三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちはB4の濱口翼です。
10月に入りました9月のように真夏日や猛暑日はなく、過ごしやすい日々になってきたなと感じています。しかし、夏日ではあることが多いので二季化が進んでいるなと感じているところです。
さて、今回は8月4日に東北大学片平さくらホールで行われた三陸沖集中観測観測解析会合に参加したのでそのことについて書いていこうと思います。
今回の会合は6月下旬~7月上旬に行われた三陸沖集中観測で得られたデータを解析した内容を報告するのが主な目的の会合でした。(集中観測に関しては過去のアーカイブを見てください)
新青丸・勢水丸・大槌での海洋観測やラジオゾンデ観測、そのほかの観測結果の解析について様々な視点から見ており、どれもとても面白い内容で勉強になることばかりでした。
また、今回の集中観測の反省と来年度の集中観測についても話し合いを行いました。来年度はさらに多くの観測をやるそうなので来年もぜひ参加したいなと考えてます!
そして、当初はする予定ではなかったですが大槌の観測で学生の解析隊長をしていたので短くではありましたが解析した内容を発表したりもしました。このような形で初めて発表するとは思っておらず、非常に緊張をしましたが参加された先生方からアドバイスをいただいて非常にありがたかったです!
今回の会合を通して集中観測の重要性を感じるとともに自身の研究に力を入れていかないといけないなと思いました。もう論文化ができそうな方もいらっしゃったのでそこまでできるように頑張りたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
こんにちは.M1吉田です.
今年の暑さは凄まじいですね.
北海道斜里では,毎年発生する「けあらし(霧)」が今夏は一度も発生していないそうです.
8月に東北へ行き,三陸沖集中観測解析会合@東北大と,大槌シンポジウムに参加してきました.
東北は涼しい!とまではいきませんが,いつもの”とけそうな”暑さは感じませんでした.
海岸にいるとコロコロ変わる風向きで体感温度が全然違くて,不思議でした.
口頭発表があったので,東北での生活も含めてレポートを書きます.
最初は東北大に行きました.
一生懸命観測したデータを活かすためにも,自分も解析を進めたいと思いました.
その後大槌です.私は海洋パートと大気パートの両方に参加しました.講演は大気パートの方です.
招待講演の先生方が豪華で,非常に緊張しました.
先生方の凄さもそうですが,発表時間の長さもあり,思っていたより多くのご意見をいただくことができました.
ご意見や質問を受け,やることがずいぶん溜まってきたので,しっかりと手を動かしていきたいと改めて感じました.
夜は大槌の美味しい料理や星を楽しみました.
先輩におすすめされた通り,素敵な場所でした.
気温や宿舎,景色など過ごしやすい良い環境で,程よい人数で深い議論ができます.
また来年も来たいです.
こんにちは.M1吉田です.
今年も一段と,異常に暑いですね.
2025年夏に実施された三陸沖観測キャンペーンに参加しました.
ターゲットは,近年異常な高温を示している三陸沖の海です.
海面水温の実態と,そこに形成される水温前線が大気に与える影響を調査しました.
陸は暑いですが海は結構涼しかったです.半袖だとしんどいくらい.
でも普段はもしかしてもっと寒いのかも?
私は6/25-7/8の2週間,勢水丸に乗船しました.
学生が多いので,わいわいしながら,ラジオゾンデによる大気観測と,XCTD・バケツ採水による海洋観測を行いました.
その地点数なんと約100!
集中観測中は62時間にわたる1時間毎の連続放球に,昼夜の2ワッチを組んで臨みました.
船の揺れは,行きの道中がピークでした.
黒潮や熱帯低気圧の影響を受け,千葉沖でピークを迎えます.
しかし航海が進むにつれて,だんだんと穏やかになっていきました.
集中観測前半はまだうねりがあり,北風も強く,工夫しながら観測をしました.
後半は波がまったくなくなり,海面がまるで鏡のような凪でした.
観測はしやすいですが,今度は漁船が増えて航路の変更を余儀なくされました.
解析も結構大事だということがわかりました.
今まで実習でも何となく解析して参加者に結果を紹介していましたが.
まず,自分たちのモチベーションになります.
観測結果から水温前線を予測して,次は上がりそうだとかいや全然上がらなかったとか,ああだこうだ言いながらやるのが面白かったです.
あと解析しながら新しいことを思いつくと,余った物資で追加観測ができ,それも一つの成果になります.
次の機会があれば頑張りたいです.
この観測で私が何をしていたかというと,現象を体感するということに全力を注いでいました.
揺れは座ると感じやすいです.黒潮の揺れは航路が同じなのに行きと帰りで明らかに違くて,帰りの揺れなさが不思議でした.
夜の観測は暗くて周りの様子が分かりにくいですが,星を頼りに野帳を埋めました.
服装を統一して気温を感じると,水温前線手前で突然生暖かい風が‼......船の排気でした笑.食事の後も体温が上がってしまい,感じるのは気温が一番難しかったかもしれません.でも陸の近くでは気温が急上昇し,明らかに体感も変わりました.
水温は寄港地の温泉で間接的に体感しました.観測した20℃は水風呂ですね.
私からの報告は短めに,ここまでです.
小さな船で参加者の方々と協力し,親睦を深めることもできました.
観測の合間にみんなで見た日の出とイルカの群れが忘れられません.
この体験を成果につなげるために,解析にも力を入れたいです.
読んでいただきありがとうございます.
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