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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

気圧計撤去@山口県見島&新学術Hotspot2 第3回領域全体オンライン会議in立花藩長崎サテライト

こんちゃ!
先日、学位記をいただき、もうすぐ大学院生になるB4の山本です。

今回は3月14日,15日に山口県萩市の離島、見島にて行った気圧計撤去と
16日~18日に行われた新学術Hotspot2 第3回領域全体オンライン会議の
模様をお伝えします。

~見島~

今回も立花先生と新潟大学の本田明治教授にお供させていただき、
山口県萩市にある離島、「見島」に渡りました。

見島へは高速定期船「ゆりや」が連れて行ってくれます。
スピードが速いので結構揺れていました・・・。


↑ 萩港と見島を結ぶ高速船「ゆりや」



この見島は萩市のかなり沖合の韓国との海上国境にも近い位置に
存在しています。

見島には昨年12月に先生方が設置された気圧計が今冬のあいだ
ずっと観測してくれていました。

2日目の朝、見島の宇津地区を少し散歩しました。
そこで、見つけたのがこちら↓


これは宇津観音という観音堂のそばにあった洞窟ですが、
海の色が見事なエメラルドグリーンで、すごく綺麗でした。

帰り際、宿泊した旅館の女将さんとお話をしましたが、
見島ではマグロの漁が有名で、あの松方弘樹さんもマグロを釣り
に見島に来られたらしいですが、数年前からあまりとれなくなったらしいです。
このことにも気候変動影響しているのでしょうか・・・?

~長崎~

見島を後にして一路長崎に向かいました。

長崎駅はいつの間にか高架駅になっていて、すごく綺麗になっていました。
今秋、西九州新幹線も開業するということで・・・


このようなモニュメントが飾ってありました。


今回叶わなかった新学術Hotspot2 領域全体会議のオフライン開催。
せめて立花藩だけでもということで、長崎大学で行われた立花藩長崎サテライトですが、
他大の学生さんや先生方と会って話をすることができました。

ポスター発表ではGather.townで数人の研究者の方々とお話しすることが叶いました。
質問、コメントをたくさんいただきましたが、面白いと言われたことは本当にうれしかったです。

私が今回の会合で特に印象的だったのは若手研究者の集いであるYHSでの話し合いでした。
班ごとに分かれて話し合いをしていましたが、各班ともYHSだけで対面するということへの期待が大きく、コロナ禍が終わって集まれる場があればよいなと思います。

また、夏に行われる観測に向けて、この会合でもいろいろな議論がなされました。
観測デザイン、人員、観測資材の話など着々と準備が進んでいる様子でした。

新学術Hotspot2の折り返し地点を過ぎ、終盤にさしかかっていますが、来年の全体会合こそはオフラインで開催されることを切に願います。

ブログ読んでくださってありがとうございます。





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hotspot2全体会合2022March@online

こんにちは.もうすぐM2の山中です.
今日はお世話になった先輩方や世話をした後輩たちが卒業する日です.
みなさん,今までありがとうございました.おめでとうございます.

さてさて,内輪の話はこれくらいにして.

今日の記事は,3/11~18に開催された新学術領域研究hotspot2の
全体会合についてです.今回やむなくオンラインになってしまいましたが
数名の先生方にコメントをいただくことができ,研究の励みになりました.
観測データをうまく活用できるよう解析をガンガンやっていきます.

また,梅雨の観測についても全体で話し合う機会が初めてあり
いつものメンバ以外の先生方からもアドバイスをもらえました.
なかなか観測デザインをたてるのが難しいですが
黒潮をジグザグっていうのが無難なのかな・・
準備,頑張っていきます.

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日本農業気象学会2022年全国大会@オンライン

おばんです,B4天野です.
桜の開花宣言が各地から聞こえてきていますね~そんな明日は卒業式.楽しみです.


さて,今日までの3日間オンラインにて農業気象学会が行われており,口頭発表させていただきました.
初めて参加する学会だったで,様子を伺いながら挑みました(&ぬるっと学会デビュー).

要旨集が公開された時点では,全体として,局所的なもの,時間・空間スケールが小さい現象に着目した研究発表が多い印象.

そのため,自身の研究(総観規模)がすんなり聞き入れてもらえるか,また,この1年自分なりに勉強してきた「農業」に関する知識に間違いがないかという不安がありました.
(発表を終えて,そんな心配は不要でだったなと思っていますが…)

質疑応答では,冷夏に関する研究に携わっていた方々にポジティブなご意見を多くいただけました.
「農業(イネ)の品種改良等の研究と合わせて考え,”凶作はもう起きない”という結論が出せたら嬉しいね」というコメントをいただけたことが非常に嬉しかったです.
自分の思いが伝わったとも思えました.

また,他の研究発表も興味深いものが多く,(私の研究のモチベーションである)イネやコメの品種に関する話題は,楽しんで聞かせていただきました.
「品種や品質×気象」の研究は,非常に勉強になりました.


今月は自分の発表を聞いていただける機会が多くあり,モチベーションがぐんぐん上がった1ヶ月でした.いただいたご指摘に関する追加解析を進めると共に,この勢いのまま論文執筆に取りかかりたいと思います.

