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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

2014/11/27,28 気象学会中部支部(筆者:ナカタ)

どうもナカタです。

名古屋気象台で開催された気象学会中部支部研究会で私ナカタはトップバッターで発表して参りました。今回はそのときの記録です。

昨年の長野は信州大学で開催された中部支部研究会、さらには今春の気象学会春季大会での発表同様、僕の研究の大きなテーマは「2011年の台風12号はなぜ日本に上陸したのか?」というテーマなわけですが、今回の発表では、「2つの台風による連鎖する遠隔強制」というタイトルで発表させていただきました。

どういう研究発表だったのかというと、今まで台風12号に着目し、台風12号の北東側への高気圧の強化を示唆してきましたが、台風12号が日本に上陸した要因には、先に発生していた台風11号による遠隔強制が効いているようですよ?ということがわかってきたということです。

詳しい内容を知りたい方はナカタまでご一報ください。笑

それでですね、この中部支部研究会の(僕にとって)よい所なのは、
毎回?名古屋気象台で現業で気象情報を発信している予報官であったり、気象台長であったりといった方々が出席していらっしゃるところです。
昨年の中部支部では、実際にこのときの台風12号の主任予報官をされていた神田さんから当時の状況についてのコメントを頂いたりと、貴重なご意見を頂戴できたのですが、
今回も支部長&気象台長の方からコメントを頂きました。
そんな方の生の声を聞く機会はないのでいい経験になるところが中部支部会の良さだと僕は思っています。
ほかの研究発表に関しても少しだけ。
名古屋大学大学院の永尾先生の研究が印象的でした。
学生の実習で「パイロットバルーン」、通称「パイバル」を使って、ウインドプロファイリングを行うことを毎年行っていらっしゃるそうで、そのとき得られたデータを研究として用いることが出来ないか?というモチベーションの研究をしていらっしゃいました。
パイバル観測は放球したヘリウム入りバルーンを観測機器で追って行き、雲底高度や上空の風の状況を調べることが出来るという観測方法で、GPSが無かった時代の観測方法ともいえます。
永尾先生によると、バルーンの上昇速度を一定と仮定すれば、近似的に海陸風のような日変動を捉えることが出来ていそうだ、と解説していらっしゃいました。
また、伊勢湾付近では、三重県側で時計回り、愛知県側で反時計回りの日変動?が起こっているそうですが、(逆だったかも。。。)それについても観測できてるかも?とおっしゃっていました。

・・・まあ、技術が無い時代にこういう観測方法があったからこそGPSゾンデ観測が出来ているんだと思うと、科学の進歩の前には学術の進歩がやはり大事なんだと感慨ふけってしまいますね。


長文、駄文ですが、この辺で。

ナカタでした。

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異常気象研究集会&中部支部会@堀口

寒いと思ったらもう12月なんですね、B4堀口です♪( ´θ`)ノ
11/17~19に行われた異常気象研究集会、11/27,28に行われた中部支部会に参加してきましたので、2本立てでご紹介させていただきたいと思います!

✁------------------------キリトリ------------------------
・異常気象研究集会(11/17~19@京大防災研)
正式名称は「急発達する低気圧の実態・予測・災害軽減に関する研究集会」ということで、前年度よりも低気圧や台風の話が多かったです。どの研究発表も面白いのですが、やっぱり台風が好きなのでわくわく!
いつものように気になった発表をご紹介させていただきます(★*0v0*)♪+゜

