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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

出張レポートby冨永(長崎大)

最後は,新B4の冨永くん

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会議1日目
前日の学生会合での学生の発表では、3年生の私にも比較的理解できるような説明であったのに対して、今日の研究者の発表では専門的な説明が多く、知識がほとんどない私にとっては難しく感じました。また、時間制限があるせいか多くの研究者の話す速さが思っていたよりも速く感じられました。学生会合の時もそうであったのですが、発表時のスライドの図では、ほとんどの発表者が風速など対象としているものの大小を色で分けて表していました。研究者にとっては当たり前なのかもしれませんが、私は今まで色で分けている図をあまりみたことがなかったので、図が何を表しているのかを理解するのに時間がかかりました。このような理由のため、発表の内容はほとんど理解することができませんでした。しかし、文章の作り方や図の配置などのスライドの工夫、発表のときの研究者の話し方など色々と参考になる部分がありました。また、学会にほとんど行ったことがない私にとっては、会議の独特の雰囲気を知ることは貴重な経験になりました。会議の時はほとんど知り合いがいない状態だったので、会議後の立食パーティーでは他大学の人との交流ができてよかったです。
 
会議2日目
スライドの方は図を読み取れるようになってきて少しだけ意味を理解することができましたが、研究者の説明は専門的であったのでやはり難しく感じました。前日の会議では独特な雰囲気に慣れませんでしたが、今日は大分慣れてきたので落ち着いて発表を聞くことができました。
 
会議3日目
今回の会議では結局発表の内容自体はほとんど理解できず、自分の知識不足を痛感しました。発表の内容は理解できなかったので参考になりませんでしたが、内容以外では色々と学べるところが多かったです。東京での滞在を振り返ってみると、東京でさえ行ったことがなかった私にとってはJAMSTECや東京大学に行ったこと、会議や立食パーティーに参加したことなどほとんどのことが初めての経験でした。このような貴重な経験をすることができて本当によかったです。この経験を今後に生かしたいと思います。

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以上で,長崎大のレポートシリーズは終わりです
長崎大の皆さま,どうもありがとうございました~

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出張レポートby小路(長崎大)

続きまして,新B4の小路くん

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学生会合
私は今まで会合で研究発表を聞いたことがなかったのですが、今回の出張での最初の発表は学生の方だったので、発表に親しみやすかったです。長崎大学の私たちの他に、三重大学の学生の方がいたのですが先輩の皆さんは研究も発表もとてもすばらしく、1年後私もこうなろうと刺激になりました。発表は1時間ほど時間を変えて丁寧にされていて、質問にもわかりやすく答えていただいたおかげで4日の中で一番理解できた日でした。JAMSTECの茂木さんや三重大学の学生の方と面識を持つことができたので良かったです。

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1日目
全体会合では初めて研究者の方同士のやり取りを見て、密のある会議だと感じました。今まで研究されたことを発表するスライドは、動画があるスライドもありとても見やすかったです。しかし学生会合と違い、話が難しくてわからない図や単語も多かったです。夜にはポスター発表や立食パーティがあり、いろいろな方と交流を持てました。

2日目
2日目は1日目よりも話が難しくわからないところも多かったです。研究室に配属されてすぐの今の時期では仕方ないですが、1年後にはもっと話が分かるようになりたいと思いました。この日はグループごとのミーティングもあり、近いことを研究している方々が集まっていたのでとても刺激になりました。

3日目
この日は今後研究することなどの話し合いが多く、研究者の皆さんの意識の高さをとても感じました。今回の出張を通して様々な人と交流を持てたのが良かったです。ぜひ私の研究のときにアドバイスをいただきたいです。JAMSTECや東大の先端研にも行くことができて、とても刺激になりました。これからはこの経験を生かして研究に励みたいと思います。
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さて次は~
張レポートby冨永(長崎大)へ

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出張レポートby三井(長崎大)

長崎大の学生3名が,3月12日の学生会合と
13-15日の全体会合のに参加した際のレポートを作成してくれました

すばらしいレポートなので,ココで紹介させていただきます


まずは一人目,新M2の三井くん

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【学生会合 3/12】
 
発表者:山内晃
タイトル:衛星データと雲解像モデルを用いた日本周辺域における低層雲解析研究
 
 日本海、東シナ海を対象にした、3事例についてCloudSat(radar)とCALIPSO(lidar)とCReSSについて雲頂と雲底高度を比較する。
 
「CloudSatとCALIPSOの比較」
 雲頂高度は概ね同じであるが、雲底高度に差が出た。雲底高度の再現は、CloudSatがやや低いという結果であった。ClouSatは、水雲、下層の雲の再現が得意な一方、CALIPSOは氷雲、上層の雲の再現が得意という傾向がある。
 
「衛星データとCReSSの比較」
 CloudSatのレーダー反射率の比較の結果、CReSSの再現性は定性的に良好であった。衛星データで確認できた雲頂高度が上がるにつれて雲の幾何学的厚さが増すという傾向がCReSSからも確認できた。全般的にCReSSは衛星と比較し若干の差異はあるものの、大まかな特徴は捉えており再現性は良好であると言える。
 