また,卒業に際し,研究室に配属されてからのこの2年を振り返ることが近頃多いのですが,今思えば毎日とても楽しくて,充実していたなと感じます.

新型コロナの影響で制限は様々あったものの,それを感じさせないワクワクが日々ありました.知識を学び深め,議論することが楽しいと,改めて実感した学部生活でした.

立花先生をはじめ,研究室の皆様に改めて感謝申し上げます.

大学院でも,引き続き頑張っていく所存.
ではまた.

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新学術hotspot2領域全体会議@オンライン&サテライト会場(長崎大)

先日買った北海道産のお米「ふっくりんこ」がとってもおいしくて驚いたB4天野です.
(北海道産米への偏見が無くなりました…また食べたい)

先週開催された「新学術hotspot2 第3回領域全体会議」に参加し,ポスター発表させていただきました.
今年も全体会議自体はオンライン開催であったものの,立花藩のサテライト会場が長崎大に設けられたため,そちらから参加してきました.


【ポスター発表について】
Gather.townを使用して,初のポスター発表.
自分の予想以上に多くの方に訪れていただき,議論することが出来ました.

口頭発表とは違い,ラフに意見を交わせることがポスターの魅力であることも,身をもって感じました.

今回いただいた意見を参考にし,更に研究を突き詰め,進めていきたいと思います.
また,ポスター発表自体の反省点もあったので,その点は修正し,次に繋げたいと思います.


【全体会議について(サテライト会場から参加して)】
サテライト会場@長崎大では,全員で同じ部屋からzoomにアクセス,全体会議へ参加 といった形を取りました.

どの研究発表も非常に興味深く,また研究の最前線を覗かせていただいていることにワクワクしました.
また,サテライト会場に集まっていたことで,その感覚を皆さんと共有しながら発表を聞くことが出来,有意義な時間となりました.

他大の先生方・学生の皆さんと顔を合わせてお話出来たのも,とても嬉しかったです.
ポスターを直接見ていただいたり(贅沢!),
同期と”夏の観測一緒に参加できたらいいね”なんて話をしたりしました.



(撮影:中村さん)

良い刺激を沢山受けた全体会議となりました.
今週は農業気象学会での発表もあるので,そちらも頑張りたいと思います…!
今回はこのあたりで.

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2022年1・2月のできごと

こんちゃ!
引き続き、B4の山本です。
この記事では、今年1月・2月のできごとについて振り返っていきます。

・梅雨期観測Kickoff会合(1/6@鹿児島大学水産学部)

年が明けて最初のイベントは今年の6月から7月にかけて行われる梅雨期観測の打ち合わせでした。
梅雨期の観測ということで、海洋についての話がたくさん聞けました。

また、海洋の研究者の皆さんが複数の船の同時観測ということで、各船に必要な測器の整備について綿密にお話をされていたことがとても印象に残りました。

会合内では3船の観測範囲をどうするかを各班に分かれて話し合い、その結果を全員の前で発表するというものがありました。以前行ったJPCZのヴァーチャル観測のようなものでとても楽しかったです。

この会合では参加者のほとんどが三重大学の学生で、鹿児島なのに見慣れているというすごく不思議な雰囲気でしたが、鹿児島大学や長崎大学の学生さんとも交流することができました。海洋を中心に研究を行っている皆さんとの交流はとても新鮮でした。

・流氷観測(2/17~19@北海道斜里町)

卒論・修論の発表会が一段落ついた後、北海道斜里町にて流氷観測を行いました。
人生初の北海道、一面真っ白な世界に飛行機で降り立ったのも初めてでした。

研究室としても2年ぶりだそうで、先輩方もとても楽しみにしておりました。

1日目はたんちょう釧路空港からバスと列車で斜里入りしました。
車内でいただいた、釧路駅で購入したかきめし弁当がとても濃厚で美味しかったです。

知床斜里駅から旅館までは2kmほどの雪道を徒歩で歩きました。
当然寒かったですが、風があまり吹いていない分不快な寒さではありませんでした。

旅館に着くと、旅館の目玉である褐色のモール泉の温泉があり、冷えた身体を温めました。
すごく気持ちよかったですね。生き返る~って感じです。

2日目の朝、道なき道を進み海岸へ。
装備が軽装だったため、奥まで行くことはできませんでしたが、
海から流氷が漂流してくる様子を初めて生で見ることができました。

この日の反省を生かし、装備を盤石にした状態で臨んだ3日目。
前日よりもうんと寒く、まさに”しばれる”寒さでした。
それでも快晴だったので、日の出もきれいに見ることができたこと、
また、とても寒かったため「けあらし」を見ることができたので、
装備を整えてきてよかったなあと感じました。


↑ 流氷               ↑ 流氷と日の出

流氷を観測した後、旅館の前で雪のアルベドを計測しました。
旅館も温泉もとてもよくて、また来年も観測したいですね・・・。

といったところで3ヶ月の振り返りはひとまず終了です。
ブログ読んでくださってありがとうございます。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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