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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

日本気象学会中部支部2024@名古屋

みなさん,こんにちは。
連投になります、B4の加藤です。
ここ最近,ある程度の寒気南下は継続し,日本の今月の平年気温は"23か月ぶり”に平年を下回るようですが,平野部で積雪レベルの寒気が一向に下りてこない!
今月は日本付近に寒気が南下しやすい状況が続きましたが,北陸平野部で概ね雨やみぞれとなっているのは大気全体の温度が"過去一"高いからでしょうか...
三重県でも,四日市は初雪を(自動)観測しましたが津は観測しておらず,かなり遅れるのではないかと思っています。
と,寒気好きによる嘆きがだいぶ長くなりましたが,2日間のことを報告したいと思います。
【1日目】
今回の中部支部は当初から発表する気満々で,開催地はどこなのだろうと期待に胸を膨らませていましたが,2年ぶりの名古屋開催となりました。気象学会つくば,中部支部名古屋というのは正直渋かったというのが本音です...気象学会の2週間後の開催ということもあってか参加者も少なく,発表する身からすると少し残念でした。
夏学がオンラインだったこともあり,今回が初の学外での口頭発表となりました。多少緊張はあったものの,冒頭は上手く話せました。しかし,後半からの説明は自分でも話しながら下手くそなだなと思うほど...オンラインも意識しながら発表するのは,なかなか難しかったです。質問対応でも,”海氷”と言うべきところを”流氷”(この頃研究室内で流氷観測,流氷観測騒いでいた方々がおり,完全に引っ張られました...)と答えてしまい上手く対応できたず悔いが残る結果となりました。今回の反省を次に活かしたいと思います。
特に印象に残った発表ですが,日記では皆さん「地学基礎と地球温暖化」のことを書かれていますが,個人的には「冬季雷と温帯低気圧の関係」が面白かったです。冬季雷というと,初冬のJPCZや寒冷渦通過時に発生するものをイメージしますが,こちらの研究では前線通過時の落雷地点について統計解析がなされており新鮮でした。本題からは逸れますが,先月末に北陸へ行った際に冬季雷(と個人的初雪)を観測することができました!つい先日も富山では,1日のうちにフェーン+雹+雷を観測したようで,北陸の冬の天候は荒れまくりで魅力的ですね笑
夜には気象台の方との懇親会がありました。気象台の方と貴重なお話しができ良かったです。

【2日目】
2日目は午前9時からの開催でした。特に印象に残ったのは,「冬季冬型時に静岡県沖にできる収束線(通称JPacCZ)」についての発表でした。個人的にはどのような冬型の気圧配置時に発生しやすいのかが気になりました。
またこの日は同期が何人か発表しており,皆良い発表をしていたので自分も頑張らねばなと思いました。

【総括】
初めての学外口頭発表で後悔の残る発表となりましたが,この経験を踏まえ今後の発表に活かしていきたいです。また中身の方ですが,今回は寒気の専門の方があまりいらっしゃらなかったようで,深い議論ができず残念でした...
最後になりますが,そうこうしている間に卒論+全体会合が迫ってきているので,年明けからも研究頑張ります!

最後まで読んでくださり,ありがとうございました。

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気象学会2024秋季大会@つくば

みなさん,こんにちは。
クリスマス・年末年始など関係なしに研究とバイトに明け暮れております,B4加藤です。
時が経つのは早いもので,もう明日は2025年。”時”を大切にしていきたいものです。
松野賞の発表も終わった後にはなりますが,4日間のことを報告します。
【大会1日目】
昨年の秋季大会は初っ端から色々やらかしましたが,今回は無事ポスター前に会場に到着することができました。ただ,昨年同様大会期間中だけ風邪...
初日は,低気圧に関する専門分科会を聴講しました。大会前から楽しみにしていた専門分科会でしたが,改めてとても勉強になりました。
寒気・雪にとても興味があるということもあり,「里雪時の環境場の特徴」についての発表が最も印象に残りました。里雪は,1ヶ月以上の時間スケールをもつ大気変動によって形成される寒気が関与しているというのは新鮮でした。里雪時は,寒気の動きを追ってみようと思います。

【大会2日目】
ポスター発表で特に印象に残ったのはこちらも雪関連で,「濃尾平野に大雪をもたらした降雪の強化過程」についてでした。強い冬型時,濃尾平野では風向によって降雪地域が変化しますが,岐阜~名古屋にかけて降雪となるような西北西の風の時,山岳波によって降雪が強化されるとのこと。冬型時,名古屋で積雪となる場合には,岐阜県方面に局地的な小低気圧が発生し,降雪に関与するというのは知っていましたが,山岳波も効いているというのは初めて知りました。
午後は表彰式・受賞記念講演,夜には懇親会がありました。もう少しオードブルの種類と質はどうにかならんのかと密かに思っていましたが,お酒は充実していました(吞めませんがw)。最後駆け込みで,サマースクール以来,JAMSTEC山崎さんに自分の研究の話を持ち掛けることができてよかったです。

