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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「研究室行事」の記事一覧

流氷合宿in斜里

M1の中西です。
桜の開花情報も聞こえてくるなど春めいてきましたが,滑り込みで雪国の話題を投稿します.


2月18~20日に研究室みんなで流氷を見に行きました!
場所は北海道の斜里町.立花先生が昔ゾンデ観測で滞在していたところだそうです.


セントレアをお昼ごろ出発し,新千歳で乗り継ぎ,女満別空港まで.
着いたのは17時すぎだったのですが,さすが道東.既に真っ暗でした.
さらにバス,電車と乗り継いで斜里の宿に到着.
宿について一言記しておくと,廊下の照明が薄暗すぎて若干のホラー感がありました(笑)


2日目.みんなは朝飯前に早起きして第一弾の流氷散歩をしてきたそうですが,
私はゆっくり休んで体力を温存してました.
朝飯後に満を持して出発.ミスったのはやっぱり服装ですね...
ウィンタースポーツ等しませんし,雪国の装備は一つも持っていなかったのですが,
金欠だったので何も買いませんでした.
普通のジーンズに普通のスニーカーにちょっと厚めの綿コートそしてニットの手袋.
全ての素材に雪がまとわりついてきました.
安いレインコートでも上から着るべきだったなと後悔.
それでもこの日は気温があまり低くなかったので意外と大丈夫でした.


道なき道を進んでいくみんなについていくのは必死でした.しんどかったです.
つくづく破天荒な研究室だよな,と思いました.頭おかしい(笑)
難所でたびたび手を貸してくれた我が弟よ,感謝するぜよ.
それでも視界が開けて初めて一面に広がる流氷を見たときは感動して,
思わず「スゴー!!」と声を上げてしまいました.
これは最後尾をちんたら歩いていた私が撮ったベストショットです!いい写真でしょ?

某〇ャニーズのコンサート用に買っていた双眼鏡が重宝しました.
沖合のほうには人工物か?と思うような二段重ねの流氷(雪だるまみたいな)も見えました.
流氷が離れて水面が見えている部分にはスーッと泳ぐ生物の影が.
おそらくアザラシかなにかだったんだと思います.頭が丸かったので.


この日の午後はみんなドライスーツで流氷に飛び込んだそうですが,
私と加藤さん(通称:体力ない組)は知床の森を散策しに行きました.
「みんなと違うことをしなさい」というのは立花先生の教えでもあるので,
よい選択だったのではないかと思います.
知床自然センターというところまでバスで行き,そこから徒歩で「フレぺの滝」を目指しました.
センターとの往復で1時間ほどの距離でした.
ダイナミックな滝は寒さで一部凍っていて,目の前には一面流氷が浮かぶ海,
そして振り返れば一面の雪原と美しい山々.
これでもかというほど美しい自然が詰め込まれた最高の景色でした.
しかもバス代以外何もお金かかってませんしね.コスパ最高.


3日日の冷え込みは厳しかったです.
日の出と流氷のコラボを狙って早朝に出発しましたが,
まぁ凍傷のスレスレまでいきましたね.ほぼ無装備ですので.
宿に帰ってからストーブで温めても温めても体の奥から冷えがにじみ出てくるのです.
これが「芯まで冷える」ということなのかと身をもって実感しました.
そしてちゃんと風邪ひきました.けっこうしぶとい風邪でした...


帰る前には網走で砕氷船おーろら号に乗りました.
うちの母がなぜかとっても憧れがあるみたいで,写真とか動画いっぱい送ってあげました.
砂浜でみた流氷とは違い,分厚くて青っぽく澄んだきれいなものが見れてこれまた感激でした.
船の進行によって流氷が割れたりひっくり返ったり他の流氷に乗り上げたりする様子は,
ダイナミックでずっーと見ていられました.楽しかったです.


