どうも、こんにちは。
おふじです。
10/26・27に京都で行われた大気海洋相互作用に関する研究会に行ってきました。
名古屋大学地球水循環研究センターの共同利用研究のヤツです。何年か前に三重大でもやりましたね。
大気海洋相互作用を冠するだけあり、大気あり、海洋あり、相互作用有の多種多様な発表が行われる研究会です。発表者もベテランの研究者の方から学生まで幅広く、和気あいあいと発表をします。1日目の夜には懇親会もあり、非常に親しみやすい研究会です(懇親会がある意味本番だとか)。
発表は、相互作用ということもあって大気・海洋問わず境界層についての発表が多いですね。観測を基にした研究も多く、ウチの研究室とかかわりの深い研究会だといえるでしょう。
では、気になった発表をひとつ
北海道大学の吉村志穂さん
『熱帯域の対流活動による気圧場への遠隔作用とそれに伴う大気と海洋の長期変動』
まさに相互作用研究会にふさわしいタイトルといえるのではないでしょうか?
内容は、まずENSOとインド洋の関係から
エルニーニョのピーク後にインド洋で正のSST偏差が現れる。
これは、エルニーニョが衰退してもしばらく残り、時間差でインド洋の周りの大気に影響を及ぼす。インド洋のキャパシター効果というらしい。
しかし、どれくらいの規模のエルニーニョが発生すればキャパシター効果が発生するのか、つまり閾値はどこなのか? ラニーニャ時は逆の現象が起こるのか? などのことが良くわかってないので調べたたろうやないかっていう研究でした。(たぶん)
解析に観測データとMIROC5のデータを使っていて、発表では主にMIROCの結果を見せていただきました。
最後に立花先生が質問コメントで「いろんなモデルのデータと比べてみていいものを使えばいい」と言っていました。ああ、平野さんがやっていたようなコトかなーと思って聞いていました。まる。
私も2日目に発表をしました。私の研究で使っているクロモフの観測データにかかわった人が参加していらっしゃったので、少々緊張しましたが、いいコメントがいただけました。やはりコレはいい経験になりますね。今年はあまり外で発表していなかったので、特にそう思いました。
以上、おふじでした。これから要旨を書きます。
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