横浜国立大・吉岡さん
「ALERA2-WRFアンサンブルダウンスケールを用いた2013年台風4号の発生環境場について」
ALERA2の再解析データを台風発生の5日前から1日前まで初期時刻を6時間ずつずらしたものをWRFで計算し、実際の台風発生時刻に台風が発生したものとそうでないものを分けて環境場の違いを見ていくという内容でした。台風、WRFという共通点もあるということで前々から吉岡さんの研究には興味があったのですが、まず計算量の多さに驚きました。各初期時刻に対して63メンバー、それが1日4つ、4日間…!1000通り以上計算しているそうです。びっくり!
コンポジット解析より、初期渦付近に多くの水蒸気がある方が台風発生に適していることが分かったそうです。
台風発生、非発生どちらかに寄る時刻があるということで、観測データの有無によって左右されているのではというご指摘を受けていたのですが、個人的にはここから台風の発生しやすい時刻などが分かったら面白いのになあと思ったり・・・笑

他にもたくさんの興味深い発表がありましたが長くなってしまうのでこの辺で。。。
秋の京都だったのですがあまり京都らしいことはできなかったです(*_*)
が、O方さんとN川さんと空いた時間にパンケーキで女子会できて満足です。笑

✁------------------------キリトリ------------------------
・気象学会中部支部会(11/27,28@名古屋気象台)
「2011年台風6号がUターンした理由とは」というタイトルで学外発表デビューをさせていただきました(★*0v0*)♪+゜
発表順は初日の2番目だったのであっという間に終わってしまったのですが、自分の中では緊張してあまりうまく喋れなかったなあと後悔してます。。。
頂いた質問を参考にしながら解析を進めたり、発表する際に生かしていけたらなあと思います。
次に学外で発表するのがいつになるかはまだ未定なのですが、できるだけ機会があれば色んな方に聞いていただきたいですね!

バラエティに富んだプログラムでとても面白かったのですが、鈴木さんも先に触れられている台風と指向流の統計的関係性についての発表が興味深かったです。
私は今のところ1つの台風しか見ていないのですが、対称、非対称や中心気圧などで台風を分類し考察しているのがなかなか面白いなあと思いました。
あと富山大の同期の方々の発表がすごく立派で刺激になりました!同期の子達が頑張ってるのを見ると負けてられないなあと思います。


結局長くなってしまったのでこのへんで〆させてもらおうと思います♪( ´θ`)ノ

✁------------------------キリトリ------------------------
おまけ。
中部支部会が午前中までだったので個人としては人生で5回目ぐらいの登山に研究室の皆さん+αと行ってまいりました。

甘口イチゴスパは強敵であった。無事登頂しました(*_*)

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中部支部@名古屋気象台

M2スズキです.
11月27,28日に名古屋気象台で行われた中部支部会に参加してきましたので報告します.
自分は今回は発表もなく,28日のみ聴講させていただきました.
振り返ってみると中部支部会の参加自体が初めてで,
一度くらい発表しておけば良かったなー...と後から思いました.


発表内容は学会に比べるとわかりやすく,どの発表も興味をもって聞くことができました.
台風移動における動径風と指向流について風の南北・東西成分で分類したり,対象・非軸対象で分類したり,最大風速や最大半径,中心気圧という観点から台風を考察している研究や,
冷夏の年は早い時期(7月頃とおっしゃっていた気がします)から低温が顕著になるが猛暑となる年にはその傾向がないという研究,さらにその方は2005年に寒波の原因をAL強化とインド洋の対流強化という二つの観点からお話されていて,とても面白かったです.
またあまり聞いたことのない研究として,赤道域における海洋観測ブイの最適配置についてクラスター分析を行い,ブイ増減の指標を作成するという発表もありました.

また,お隣のお隣の研究室である緑環境計画学研究室の松尾先生の発表もありました.
紀伊半島は降水量の多さで有名ですが,安定同位体を用いて森林からの蒸散が紀伊半島の多雨をもたらしているかどうか判断できるのでは?という最終目標に向けた研究で,今回は紀伊半島の多雨の原因が地形性上昇流か.というお話でした.
様々な研究集会に出向いて常々感じることではありますが,他分野からの切り口というのは何か新しい視点をもたらしてくれるので,良い刺激になりますね.



だらだらと書いてしまいましたが,本題はこのくらいにしておきます.