【大会3日目】
ポスター発表の「気象庁の手動前線と客観前線」についてが興味深かったです。速報天気図と気象庁天気図で異なる解析をした事象や,各気象機関の前線解析の異なる点などについても気になるところです。口頭発表では「ペットボトルで高気圧・低気圧を可視化できる」という話題や,研究連絡会では「水月湖と古気候」の話題などがありました。
【大会4日目】
午後から「中高緯度大気」のプログラムを聴講しました。楽しみにしていたセッションの一つだったのですが,なぜか午後の開始時間を間違え,倉持さんのMIMの話題を聞き逃すというやらかし...
特に興味のあった発表は,「SOMを用いた寒気質量の分類」で,解析手法や手順など参考になりました。
↑初めてホームライナーに乗車しました。
【総括】
今回は聴講のみでしたが,自分の分野に近い発表では様々な学びがありました。
すでに発表している同期もおり皆優秀だったので,3月の全体会合に良い研究を持っていけるよう解析頑張ろうと思います!
(今回はあまり観光する時間がとれず,行きたかった筑波山にも行けなかったのでまたの機会に...)
最後まで読んでくださり,ありがとうございました。

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異常気象研究会@京大

またまたこんにちは.B4吉田です.
ちょっと前ですが,ついに三重県にも二郎系ラーメン店「歴史を刻め」が上陸し,行列ができています.
しかもなんと大学の最寄り駅にできて,ラーメンをこよなく愛する僕にとって願ってもないことでしたが,行列が凄すぎてまだあまり行けてません.
開店の2時間前には人がいるんです.
ラーメン1杯食べるのにどうあがいても3時間を要します.

11/27-28に京都大学宇治キャンパスで異常気象研究会が開催されました.
昨年は参加してないんですが,様々な先生方の研究を検索していると頻繁にこの研究会の講演資料がヒットするので,今年は参加してみました.
やはり凄い発表が多くて,非常に勉強になりました.
・温暖化で台風の急発達が増える
・熱帯海面水温の東西勾配が減少している
・JRA-3Q エネルギー収支の評価
・成層圏突然昇温後の記録的寒波事例
・JPCZと日本海海水温の関係
などの発表が強く記憶に残っています.

招待講演の高谷さんはお話が凄く面白かったですが,数式が出るとやはり追いつけなくて,もっとゆっくり聞きたいなと思いました.
2日目の昼には大気大循環モデルの講座があり,AFESのレクチャーを受けました.
モデルは軽い気持ちでやってみたいと思っていた時期がありましたが,難しくて一度断念し,後回しにしていました.
そんなモデルを自分の手で動かせるということでウキウキで参加しましたが,これ結構環境構築が面倒で,研究室のサーバーの環境を把握しきれていないというのもあって,その場では動かすことができませんでした.
修士課程修了までには動かせるといいな..

あと今回は研究室のメンバーと集団で行動していたのですが,事件がありました.
僕と同様にラーメンをこよなく愛する先輩が,全国で史上3番目においしい店が京都にあると誘ってくれていて,2日目の朝から行こうと楽しみにしていました.
多分先輩が言う3番は相当おいしいです.
で,1日目の夜別々に夕飯を済ませて,宿に戻ったら,先輩はラーメンを食べてきたと.
まあ僕らも別の店でラーメンは食べてたんですけど,問題はその店で,もう全国3番の店に行ってきたと.
言ってよぉ
言ってくれればそっちのラーメン食べに行くのに!
僕は,あ,おいしすぎるから2日連続で行こうとしてるんだ,やるなぁ,「明日も行くのに今日も行ってきたんですか!」と聞いたら
「いや,明日休業らしいから今日行ってきちゃった」
言ってよおおおお
結局食べられませんでした笑
この恨みは忘れない.

こんな感じでした.
すごく楽しかったです!
11月はいろいろありましたが,これが最後です.
これから卒業論文頑張ります!

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気象学会中部支部研究会@名古屋大学

こんにちは.B4吉田です.

2か月後に控えた北海道遠征のために,年末年始はバイトマシマシです.
勢い余って今日はシフト無いのに間違えて出勤しました.
早起きは三文の徳なので,本日の収入は3文です.

11/24-25に中部支部研究会で,口頭発表をしました.
寄席に行った経験を活かして,最近導入に少しだけ力を入れています.
まだ発表にも慣れてなくて,説明も探り探り,内容も粗削りですが,いい経験になりました.
いくつか質問もしていただき,自分の研究を議論の場に出すという目的は果たせたと思います.
質問の時にまず発表の感想をコメントしてくれる人が多かった印象でした.
すごく嬉しいし励みになります.

