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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

YHS夏の学校@新潟咲花温泉

こんにちは、M1の大橋です。
今回は、新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールに参加してきたので報告します。
今年のYHSサマースクールは合宿形式の開催だったので、普段の研究集会よりも多くの学生と仲を深めることができました。
今年のYHSサマースクールは、ポスター発表の時間を多くとっているという特徴がありました。
口頭発表を聞くのも楽しいのですが、ポスター発表だと気軽に質問ができ研究の理解を深めることが出来たのでとても有益でした。
招待講演は、気象研川瀬さんの「大雪のイベント・アトリビューション」、立花先生の「観測の楽しさをネタに研究の楽しさを語る会」、気象研碓氷さんの「黒潮循環系と日本沿岸水位の相互作用」の3件ありました。
どの招待講演も印象的で面白かったのですが、やはり立花先生の講演はいまでも鮮明に覚えています。
立花先生が植木等のドント節を歌い、研究者がどれだけ楽しい仕事であるかを説き、人と違うこと(逆張り)をすることの大切さ・面白さについて教えていただきました。碓氷さんからは黒潮続流域が北上することで、沿岸補足波の伝播により広域の水位変化をすることを教えていただきました。黒潮の影響が日本海に影響があることは何となく知っていましたが、碓氷さんの説明や模式図から具体的に知識を深めることができました。
また、今回の目玉の一つにバーチャル観測がありました。
バーチャル観測では、実際に船舶で観測していることを想定して、参加者が6つの班分かれて得られたデータをもとに解析をしました。舩橋君の地球日記にも書いてあるのですが、多くの参加者がネットに接続しているのでホテルのWi-Fiが繋がりにくかったり、急に天候が変わり、バケツをひっくり返したような雨降りだしたりと、実際の船舶観測に近い状況で解析をしていました。また、私は昨年東シナ海で線状降水帯予測のための梅雨観測を経験しています。野帳の記入やゾンデの放球をしたのですが、観測の状況を観測していない人にも当時の状況を伝えるために野帳の重要性や観測データの重要性を改めて感じました。限られた時間でしたが、班の仲間と協力して楽しく解析ができ仲を深めることができました。
運営の方々、参加者のみなさまのおかげでとても充実した3日間を過ごすことができました。ありがとうございました。

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人生初の東北!大槌シンポジウム2023@大槌沿岸センター

こんにちは、M1の大橋です
今回は、岩手県の大槌町で行われたシンポジウムに参加してきたので報告します。
8/21-22amまでが大気パート、22pm-23までが海洋パートでした。
顔見知りの学生と対面でお話できただけではなく、ふだんはお会いする機会のない学生・研究者の方の研究を聞くことができて幸せでした。
シンポジウムの初めに、新野先生が大槌シンポジウムの歴史についてお話してくださいました。
このシンポジウムに参加して知ったのですが、このシンポジウムは1981年から行われており、東日本大震災やコロナ禍を乗り越えて毎年続けてきたそうです。
今まで開催の危機が何度もあったけれども、それでも絶やすことなく40年以上続けられているので、とてもみなさんに愛されているシンポジウムだと思いました。
大気パートでは多くの方が口頭発表されていました。
どの発表も興味深かったのですが、特に興味深かったのは、東大大気海洋研宮川先生の全球雲解像モデルの現状と世界の動向についてのお話やJAMSTECの木下さんの通常よりも大きなラジオゾンデを用いた観測のお話です。
私は今回はポスター発表だったのですが、口頭発表の雰囲気がとてもフランクで発表しやすい雰囲気でした。
来年こそは口頭発表して多くの方に自分の研究を知ってもらい交流します!
コンビーナの山崎さんや西川さんをはじめ、このような場を作ってくださったみなさま、ありがとうございました。

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YHS夏の学校@新潟・咲花温泉

こんにちは,B4の舩橋です.
今回は9/18-20に新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールを振り返ります.
YHSサマースクールは昨年も参加させていただきましたが,前回は三重大学での開催だったのに対し今回はホテルでの合宿形式だったため,前回以上に濃密な3日間でした.
初日は気象研の川瀬さんの招待講演と1グループ目の口頭発表・ポスターセッションでした.川瀬さんの講演は私も既に論文を読ませていただいている大雪アトリビューションについて.実際に著者から説明をいただくと自分で論文を読むよりはるかに理解しやすいので本当に貴重な機会となりました.
2日目は立花先生の招待講演,口頭発表,ポスターセッション,そして今回の目玉の一つであるバーチャル観測がありました.バーチャル観測は実際に船舶観測を想定して,観測データや前日までの概況資料を基に解析するというもの.ホテルのWi-Fiにアクセスが集中したためかネットがつながりにくくなったり,天気が急変して窓にたたきつけるような雨が降り出したりと,偶然も重なり実際の船舶環境に近いような状態で解析を進めることとなりました.私は昨年,東シナ海で梅雨観測を経験し,野帳の記入やゾンデ放球をしましたが逆に観測データの解析はしなかったので,観測に行ってない人に概況を伝える野帳や一つ一つの観測データの重要性を改めて感じる機会となりました.
ポスターセッションでは初めて自分の研究を他大学の方に見ていただく機会となりました.どんなことを指摘されるだろうかと身構えていましたが,聞いていただいた方は皆さん温かく建設的なアドバイスをしていただき参考になりました.また,川瀬さんにも1日目に少しお時間をいただき自分の研究について相談させていただきました.始めたばかりの学部生の研究にも多くの人に議論していただけるこのような研究会は本当に貴重だと思うので,これからも何らかの形で続いてほしいと思います.
3日目は気象研の碓氷さんの招待講演とバーチャル観測の結果発表でした.私たちの班は本当に観測に行ったかのようになりきって発表しましたが,結構好評だったように思います.班の先輩方は短い時間でしたがうまく解析を行っていて尊敬しました.
3日間ホテルでの合宿形式ということもあり,昼も夜も密度の濃い時間を過ごすことができました.運営の方,現地で交流していただいた方,ありがとうございました.