今回の旅では自然を肌で感じることの素晴らしさを再認識しました.
学生でいられるのも残り1年ですが,もっと自然を感じに出かけたいなと思いました.
でも寒いとこはしばらくいいかな(笑)

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研究室合宿 in 斜里

ついに学生生活が終わろうとしております。
新生活へのワクワクと不安とわくわくが徐々に増してきております。
M2の松岡です。

218-20日に研究室合宿で北海道斜里町へ行きました。目的は流氷です!流氷はここ数年見たい欲が高まってきていたので非常にわくわくでした。さらに、今年は暖冬で三重ではなかなか冬を感じられないので、寒さや雪を感じにいける点でも非常に楽しみにしていました。

1日かけて移動をして夕方に到着しました斜里町。一面の雪と氷点下の気温に既にうきうきでした。
流氷を見たのは2日目です。
5:30から海岸へ出発。朝の静かな町を約10人でザクザクと向かいました。途中雪深い道なき道を抜けて海岸到着。初の流氷を拝んだ景色は脳裏にはっきり残っています。海岸へ来たはずなのに一面真っ白で。そこには本来海があるはずなのに。不思議です。こんなに大量の氷がロシアで、昔先輩が研究していたジュグジュルジェットで、作られてここまで流れてきたんか、と思うとすごいです。人の知らない氷の世界を垣間見ました。地球を感じました。流氷に近づいて触りに行くとシャーベットのようでした。先生曰く「全然張ってない、前はもっと沖まで歩けたよ」と。そんな流氷に出会いたい。と思うと同時に、将来もっと減ってしまうんかなと悲しい気持ちになりました。

早朝の流氷見学ツアーはこんな感じです。朝食後、違う場所で第2回目の流氷見学ツアーです。
2回目に行った海岸の方が開けた場所で景色がすごくよかったです。目の前には一面の流氷。右には知床半島。上には青空ものぞいていました。景色満点です。死ぬ直前にもう一度見たい景色を見せてくれるなら、この景色を希望します。

景色がよいとなると今度は流氷にのって沖まで行きたくなります。人間の本能ですかね。乗れそうな氷を探してずんずん進みました。落ちました。濡れました。が、これはこれで楽しいです。みんなはしゃいでいて楽しい時間でした。
午後はバスに乗ってウトロへ行きました。流氷ウォークというアクティビティをするためです。ドライスーツを着て流氷の海に入れます。研究室でこのツアーを見つけた時「これだっっ!!」と心臓バクバクするくらいびびっときたツアーです(ツアーを探している途中、流氷の海にダイビングができるツアーも発見しました。これも流氷ウォークと同じくらいびびっとしましたが、ダイビングライセンスが必要という事で断腸の思いで断念。今年の夏の目標はダイビングライセンス習得やなと決意した瞬間でした)。これはドライスーツを着ているので落ちてしまう、、、なんて余計な心配しなくともずんずん氷の上を歩けます。結局落ちるのもまた楽しかったりしましたが(笑)絶対また来ようと思うほど楽しかったです。

 夜はゼミをしました。普段とは異なる環境でのゼミは新鮮でいい時間でした。

 最終日はさらば斜里、こんにちは網走をして砕氷船おーろら号に乗ってきました。前日に流氷を触り、流氷に乗り、流氷の浮かぶ海に入ったので、船から見るのは氷との距離が1番遠いです。その為、期待値は比較的低かったですが、いい感じに裏切られました。今まで見てきた海岸付近の流氷とは違い、沖に浮かぶ厚い氷は船でしか見られないいいものでした。

ここ数年寒い環境に強い興味を持っている自分にとって、とても刺激的な経験が盛り沢山の合宿でした。研究室に入って本当にたくさんの貴重な経験をさせて頂いていますが、なかでも思い出に残る良い時間でした。交通手段や宿の確保をして頂いた方々ありがとうございました。

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流氷ツアー@斜里

連投します.B3の竹端です. 

2/1820の三日間,北海道の斜里町へ流氷を見に行きました.研究室に入りたての去年も同じような企画があったのですが,去年はいろいろあってなくなってしまったので今年はとても楽しみにしていました. 

一日目は主に移動でした.北海道の端っこに行くようなものなのでとても時間がかかりました.20時頃に温泉宿に到着し,途中セイコーマートで買った夜ご飯を食べました.北海道限定の焼きそば弁当の超盛(麺200g)を買ったのですが,蓋を開けてビックリ,なんと普段の麺が二段入っていました.さすがのボリュームで味はおいしかったのですが途中で飽きました(笑)

焼きそば弁当超盛

二日目は早朝から流氷を見に行きました.服装については行く前からいろいろと考えていたのですが,まあこのためだけに買うのもあれなので,防水の靴とスキーウェア,スキー用の手袋,と持っているもので挑みました.

