B3川崎です。
2013年度気象学会春季大会(5/15~5/18)に参加させていただきました。
このような大きな学会に参加するのは初めてで、この分野に関する知識が殆ど無い状態で参加することに当初は少し不安を感じました。しかし、様々な研究内容、講演そして他大学の先輩方のお話を聞けてこれからの研究に対する意欲が湧き、良い経験になりました。
ただ、気象という分野の中でも様々な研究がなされていてどれも興味深かったのですが知識が浅く分からない部分も多々あったことが残念でした。気象についてもっと学ばないと駄目ですね。
さて、それでは個人的に面白いと思った研究発表について紹介いたします。
「エアロゾルの気候と大気環境への影響」(一日目午後)
このセッションの前半部分はエアロゾルについての化学方面より、後半では解析等の気象学方面よりのアプローチで発表がなされていていました。
やはり研究というのは何に対して着眼するのかで内容も大きく異なっていくのだなと感じました。
当初、エアロゾルは大気中に浮かぶゾル状の物質だと思っていたのですが、液体や固体の粒子も定義されるのですね。また、発表を聞くにつれてエアロゾルは良い悪い関わらず大気や雲に影響を与えているということを少々理解できました。
個人的な話になりますが、以前ナノ粒子に関する研究を行っていたのでエアロゾルが微小粒子から出来ているということで興味を持ち、このセッションから、特定の物質と反応するような組成を組んだエアロゾルを生成すれば大気汚染などを減少させる環境浄化触媒や疎水性、親水性のエアロゾルを生成すれば雲生成のコントロールが出来たら面白いと思いました。
「南極氷床末端部の変動が海洋・海氷に与える影響」(極域・寒冷域研究連絡会)
この発表では南極に存在した氷河(メルツ氷河舌)が折れた後、どのような影響が及ぼされたのかという内容でした。
最初は海流が変化するぐらいなのかなと思っていたのですが、海氷の生成に変化が及んだり、底層水の生成が減少したりと多くの範囲に影響が及ぶらしく、地球環境というのは一つの変化で様々な所に影響が及ぶということが面白かったです。
最後に、最初の方でも述べましたがこの学会に参加したことで、気象という分野の中でどのような研究内容があるのか知り、これから先研究テーマを決める上で参考になる良い機会であったと思いました。
気象を理解していくためにも、とりあえず今はゼミや授業も含めてもっと勉強していこうと思います。[1回]
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http://ofuro41furo.blog.shinobi.jp/Entry/213/2013年度気象学会春季大会(東京)
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