こんばんは、M2山中です。
昨日11/3、三重大学で新学術A02-3班の会合がありました。
対面での班全体の会合は実に昨年の12月ぶりということで、うれしい再会や新たな発見がありました。
主に研究成果の共有と梅雨期東シナ海・冬季日本海での観測についての話し合いを行いました。
なかなか皆さんの予定が合わなかったようで、全員集合とはいきませんでしたが、それでも対面で会ってじっくりお話できたのは良かったですねぇ。
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研究のお話で、個人的にとくにおもしろかったのは、
・滝川先生の3船集中観測でとらえた塩分3次元構造(連鎖影響の可能性を秘めている!?)
・喬さんのENSOと東シナ海の黒潮の経年変動の関係→東アジアの降水の変化(遠隔・遅延・連鎖影響!!)
・松浦さんの日本海のSSTトレンドの強弱がつくられる理由
の講演でした。ある現象が他の現象に連鎖的に影響するというお話が楽しくて、これからの展開もわくわくしました。
自分も発表させていただきました。中村先生(鹿大)から「対馬暖流の影響はどの高度まで及んでいると思う?」との質問をいただいて、答えに窮しました。
そもそも対馬暖流がなければ北海道西岸小低気圧は発生しないし、逆に上空が特別寒くなくても、対馬暖流があたたかいというだけで低気圧は発達できるのです。。
だから本当は、「この小低気圧の存在自体に対馬暖流は必要不可欠だ」と答えたかったのですが、それで答えになるのかはわかりませんでした。
発表のあと、滝川先生(長大)と加古さん(鹿大)から良さそうなSSTプロダクトをご紹介いただきました。(深謝!)
観測通りとはいかないものの、WRFにかけてみてどうなるか。結果が楽しみです。
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あと楽しかったのは、休み時間に
立花先生・滝川先生・西川さん・春日さん・私で3船同時観測の平面図をみながらあれこれお話できたことです。
あんな風に、論文合宿でもみんなと議論ができると思うと、今からわくわくします。
3船同時観測のデータは私も少しだけ解析していて、まだオープンにしていない図がある(先生に見せたら「わからん」と一蹴された)ので、もう少しわかりやすくしてから合宿に持ち込みたいと思います。
皆様、遠くからお越しくださり、楽しいお話をたくさんしていただいて、大変ありがとうございました。
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