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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

hotspot2ポスター発表 & 気象学会中部支部研究会

こんにちは、M2山中です。おとといと昨日にあったイベントについてお話します。

hotspot2の領域会議に向けたポスターセッション、および気象学会中部支部研究会がありました(なんで日程被ってんねん)。

hotspot2ポスターセッション:

おそらく私がhotspot2の皆さまへ向けて発表する最後の機会。最近のおもしろい発見についても紹介しました。

結局28日の午前しかポスター会場(オンライン)には出ることが出来ませんでした。とても悔やまれる。
それでも木田さんと吉田さん、河谷さんのお三方が足を運んでくださり、温かいアドバイスをいただき、嬉しかったです。
欲を言えば、もう少し落ち着いて色んなお話がしたかった・・・。

(木田さん)
沿岸部ほど浅いので、冷却効果が高く、冷えやすい→沿岸部だけが冷たいという状況もあり得る。沿岸部だけ冷やすとどうなるか?

(吉田さん)
・海面付近の風、近辺のAMeDASやウィンドプロファイラとの確認を。
・銚子沖もSST-T500の差が大きいことに関して、他の方の関連する発表の情報(見に行ってみたら、すごく分布が似ていて面白かった)

(河谷さんとは時間切れでお話できなかった・・・涙)


気象学会中部支部研究会:

中部地方で気象・気候の研究をしている人たちの集まり。愛知県・静岡県・富山県・三重県からのご参加がありました。
対面では実に3年ぶりで、私が4年生のときもオンラインでの発表でした(昨年は気象学会秋大会の準備のためお休み)。

富山大学さんから多くの発表があり(たしか11件?)、発表内容も皆さん新進気鋭で尊敬しました。意欲にみなぎっており、お互い高め合っている感じで、羨ましかったですね。

名古屋大学さんからは、ドップラーレーダーを用いた研究の発表が多かったように思います。
無知で図の見方すら危うい私でしたが、休憩時間に質問をしてみたら、易しく図の解釈の仕方を教えていただいたり、3Dの解析動画とかも見せてもらえました。感謝。

名古屋気象台から、三重大学の卒業生(西井研)の森下さんもご発表されました。霰体積と落雷頻度には数十分遅れで強い相関があるとのことで、面白かったですね。
休み時間に質問しにいったら、とても優しく解説してくださいました。感謝。

中学校・高校の先生方からも、生徒さんにどう気象学や防災の知識を高めてもらうか?という試みについて実践した結果をご講演いただきました。
学習要綱を計画通りに進めるだけでも大変でしょうに、さらに気象に親しんでもらいたい、と工夫をこらしている先生方にはもはや畏敬の念を覚えました。

自分も発表し(1日目の3番目)、半年間憧れつづけた坪木先生にも聴いていただきました。(北海道西岸帯状雲のご研究でも高名。レーダーでの観測のほか、東西・南北の温度傾度と小低気圧の発達エネルギー変換に関する数値実験による研究がすごい)
坪木先生がドップラーレーダーで捉えた陸風と水平風収束、私たちの現場観測でも見れましたよ!ということをご報告できただけで感無量でした。
さらには海からの熱フラックスを具体的な数値で示したことなどを褒めていただき、ただただ幸せでした。がんばって良かった。


ご準備・運営いただいた事務局&名古屋大学の皆様、大変楽しい会をありがとうございました。




さあ、明日から異常気象研究会&hotspot2領域全体会議ですね。私は発表はしませんが、皆様のお話、とても楽しみ。

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気象学会2022秋@北海道大学

こんにちは、B3の舩橋です。

今回は10/24~27に北海道大学で開催された日本気象学会秋季大会について。

私は昨年の秋季大会はシンポジウムのみの参加だったので対面の気象学会に本格参加は初めて。
とはいっても、ここ数か月はありがたいことに数多くの学会や研究集会に対面参加させていただいていたので顔見知りの他大学の先輩や同期が増えてきて、こうした場もずいぶん慣れてきました。(まあ、聴講しているだけなのですが...笑)
ということで今回はほとんど単独行動。昼間は興味のあるセッションをはしごして、休憩時間や終了後は他大学・研究機関の方と交流という形で、しっかり学会を満喫してきました!


全体的な感想としてはまず、気象の研究者から予報業務に関わっている方、教育機関の方、交通機関など気象と密接に関わる企業の方など、発表者の多種多様さに驚きました。それぞれが自分の得意とするフィールドを切り口として発表を展開されているのですが、あらゆるところで他の立場のフィールドともリンクするようで質疑応答の議論まで面白いな~と思いながら聞いていました。

今回は特に寒候期系の発表を長く聞いていたので、JPCZ、ポーラーロー、南岸低気圧...どれも惹きこまれる現象ばかりで冬が待ち遠しい!そんな気分になってしまいました。

北海道は少し遠いので、全期間参加できなかったのが残念でしたが、もちろん食べ物はおいしく、紅葉も綺麗でとてもいい所だったのでまたお邪魔したいです。

それでは、今日はこの辺で。

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hotspot2立花班会合@三重大学

暑いのか寒いのかよくわからない季節ですね、毎日風邪を引かないかの戦いです!笑

お久しぶりです、B4の山田です。
今日は11月3日木曜日(文化の日)に行われたhotspot2立花班会合@三重大学について書いていきます。
僕は昨年、新潟大学で行われたこの班会合で忍者の観天望気について発表しました。
あれから約1年、
時の流れの早さを感じますね。