発表者:安藤雄太
タイトル:2012/13の寒冬とAO・WPパターン・日本周辺の海面水温との関係
 
 2012/13年の今冬の寒さをAO・WPパターンまたは日本周辺のSSTの観点から検討する。AO・WP指数についてそれぞれ5日移動平均をかけ、いずれも負(日本は低温化)が5日以上継続した3期間(P1:10/3~16, P2:10/23~11/5, P3:12/1~14)を抽出し解析してゆく。
 AO(1日前)と北日本の気温偏差の相関が高く、先行研究と整合的である。また、WP(1日前)東日本の気温偏差の相関が高く北日本と逆相関であり、先行研究と整合的である。
 高SST時は、AO・WPが負であるにも関わらず、海洋から大気へと熱が輸送されるため気温は高温偏差に、一方、低SST時の気温は低温偏差となる。


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【全体会合1日目 3/13】
 
発表者:吉江直樹(愛媛大)
タイトル:2012年夏季の歴史的豪雨が瀬戸内海の生態系に及ぼした影響
 
 2012年7月の九州北部豪雨と大分県と愛媛県に挟まれた豊後水道で発生した史上最悪規模の赤潮の関係性について、海洋物理・海洋生態学的観点から検討する。まず、豊後水道への栄養塩供給ルートは、陸起源の瀬戸内海内部水と外洋起源の黒潮亜表層水の2つがあげられる。
 九州北部豪雨後の海洋構造を見ると、北側の表層は陸起源の低塩水が卓越している一方で、南側の中底層は外洋起源の高塩水が卓越している。2009年の事例と比較し、本事例は全域で低塩、北部で富栄養である。また、2012年の事例は、低塩水が表層を覆っているため急潮が侵入できていない。これら海洋構造の変動により、渦鞭毛藻が優先種となった。
 2012年7月の歴史的豪雨は、河川流量を増加させることで、陸からの栄養塩供給を増加させた。また、低塩水の張り出しにより、水道内の浄化機能持つ外洋由来の綺麗な急潮の侵入を阻害することが、赤潮発生のメカニズムであると示唆される。
 
発表者:浮田甚郎(新潟大)
タイトル:GRENE北極研究大気課題の紹介
 
 北極域の温暖化は特に顕著であり、全球平均(1880年から+0.75℃)に対し、+2.25℃である。また近年、夏のシベリア沿岸の海氷減少が冬の日本を含むユーラシアの寒冷化に影響を与えていることが示唆される。
 急変する北極気候システムを理解するために、モデル、陸域、大気、雪氷、炭素循環、海洋生態、海洋物理の7グループで構成されている。
 
「大気循環・サブグループの展望」
(1) 北極変動・変化が及ぼす影響評価
 海氷を始め、中高緯度のSST、オゾン、ソーラーなどを変化させた感度      実験を、再現性を高めた実験で行う。
 積雪など日本への影響評価を領域モデルで行う
(2) 温暖化時の成層圏
 温暖化の進行に伴い成層圏は寒冷化し、物質循環も大きく変わることが予想される。
 大気上層をより詳細にカバーするKyusyu GCMおよび大気と化学がカップリングした化学気候モデルを使用し、オゾン・ハロゲンの影響を含む温暖化進行時の上下結合の変化に関する分析を行う。
 
(3) 北極低気圧
 近年の温暖化により活発化している北極海上の低気圧が、どのようなプロセスで生成、維持、消滅しているのか、また海洋に与える影響についてNICAMを用いて解析する。
 
 
【全体会合2日目 3/14】
発表者:三寺史夫(北大)
タイトル:オホーツク海・北極海における大気海洋解海氷相互作用
 
 環オホーツク地域は海陸間(東西)および南北の熱的コントラストのせめぎ合いにおいて特徴的な地域である。よって、オホーツク海・北極域における海洋・海氷変動の大気に対する能動的作用のメカニズム解明を目的とする。
 9月に北極海東シベリア沿岸で海氷面積の大きい年は、続く冬のオホーツク海海氷最大面積も大きい。この、季節と海域を越えて海氷変動を伝えるメカニズムについて検討する。CFESと観測データから、9月の北極海海氷の正偏差に対し、10-11月に東シベリア沿岸域の高気圧偏差とアリューシャン低気圧の強化が確認できた。この循環偏差に伴う風速偏差と背景場の温度勾配による寒気移流により、北極海海氷変動の情報が冬のオホーツク海とリンクすることが示唆される。
 春季の海氷が薄(厚)ければ、夏に向かって海氷が急激(緩慢)に減少する。

