三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
お久しぶりです〜天野です。
11月4日〜8日に開催された気象学会秋季大会@福岡博多 へ行ってきました。
面白い研究で頭と心を、美味しい料理でお腹を満たしてきました。

*****
発表聴講
気候システムセッションに加え、観測手法や大気境界層に関する話題も聞いて回りました。
特に、今回初めて聞いた、筑波大 日下研の学生さんらの笠雲、吊るし雲、滝雲等に関する研究が、すごく新鮮で面白かったです。観測とシミュレーションを組み合わせた、研究の流れや、シミュレーションの設定等が大変参考になりました。Xでの論文についてのポストもあった気がするので、あとで目を通してみよう。
加えて、最終日の専門分科会「2025年冬の大雪と低温がもたらしたマルチスケールからの要因分析と海洋熱波の影響」は、24/25冬季の話題に加え、25/26冬季についての総合討論も行われました。2月の帯広豪雪に関する話題が3件ほどあり、1つのイベントに対する解析の方法、解釈の仕方の違いなどが面白く、参考になりました。
気変連 https://www.geoenv.tsukuba.ac.jp/~iccv/
今回の気候形成・変動機構研究連絡会では、「気候変動情報の普及と気象災害への備え:マスメディアとの連携」をテーマに、立花先生、NHKラジオ気象キャスターの伊藤みゆきさん、静岡朝日テレビ記者の川崎豊さんとでパネリスト間対談と、参加者を交えた議論が行われました。
- ラジオで(声だけで)天気を伝える際の工夫
- 報道・取材する際の記者の観点(キャッチーさ、リアルタイムさ)
- 研究者側が思っていること
- 今後の学会とメディアとの関係やあり方、有効なイベントはあるか
などなど、活発に意見が飛び交いました。私も、ちょこちょこメディアに取材していただいている身として、日頃から感じていて共感できる話もあれば、初めて聞いたメディア側の事情や考えもありました。
現状、研究者とマスメディア、双方の歩み寄りや理解が必要な部分が多そうだと感じた一方で、普及・備えという目標に、二人三脚で歩める可能性が十分にあるとも思いました。
具体的な、共通の結論が出たわけではないものの、この議論が発生したこと自体に意味があるなと感じました。
*****
今回私の発表はなかったのですが、解析中の結果を、空いた時間に、共著者の方や、お声がけさせていただいた方に共有・相談させていただきました。1人で悶々としていた部分があったので、大変ありがたかったです。
加えて、久々に会う同期・先輩・後輩や先生方にも近況報告ができたことも、非常に嬉しかったです。
気象学会で得た情報を踏まえて、また明日からも頑張りたいと思います!
ではでは。

| 10 | 2025/11 | 12 |
| S | M | T | W | T | F | S |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ||||||
| 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | |
| 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
| 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
| 30 |
COMMENT