今回は午前で会が終わったので,お昼はあの有名なマウンテンでご飯(と甘すぎる何か)を食べ,
夕方から紅葉のライトアップが見られるということで
昼過ぎからO方先輩とN川先輩と東山動植物園へ...
お二人には学部生の頃からあらゆる面で大変お世話になり,
観測や学会ではずっと背中を見てきました.
久々に三人での行動だったのですがそれもあと少しなんだな,としみじみしてしまいました.




とても綺麗だったのでおすそ分けします.

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20141117-19.京都防災研異常気象研究会@緒方

宇治の京都大学防災研究所で行われた「急発達する低気圧の実態・予測・災害軽減に関する研究集会」に参加してまいりました!
緒方が報告させていただきますー。
今回は自分の発表予定もなく、のんきに聞かせていただきました!
京都という会場の紅葉の季節にもかかわらず紅葉狩りに行けなかったのは大変残念ではありましたが、
研究会では色々なお話が聞けて面白かったです!
まずは今回発表させていただいた三重大生の様子などを…。
三重大トップバッターはなんと立花先生でした!
内容は大鹿さんの論文のお話、「NAOが翌冬のWPに及ぼす? -北極海氷と翌年のENSOを経由する影響」でした。
よくよく考えてみると、私が立花先生の話を研究集会で聞いたのは結構久しぶりだったような気がします!
立花先生は学生とやった研究の発表をするときはいつもにっこにこ笑顔でいらっしゃって、
本当に楽しく研究したんだな!っていうのがひしひしと伝わってくるのが好きです!
立花先生の発表の後に連続して三重大学から安藤くん「大気循環と周辺の海面水温が日本の気候に与える影響〜秋から冬への変遷期〜 」が発表しました。
ふと、私が書いた学会報告関連のブログで安藤くんの発表を紹介していない記事はないのではないだろうかと思ったりするくらい、
安藤くんが外部で発表する機会って多かったりする気がするのですが、
そんな中でもしっかり研究を進めているのですごいなーと思う今日このごろ。
内容は気象学会の時と大きく変わらないものの、発表時間が長い分、
気象学会よりゆっくりしっかり話せていたように思います!
余談ですが、最近研究室の缶バッチを作成したのです。
今回の発表者はみんなそれをつけてくれていたのですが、
安藤くんはMacのパソコンの背面にあるリンゴマークの上にも飾ってくれて、
作ったものとしてすごく嬉しかった!!!!
あ、立花研缶バッチに興味ある方は遠慮なくお声掛けください!
発表の方ですが、安藤くんに続けて三重大勢ラストとして鈴木さん「近年の北極振動の増幅と変調は何故生じたか?」の発表がありました。

内容は彼女が学部生の頃から興味を持っている北極振動の変調とその原因についてでした。
少し発散した感じの発表となっていたように私は感じましたが、修論まであと少し!!
彼女の実力なら綺麗にまとめてくれると期待しております!
あとは気になる研究を幾つか…。
松江さんの「TIGGEデータを利用した顕著現象発生予測プロダクトの開発とその評価」という発表では、
"TIGGE(The THORPEX Interactive Grand Global Ensemble)"が紹介されておりました。
(“TIGGE museum”とググれば出てくる)
こちらでは極端現象をECMWFやNCEPなどのモデルごとに比較できるサイト(他にも色々盛りだくさん)のようで、
色々いじってみたらかなり面白そうだな-!!と思いました!時間のあるときにじっくり見てみたい…。
あと、発表の後半でイギリスに沢山の前線が描かれた図が出てきて、
日本ではあまり見ないようなタイプ(だと感じた)ので、大変興味深かったです!
2日目最後の森さんの発表「近年頻発しているユーラシアの寒冬に対する北極海海氷の影響」もとてもおもしろかったです!
新潟大の本多先生の研究にも近い研究で、
バレンツ・カラ海の海氷の多寡実験からその領域での海氷減少がユーラシア大陸の低温偏差を招いているという結果がありました。
個人的はこの方にかけられた質問で、"SSTの影響はどれほどあるのか"というものに対し、
バレンツ・カラ海のSSTはこちらの研究結果から本質ではない!とおっしゃられていたのがすごく印象的です。
もちろんこちらの発言も見証した結果なのですが、
私も最近福岡であった気象学会において「海氷の分布だけでなく、AGCMで設定している気候値のSSTを与えているだけでは結果に大いに影響するので、
しっかり調べたほうが良い」と、ご助言頂いたところだったので、
森さんの発表でちょっと勇気づけられた…と言ったら変な感じもしますが、
しっかり自分の研究に向き合わなければ!!と思った次第です。
あまり長すぎる報告を書くのもなんなので、今回はこの辺りで終わっておきます。
ただ最後に一言…秋の京都も満喫したかったああああああああああ!!!!!!!!!!