 
【全体会合3日目 3/15】
発表者:磯辺篤彦(愛媛大)
タイトル:A01 方針報告
 
 縁辺海である日本海、東シナ海の影響は北太平洋の広範囲の大気場へ波及するという特殊性がある。これら海域は、大陸から吹く風が初めて出会う、西に位置する暖かい海であるという特徴がある。また、海洋の空間スケールが傾圧波の約半分(1000km程度)であり、低気圧の成長を促進させやすい空間規模である可能性が考えられる。日本海、東シナ海の空間スケールを変更し、大気の応答を見る実験も実施予定?
 今後2年間は、「海盆・惑星スケールの大気過程・海洋過程に東アジア縁辺海は何を為すか」を疑問に大気・海洋班が統合的に取り組む。
 5月または6月に磯辺班、立花藩合同会合を開催する予定である。
 
発表者:西井和晃(東大)
タイトル:若手研究者連絡会(YHS)報告
 
「観測データ共有サーバーの紹介」
 若手中心で観測データ共有サーバーを構築している。2012年の集中観測のデータとそれに関する情報を下記URLに掲載している。
http://hadley1.atmos.rcast.i-tokyo.ac.jp/hotspot/
パスワードは必要ではあるが、新学術のメンバーにのみ公開されている。どこからもリンクしていないので要注意。
 また、有用な観測データの図や解析用スクリプトなども公開されている。
九大早崎さん提供のラジオゾンデ観測データの図や、処理用プログラム、衛星画像やGPVのページへのリンクも貼られている。JAMSTEC茂木さん提供のALERA2データと作図用スクリプトも公開されている。


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さてお次は,出張レポートby小路(長崎大)
 

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学生会合@横浜と全体会合@東京

どーも,にしかわです
 
 
3月12日に横浜,13-15日に東京へ行ってきました
横浜では長崎大学の学生との学生会合を,
東京では Hot Spot の全体会合に参加してきました。
 
 
学生会合
 
今回は,昨年に比べると発表者は少なかったですが,
長崎大学からは3年生も参加し,フレッシュな感じでした
発表者4人で,質疑含め持ち時間1時間程度を予定していましたが,
朝10時半から夕方18時ごろまで,
活発な議論が行われました。
 
長崎大,山内くんの発表
衛星データを用いた雲の解析は,
立花研で研究している人がいないこともあり,
初歩的なことからいろいろと教えてもらうことができ,
大変勉強になりました
 
長崎大,三井くんの発表
ポーラーロウのお話
海氷と低気圧が関係しているのはもちろん面白いけど,
海氷密接度の変化も影響があるのは驚きでした!!
また,プレゼンが上手すぎて大変参考になりました。
 
三重大,あんどぅの発表
日本の冬の寒さとAO・WP,そして日本海の関係が,
とても興味深いです。
乱流の研究とともに期待大です
 
そして,発表だけじゃなく自己紹介をしたり,
その際には茂木さんに自己紹介の極意を教えていただいたり,
JAMSTEC内を案内していただいたりと,
本当に有意義な時間を過ごせたと感じています。
来年度も,必ず学生会合開催しましょう~
 

 
HotSpot全体会合
 
東大先端研で行われた全体会合には,
全国各地から多くの研究者の方々が集まっていました。
様々なスケールや領域での大気海洋相互作用の話を聴くことができ,
非常に勉強になります
また,それぞれの研究が独立になっているわけではなく,
いろいろな部分で関連しあっているなーと感じるところもあり,
大気海洋相互作用は奥が深いと感じました
たくさんの方の発表を聴き,
自分もHotSpotに関わっている一員として,
研究をバリバリ進めて面白い成果を見つけたい
と思いました。
 
濃密な3日間のなかで最も印象に残っているお話。。。
『日本海や東シナ海などは,他の縁辺海とは違い,
大陸からの冷たい風が初めて出会う暖かい海である。と同時に,
空間スケールが大気擾乱が発達する傾圧波の波長の約半分程であることが,
東アジア縁辺海が大気に大きな影響を与える原因なのかも。』
なんだかカッコイイですよね
 
 
まとまりがありませんが,以上にしかわでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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北半球寒冷域の急激な雪氷圏変動 研究集会@新潟大学

4年の古田です.
3月7日に新潟で開かれた,「北半球寒冷域の急激な雪氷圏変動」の研究集会に
参加してきました.


初めての学外発表で,多くの研究者の前での発表ということもあってとても緊張しました.
発表を通して,研究者の方々から多くの助言をいただきました.
ENSOによる成層圏突然昇温を介してNAOに何らかの影響があることが,国際的にも
支持されており,その影響はENSOの強弱によっても変わりうるようです.

成層圏と介したこうしたプロセスはやはり,とても面白いなと思います.


同学年の学生の発表では,佐渡の地形・地理によって,
佐渡の風下にある新潟市の降水量が,
新潟市周辺の市の降水量より少なくなりやすい 
という研究がとても面白かったです.

ちょうど研究集会を行った日の前後も佐渡効果によるものなのか,
新潟市中心部は積雪も少なく,暖かく感じられました.

身近にある自然現象をこうして明らかにしていく研究も,
実感がわきやすくて面白いですね.



以上で報告を終わります.


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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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