M2スズキです.
11月27,28日に名古屋気象台で行われた中部支部会に参加してきましたので報告します.
自分は今回は発表もなく,28日のみ聴講させていただきました.
振り返ってみると中部支部会の参加自体が初めてで,
一度くらい発表しておけば良かったなー...と後から思いました.
発表内容は学会に比べるとわかりやすく,どの発表も興味をもって聞くことができました.
台風移動における動径風と指向流について風の南北・東西成分で分類したり,対象・非軸対象で分類したり,最大風速や最大半径,中心気圧という観点から台風を考察している研究や,
冷夏の年は早い時期(7月頃とおっしゃっていた気がします)から低温が顕著になるが猛暑となる年にはその傾向がないという研究,さらにその方は2005年に寒波の原因をAL強化とインド洋の対流強化という二つの観点からお話されていて,とても面白かったです.
またあまり聞いたことのない研究として,赤道域における海洋観測ブイの最適配置についてクラスター分析を行い,ブイ増減の指標を作成するという発表もありました.
また,お隣のお隣の研究室である緑環境計画学研究室の松尾先生の発表もありました.
紀伊半島は降水量の多さで有名ですが,安定同位体を用いて森林からの蒸散が紀伊半島の多雨をもたらしているかどうか判断できるのでは?という最終目標に向けた研究で,今回は紀伊半島の多雨の原因が地形性上昇流か.というお話でした.
様々な研究集会に出向いて常々感じることではありますが,他分野からの切り口というのは何か新しい視点をもたらしてくれるので,良い刺激になりますね.
だらだらと書いてしまいましたが,本題はこのくらいにしておきます.
今回は午前で会が終わったので,お昼はあの有名なマウンテンでご飯(と甘すぎる何か)を食べ,
夕方から紅葉のライトアップが見られるということで
昼過ぎからO方先輩とN川先輩と東山動植物園へ...
お二人には学部生の頃からあらゆる面で大変お世話になり,
観測や学会ではずっと背中を見てきました.
久々に三人での行動だったのですがそれもあと少しなんだな,としみじみしてしまいました.
とても綺麗だったのでおすそ分けします.
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