早朝の初トライではとりあえず様子見ということで普通の黒スキニーで行きました.ところがこれが失敗で,海岸に行く道は良かったのですが,海岸とその前の土手は雪の深さが膝ほどもありました.さすがにこの深さは想定していなく,ズボンが濡れるとともに足首のところから雪が侵入し,靴下も濡れてしまいました. 

  一列に並んで歩く様子

雪の冷たさに耐えながら必死に歩を進めていくと,とうとう流氷が見える位置まで到達しました.初めて見る流氷はとても美しく神秘的で,しばらくの間感激に浸りました.今年は暖冬ということで流氷の量も少なかったそうですが,十分に満足感を得ました. 

朝食を食べた後,今度は行く道を変え再び流氷を見に行きました.一回目の反省を活かしてスキーウェアをはき,靴の中にズボンを入れ込みました.早朝と同じような悪路でしたが,侵入経路を遮断したため少しも濡れませんでした.ゴアテックス素材の靴が躍動しました. 

一面に広がる流氷

午後には知床に行きました.小さい頃から壮大な大自然の写真を見て,いつか行ってみたいと思っていた憧れの場所でした.できれば山の中を歩いて大自然を感じ,野生生物を観察したかったのですが,今回は時間が限られていて目的も別にあったので仕方ないですね.

壮大な知床

今回の目的は流氷ウォークというドライスーツを借りてインストラクターと一緒に流氷の上を歩くツアーでした.落ちたときのために水中での姿勢を学びましたが,それでもいつ落ちるかわからない流氷の上を歩く感覚はドキドキでした.研究室のみんなで同時に落ちたときは漫画のようでとても面白かったです(笑) 

みんなで水中姿勢の練習

三日目は帰りがてら網走観光をしました.網走監獄も捨てがたかったのですが“砕氷船おーろら”に乗ることを選びました.一面流氷があるところをザクザク進んでいく様子は見ていて飽きませんでした.途中オオワシがいたのですが飛んでいく姿しか見られず悲しかったです.砕氷船に乗ってみて,自分は船に乗ることが好きだということを確信しました. 

砕氷船おーろら

三日間流氷づくしの旅でした.それなりにお金もかかってしまいましたが,それ以上の貴重な経験ができたと思います.

素敵なツアーを企画してくださった安藤さん,太田さんありがとうございました.

次は夏の知床に行ってみたいと思います.

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流氷合宿@斜里

コロナ自体は怖くはないが,コロナ差別?が怖いですねぇ.
続けて学部3年生の山中です.

2/18-20にかけて研究室の皆さんと行った流氷合宿@斜里について.
卒論発表会の翌日ということで4年生の先輩方は若干お疲れ気味でしたね(笑).

先にまとめから言うと,流氷が少なくて残念!!のひとこと.
流氷(学術的には海氷と言いますが)ってどんなものか,凄く楽しみにしていた分,
異例の少なさ(少なさというか,厚さというか.)にガックシ来ました.
しかしこれも気候変化を肌で感じられたと解釈すれば,気候学者としては良い経験かもしれませんねぇ.


~1日目~
移動に次ぐ移動.斜里に着いた頃にはすっかり陽は落ちていました.
長旅の末,網走駅に着いて電車を待っているとヒョイと立花先生が現れて.なんか感激しちゃった.
毎日お会いしているのに可笑しいですね.

斜里というのは,立花先生が一番初めに海氷の研究を始めるにあたって良い流氷観測スポット(温泉の有無も含め)が無いか模索していたときに見つけたという思い出深い場所とお聞きしました.
より北の海域のほうが流氷が多そうに思いますが,
流氷の生産場所からの距離と,流氷が一度来たら外へ流れにくい地形によって斜里に流氷が沢山あるとのことです.


~2日目~
朝5時起きで流氷を観に皆で歩いて行きました.
歩いている最中に思ったのは,雪に囲まれていると辺りが夜明け前でも明るいということ.
これが,アルベドのパワーか!?