まずは午前、夏の梅雨期の観測データを使った解析の発表をたくさん聞きました。そういう話を聞くたびにこの観測に参加できてよかったと感じるし、こんな大規模な観測は2度とないんだろうなと思います。
(余裕があれば自分もデータ解析やってみたいけど、それはもう少し自分の研究が落ち着いたらかな?それじゃダメだけど…)

あとは、海洋の研究も面白かったですね。名古屋大学での海洋学会でいろんな話を聞いたけど、やっぱり気象に関連する海洋の話の方が面白いと思ってしまいますね…笑。海洋と気象の繋がり,自分の研究でもうまく利用しなくてはいけないと痛感しました…。

そして、午前の最後には発表もしました!
昨年、忍者の話をしたときは「これから忍者の研究をメインにしていくの?」みたいなコメントがあったので、今回の発表で「自分の研究はこれです!」って伝えることができたと思います笑
卒論中間のときより発表時間があったので、ゆっくり説明できたかな?と。中村先生や木田先生からコメントもいただき、対面での発表の良さを感じましたね。

休憩後の午後も発表は続き、立花研の発表が多く,同期の発表もあり、写真たくさん撮りました笑

最後に、立花先生から今後の予定についてのお話がありました。今後も観測、さらにはデータ解析まで参加できるように日々頑張っていこうと思います。

これからも対面で会合は行って行くべきですね。コロナよ、そろそろ完全に去ってくれ。

今回はこれくらいで。またね。

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対面ではお久しぶり!hotspot2立花藩会合

こんばんは、M2山中です。

昨日11/3、三重大学で新学術A02-3班の会合がありました。
対面での班全体の会合は実に昨年の12月ぶりということで、うれしい再会や新たな発見がありました。

主に研究成果の共有と梅雨期東シナ海・冬季日本海での観測についての話し合いを行いました。

なかなか皆さんの予定が合わなかったようで、全員集合とはいきませんでしたが、それでも対面で会ってじっくりお話できたのは良かったですねぇ。



研究のお話で、個人的にとくにおもしろかったのは、
・滝川先生の3船集中観測でとらえた塩分3次元構造(連鎖影響の可能性を秘めている!?)
・喬さんのENSOと東シナ海の黒潮の経年変動の関係→東アジアの降水の変化(遠隔・遅延・連鎖影響!!)
・松浦さんの日本海のSSTトレンドの強弱がつくられる理由
の講演でした。ある現象が他の現象に連鎖的に影響するというお話が楽しくて、これからの展開もわくわくしました。

自分も発表させていただきました。中村先生(鹿大)から「対馬暖流の影響はどの高度まで及んでいると思う?」との質問をいただいて、答えに窮しました。
そもそも対馬暖流がなければ北海道西岸小低気圧は発生しないし、逆に上空が特別寒くなくても、対馬暖流があたたかいというだけで低気圧は発達できるのです。。
だから本当は、「この小低気圧の存在自体に対馬暖流は必要不可欠だ」と答えたかったのですが、それで答えになるのかはわかりませんでした。

発表のあと、滝川先生(長大)と加古さん(鹿大)から良さそうなSSTプロダクトをご紹介いただきました。(深謝!)
観測通りとはいかないものの、WRFにかけてみてどうなるか。結果が楽しみです。



あと楽しかったのは、休み時間に
立花先生・滝川先生・西川さん・春日さん・私で3船同時観測の平面図をみながらあれこれお話できたことです。
あんな風に、論文合宿でもみんなと議論ができると思うと、今からわくわくします。
3船同時観測のデータは私も少しだけ解析していて、まだオープンにしていない図がある(先生に見せたら「わからん」と一蹴された)ので、もう少しわかりやすくしてから合宿に持ち込みたいと思います。


皆様、遠くからお越しくださり、楽しいお話をたくさんしていただいて、大変ありがとうございました。

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日本気象学会2022秋季大会@北海道大学

おばんです!今日から11月スタートですね

秋が四季の中で一番好き,M1天野です.

今回は,先週の月〜木曜まで開催されていた気象学会について.

北大の秋をおすそわけ…

銀杏並木とっても綺麗だった〜


対面での気象学会はほぼ初.あっちも聞きたいしこっちも見たい〜
移動時間を考えると…となるのも,対面ならではだなと.

 

基本的には気候システムのセッションを聞いており,その他,

大気境界層セッションや,受賞記念公演,専門分科会(JPCZ/トンガ海底火山噴火について),気候形成・変動気候研究連絡会,企業ブースなんかも見て回りました.

 

最近は,どの発表を聞いていても,温暖化の影響評価やら,温暖化の影響を考慮しながら考察するのって本当に難しいと感じます…自分の研究の中でも頭を悩ませているところだからだけども.

 

特に2日目の気候システムセッションは楽しかった〜

自分と同じ“冷夏”に関連した話題や,その延長にある社会経済との関係を見ている発表もあり,嬉しくなっちゃいました.

自分の口頭発表は,完全オフラインでだいぶやりやすかった印象.

ただ発表時間8分は…きびし…かった…

短時間でも伝わるようにまとめたつもりでした.が,中々難しい.

&質疑も,もう少し柔軟に対応したかったと反省.

 

ただ,発表後には沢山の方からお声がけしていただきました.

今後の展開や,温暖化の影響についての質問や意見が多かった印象.
追加解析したくなっちゃうな…(論文落ち着くまでは一旦我慢)

それと,「論文執筆中」とスライドに記載していたのを見て,「出版されたら引用させて欲しい」という言葉もいただけました.

なによりも嬉しいし,今の私にとっては1番のモチベーションになります…ありがたい

頑張るぞ〜

今回はこのあたりで.

 

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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