普段味わえないお祭りのような雰囲気が感じられました.まさに地球惑星科学の祭典です.今回はそのことについて地球日記を書いていきます.
 
ポスター発表(現地・オンライン)
 
JpGUは日本で開催されていますが国際学会なので,ポスターは全て英語です.しかし,来る人はほとんど日本人なので英語のポスターを日本語で発表しました.
いつも通り発表していると,なんと海外の方がきて英語で発表することになってしまいました(英語のセッションなので当たり前なのですが…).まず,発表の初めに英語が苦手ですと伝えてから,拙い英語で身振り手振りを交えながら,なんとか最後まで発表しました.しかし,英語での質問には答えられず,隣にいた東大生に翻訳してもらいながら対応しました.
英語の勉強をしようと決心した学会となりました.そして,最近,手始めに英語のポッドキャストを聞くことから始めました.一年後のJpGUでは英語で質疑応答できるようにしたいですね.
 
他の方の口頭発表
 
色々なセッションがありましたが,北極域のセッションは気象だけでなくいろいろな視点から北極を見ていて,おもしろい内容が多かったです.シベリアの火災によって温暖化時でもシベリアが冷えるという話や,永久凍土と気温上昇や降水量との関係の話や,淡水と海氷の話など,多様な研究を聞くことができました.自分も北極の海氷の研究をしていますが,こういった話を聞くと,大気や海洋だけでなく陸域や河川にも目を向けるのも大事だなと思いました.時間スケールや空間スケールは異なっているかもしれませんが,思わぬところで繋がっているかもしれないですね.
 
他の方のポスター発表
 
現地ポスター発表を聞くのは割と好きなのですが,今回は気象だけでなく地球惑星科学全般の話が聞けるということで特に楽しみにしていました.
気象の発表では,JAMSTECの土井さんのインド洋ダイポールとアフリカ東部の降水量との関係を示した研究がおもしろかったです.北半球のインド洋は,太平洋や大西洋と異なり西岸境界流が流れていないので,大気による極向きの熱の輸送が大事ということや温暖化によって温まりやすい海域であるとのことで,特異な海だそうです.1998年より後か前かでインド洋ダイポールと東アフリカの降水量の相関が逆になっており,地球温暖化が関係しているとおっしゃっていました.
また,学生による発表も多く,駿河湾のスロースリップの話,風速と水蒸気量の関係の話,霞ケ浦の水温構造の話など,おもしろい研究がたくさんありました.普段お目にかかれない研究ばかりでしたが,分野の異なる学生同士で行った議論は非常に楽しかったです.
会場を歩いていると,特に異彩を放っている研究者の方を見つけました.月がどのように形成されたかいう学説にジャイアントインパクト説がありますが,それをマルチインパクト仮説という仮説で説明できるみたいです.しかし,数年前から発表しているようでしたが,まだ信じられていないようでした.地動説を実証したガリレオガリレイは,カトリックの宗教裁判で異端児扱いされたようですが,その様子を見ているような気分でした.時代が追い付いていない可能性もあります.真偽はわかりません.
 
今回はこの辺で終わりにします.最後まで読んでくださってありがとうございました.

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気象学会2023年度春季大会@オンライン

こんにちは,無事大学院に上がることができました,M1の平賀です.
 
先日,久しぶりにヨットに乗ったら,現役のころと比べて体力と感覚が衰えていて少しショックを受けました.東海はもう梅雨入りしたというのに,海水温は体感まだ冷たかったです.
 
それでは,本題に移ります.
 
オンラインで行われた気象学会に参加しました&初めての気象学会での発表を行いました.
 
中部支部やHotspot2のポスターでは発表したことがありますが,全国大会は初めてでした.かなり緊張しましたが,練習したので落ち着いて発表できました.きちんと答えられるか心配だった質疑応答では,東大先端研の中村さん,小坂さんや筑波大の釜江さんなどから質問やアドバイスを受けました.厳しい指摘もされたので上手く受け答えができたかは微妙ですが,テレコネクションや気候変動に詳しい先生方に興味をもってもらえて嬉しかったです.それらを参考に自分の研究をさらに確からしくしていきたいと思います.
 
気象学会の発表の中では,氷期や間氷期などの気候を探るという研究分野がおもしろかったです.このような研究は今まで触れてこなかったので,すごく新鮮でした.氷期・間氷期の気候を探るのに大気海洋結合モデルを使用していました.今とは海洋や陸域の条件が異なる時代の気候においても,大気海洋結合モデルが適用されており,モデルのすごさを実感しました.また,以前CLゼミで勉強した大西洋の海洋循環についても触れられており,難しいながらも内容が少し理解できて嬉しかったです.
 
ジュニアセッションにも参加しました.発表しているのは高校生以下でしたが,皆さん立派な研究をされており感心していました.特に不知火現象の研究をされている方は,観測,学校内での簡単な実験,数値モデルでの実験を行っており,高校生ながら素直にすごいなと感じました.自分も頑張ろうと思います.
それでは今回はここらでおしまいにします.最後まで読んで下さりありがとうございました.

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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