服に舞い降りた雪の結晶がくっきり綺麗なこと!

例年よりも大幅に少ないとはいえ,道路は真っ白.
道を開拓しながら海岸を目指します.

  (一列になって下をよく見て歩くの図)

驚いたのは,流氷のがっちりさ.
私が想像していた流氷は,薄水色のこんなの↓

(藤原幸一著『南極がこわれる』)

だったので,最初流氷を向かい岸かと思っていて「え?どれが流氷??」などと阿呆なことを言っていました.

個人的に意外だったのが,流氷の温度.
短波放射計で計るとー2.4℃と出ましたが,道で出会った犬を計ったときもー2.0℃くらいでした.
氷だからといって特別冷たいわけではなく,斜里全体が冷えているんですね.





私含め初見の皆さん,早朝ながら結構テンション上がっちゃって,
遠くへ行けないか,流氷に乗れないかとチャレンジしましたが,予想外の氷の薄さに夢叶いませんでした.
なんですがその分,諸先輩方が芸人魂を見せてくださり大変面白かったです(笑).

(チノパンで流氷に挑むチャレンジャー・太田さん)

日中はそれぞれ自由行動というスケジュールでした.
松岡さんに教えてもらった流氷ウォークなるものに参加しました.
ドライスーツを着て,流氷にダイブ!!寒中水泳タイムもありました.
やはりここでも流氷の薄さで,思わぬタイミングで流氷が破れることがあり大いに騒ぎました.
楽しかったなぁ~~.教えていただいた松岡さんに感謝です.

(流氷の穴に皆で浸かるの図)

夜には研ゼミを行いました.
4年生の「卒論発表会での質問を受けて今から何をする予定か」という宣言と,
私の「研究テーマ模索中」という相談的演題でした.



そしてゼミ中にサプライズ?で安藤さんのお誕生日をお祝いしました.
日頃の感謝が伝わったと良いな.


~3日目~
最終日も朝5時起きで流氷に会いに行きました.
2日目とは違って雲が少なかったので,狙い通り朝陽が見られて良かったです.
橙色の光が辺りに満ち満ちてくる様子に心を奪われる一同でした.
やはり地球って奇跡の惑星だ..などと感慨深い気持ちになりながら流氷にサヨナラを言いました.

午後は網走監獄を訪れました.
建物は一度火災?で焼失したのを囚人に作らせたそうですが,
文化財になるのを見越していたのではないかとも思えるほど造りが凝っていて,
当時の囚人たちは不服だったろうなと想像しました.


2019-2020の暖冬をまさに目の当たりにした流氷合宿@斜里でした.
お世話になった皆様,ありがとうございました.

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斜里合宿

どうもです.新潟のこと書いて,斜里のことを思い出したB4の中村です.連続投稿になります.

2/18~20で,流氷を見に斜里に行きました.8年ぶり?の北海道上陸です.
セントレアを出てから,移動先に着くたびに気温が下がり,最終的には氷点下まで下がったのはさすがでした.着いたのは夕方でしたが,初日から積雪を見てさすがだなと思いました.

今回の流氷合宿では,元々予定していた朝食後の流氷見学だけでなく,日の出を見るために5:30からの見学も急遽追加されました.日の出前の積雪に覆われた町並みは幻想的な感じがしましたが,流氷も美しかった.まさに自然の雄大さを目の当たりにしました.

今年は暖冬の影響で例年より張り出しが弱かった様ですが,それでも氷の上に立てて,本場の雪を楽しめたのはよかったです.

また,2日目には流氷ツアーに参加し,流氷の上を歩いたり泳いだりしました.この時期のあの場所でしか体験できないものだと思うので,貴重な体験ができました.流氷が張っている場所の水がしょっぱくないという驚きもありました.海水はしょっぱいという先入観が崩れた瞬間になりました.

3日目には,かの有名な網走監獄に行きました.当時の様子を勉強できたり,実際に房に入ったりして,貴重な経験ができました.
余談になりますが監獄内にある,脱獄王の紹介の話は面白いです.

極寒の流氷も行ってみたなと思う合宿でした.

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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