興味深い発表が多く,聴講に関しても楽しかったです.
熱帯で雨滴蒸発が大気を冷却するという研究などです.
熱帯の気温や水温は自分の研究とも深く関わっていますが,暖水プールなど地域によっては熱帯と一括りにできないほど現象が違うことが分かりました.

高校の教師をしている方の発表がありました.
地学基礎のカリキュラム内容に関しての発表でしたが,その高校が自分の地元というのもあって前のめりになりました.
僕の高校では地学を履修したくても開講されていなかったんですよね.
2年の文理選択の時に判明して,ショックを受けました.
全科目で一番好きな分野だったのに!
悔しくて当時担任の先生に理由を聞いたら,わざわざ校長先生に聞いてくれたみたいで,

・生徒の履修希望者が少ない
・教えられる教師がいない
・覚える単語数が理科4科目で最も多く,受験に不利

という3つの理由が返ってきました.
まあ興味があるものは自分で調べるので,いいんですけどね.(負惜)
その時の無念を晴らすためにこの研究室に来たというのはあります.
気象だけじゃなくて宇宙とか鉱物とか,ロマンあって良くないですか?あんまり皆興味ないのかな?
そんな地学(基礎じゃない方)の教科書は2社が出版していましたが,数研出版が撤退し,啓林館だけになるようです.
なんとかなりませんか.

おススメは小学館の図鑑NEO「地球」を英才教育で買い与えることです.
ちょうど2024年11月26日に新版が出たばかりです.

ちょっと脱線多めでしたが,この辺にしておきます.
最後まで読んでくれてありがとうございます!

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気象学会2024秋季大会@つくば

こんにちは.B4吉田です.
風が冷たい季節ですね.津市は風が強くてやんなっちゃいます.
11月12-15日の気象学会2024年度秋季大会@つくば国際会議場の日記です.

今回は自分の研究が定まった状態で参加する初めての学会でした.
自分に関係あるところを特に集中して聞くので,メリハリがついて長時間の講演でも疲れにくくなった気がします.

今まで高緯度が好きで熱帯は避けてましたが,自分の研究に関係してきたので真面目に聞きました.
例えば,面白くて印象に残ったのは,多くのモデルはENSOが将来強まると予測しているが,これは温度の上昇具合によって異なるという発表がありました.
将来実験をすると,2℃上昇シナリオくらいまでは強まるが,それ以上は逆に弱まり,周期が短くなります.さらに8℃上昇シナリオとかになると,ペルー沖の冷舌が弱まり東西の温度差がほぼなくなります.とのことです.
温度と単に比例関係にはならないというのが不思議で興味深いですね.

他にも,水槽実験の発表では,高気圧の作り方を覚えてきました.
普通水面に渦を作ると凹むので低気圧しか作れませんが,水とベビーオイルを使うことでなんと凸面を作ることができちゃいます.
粘性と密度の差がキーポイントです.
やりたいですが回転させるろくろだけまだ用意できていません.

あと 鳥たちの気象防災講座 という話も面白かったです.
台風は鳥たちにとっても災害ですが,渡り鳥は台風を感知できるそうです.
GPSで調べると,低周波の風の音などから感知してまわり道する種類と,逆に台風に近寄っていく種類があるそうです.
これは嵐で弱った魚を狙っているという解釈らしいですが,行動範囲が気象現象のスケールを超える鳥ならではの能力ですよね.
人間も飛べたら,天気予報なんて見なくても嵐を感知できる本能が備わっていたんですかね.

学会はこんな感じでした.
たくさんの同期とも出会うことができて嬉しかったです.
刺激をもらうことができて,研究がんばれそうです.

余談ですが,終了後に東京を観光しました.
お台場とかに行った後,先生イチオシの寄席というものに行ってきました.
新宿の末廣亭が雰囲気良さそうだったので入りましたが,とても楽しめました.
人の話を聞くのは,話の組み立てとか独特の空気感とかの個性を感じられて良いものでした.
youtubeとかは編集されるし対面しないので,そこらへんが感じられません.
客層は意外と同年代の女子が多かったです.
お気に入りの落語家を見つけてきましたが,相撲の番付表みたいな達筆で,名前が読めませんでした.あの面白い人は誰だったんだろう..

とりとめのない話ですが,以上です.
最後に高気圧のレシピを載せておきます.

~高気圧(凸な水面)のつくり方~
〇材料
・水
・ベビーオイル
・着色料
・R-1やビンなどつるっとした円柱状の容器(回転させても流れを乱さない)
・ろくろ
〇手順
・液体2つを静かに容器に入れる
・ろくろの中心に正確に置き,回転させる(割と速め)
・完成
密度の小さいベビーオイルは上の層.
最初は粘性の大きいベビーオイルだけが回転し,壁面に張り付くことで水とオイルの境界が上から見て凸面になる(高気圧完成)
そのうち水も回転してくるので,今度は遠心力が強く働く水の方が壁面に張り付き,凹面になる(低気圧完成)

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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