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通称:異常気象研究会@宇治

にしかわですemoji
今年も行ってきました,京大防災研emoji
『急発達する低気圧の実態・予測・災害軽減に関する研究集会』
ということで,いつもの年とは一味違い,
少し小さなスケール(空間的にも時間的にも)の話があり,
ワクワクemoji

emojiJAMSTEC吉田さん
『winter T-PARC 2009航空機観測が低気圧予測に及ぼす影響』
北米の数日先の予報に対する影響を調査するため,
北太平洋の温帯低気圧に対して,ドロップゾンデを用いて行われた
winter T-PARC2009emoji
日本付近で発達した爆弾低気圧の予測について
winter T-PARC2009で得られたデータとアンサンブル予報を用いて
言及されていました。
ドロップゾンデありの場合,この事例では10日前から
爆弾低気圧の急発達位置の予測が可能という結果でした。
やはり,観測は大事ですね!!
emoji東大大気海洋研の柳瀬さん
『熱帯・亜熱帯・温帯における低気圧の環境場の比較』
熱帯低気圧や温帯低気圧がどんな場所で発達するのか?
また,熱低と温低の中間の性質を持つハイブリッド低気圧に関する研究でした。
熱低と温低の環境場の違いがきれいに見られ,興味深かったです。
ハイブリッド低気圧についても気になります。

emoji東大大気海洋研の森さん
『近年頻発しているユーラシアの寒冬に対する北極海海氷の影響』
バレンツ・カラ海の海氷減少が中緯度に低温をもたらすメカニズムについて,
AGCMをもちいて検証されていました。
冬季のSATの卓越するパターンとして,EOF2で
ユーラシアが冷たく極が暖かいWACEパターンがあり,
バレンツ・カラ海の海氷偏差と強い相関関係でした。
海氷の多寡は,このWACEパターンの出現頻度に関係しており,
温暖化に伴う海氷減少が,WACEパターンの正のトレンドの原因とのこと。
ユーラシア中央部の寒冬は,大気自身の内部変動であるAOと,
海氷の多寡に関連するWACEの2つで説明づけられると結論付けられていました。
emoji3日目の名大・三重大の小寺さん
『成層圏子午面循環の熱帯低気圧に及ぼす影響』
子午面循環に関連し,対流圏界面の気温が低下することで,
対流が深くなり,熱帯低気圧の発達に関連しているのでは!?
という,成層圏と台風をつなげたとても興味深いご発表でした。
次回三重大にいらっしゃたときには,もっと詳しく伺いたいです!!
ご紹介した発表以外にも面白い発表ばかりでしたemoji
来年は気象学会の特別セッションということで,
宇治キャンパスでのこの会が開催されないのが少しさみしいですが,
学会を楽しみにしたいと思いますemoji
余談ですが,紅葉スポットには足を運べませんでしたが,
キャンパス内のイチョウや紅葉もきれいに色づいていましたemoji
以上です,ではではemoji

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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