P.S. 研究会が解散した最終日午後,新潟沖で竜巻が発生したという情報がありました.その情報を受けて新潟市内にいた私も北の方向をよく観察すると漏斗雲を見ることができました.初めてで本当に興奮しました!!

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4年ぶりに合宿形式に戻った気象夏の学校@上郷・森の家(横浜市)

こんにちは!
またまたM2の山本です。
連投最後の投稿ですが、今回は9/8~10に横浜市の上郷・森の家にて行われた「気象夏の学校2023」について振り返ります。
例年、卒業研究中間発表会は9月の中旬以降に行われますが、今回は日程の都合上、初日と被ってしまいましたので2日目からの参加でした。
初日も卒研中間発表→地球講座縦コン(数年ぶりの対面開催)→夜行バスで横浜への移動となかなかのハードスケジュール。今年は我々も凝った研究室紹介動画を作成しましたが、それを披露する場やレクリエーションに参加することは叶いませんでした。しかし、そのことを差し引いてもとても楽しい気象夏学でした。
今年は4年ぶりの対面かつ合宿形式での気象夏学…。100名を超える参加者が日本全国から集まり、寝食をともにしました。三重大からは途中参加ながら8名が参加し、学年大学問わずたくさんの人達と交流しました。これまでに会った人たちとの再会や初めて会う人達と乾杯しながら日付が変わっても笑いが絶えないイベントでした。
一般講演では、初めて外部の集会でセッションの座長を務めました。見切り発車でやった部分も否めませんが、いい経験でした。自分の研究発表も雪氷研究大会での反省を活かせたと考えています!
気象学会のイベントといえども建築や土木など少し専攻の違う人たちの話も敷居の低い状態で聞くことができて本当に良いイベントだなあと感じました。
招待講演では3日目の東大の佐藤薫先生と損保会社の河田さんのお話を聞くことができました。佐藤先生は、社会人を経験して研究者の道を選び、決して順風満帆ではなかったと振り返っており、貴重な半生のお話をされていました。
河田さんは、気象の知識を活かせる損保会社での仕事を選び、活かせるけれども異分野である業界に飛び込んだ経験についてお話されたことが印象に残っています。
今回、運営をされていた東大のみなさんは、円滑な企画進行をしながらも参加者全員が楽しく夏学をエンジョイできるようにいろいろな工夫をされていました。そんな姿はきっと来年の運営のみなさんに受け継がれるのではないでしょうか。
また、今回惜しくも入賞とはなりませんでしたが、凝った研究室動画を企画・作成してくれた原監督、ほか出演者のみんなには感謝の気持ちでいっぱいです。

今回はここまで。読んでくださりありがとうございました!

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雪氷研究大会2023@日大工学部(郡山)

こんにちは!
またM2の山本です。
続いては、9/4~6に福島県郡山市の日本大学工学部にて行われた雪氷研究大会にて振り返ります。
昨年はほぼ一人ぼっちで回った雪氷研究大会…。
今回はうちの研究室から後輩が3人も来てくれました!!
雪と氷の祭典ともいえるこの大会は、我々「雪スキー」としてはまさに天国のようなイベントでした。
普段、気象学会や他の研究集会などで聞けないような話をたくさん聞くことができました。
1日目の気象水文分科会では、JPCZ観測の様子について立花先生が詳しく紹介されていました。その後に行われた分科会夜のセッションでは、人生で初めてフジツボを食べることができました。いわゆる珍味でしたが、甲殻類の味がして美味しかったです。
2日目のセッション終了後に行われた研究技術交流会では、これまた人生で初めて、学会での立食パーティでありました。右も左も分からずコミュ障も発動していましたが、アルコールの力でなんとかなりました(その後、仲良くしてくれた他大学の皆さんには感謝でいっぱいです。)。
3日目、本セッションとして、JPCZ観測などのお話を聴講することもでき、晴れ晴れとした気持ちで郡山を離脱しました(天候はJRも止まるくらいの大雨でしたが…。)。
自分の発表も雪氷研究大会の場で初めて口頭発表することができましたが、かなり苦い経験となりました。今回の反省を活かして自分の研究をアピールしていきたいです!
P.S. 郡山にも「郡山ブラック」なるものがありました。こちらはライスがなくても食べれるほどのもので、それほど濃いラーメンではなかったです。美味しかった!
今回はここまで。読んでくださりありがとうございました!

       
↑2日目(会期3日目)の研究技術交流会の様子 ↑居酒屋で出されたフジツボ(めっちゃ美味)

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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