三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
最近暖かい日が増えてうれしいです.新M2の滝川です.
新年度を迎えましたが,前年の書ききっていないイベントが大量に残っているので懐かしみながら書いていこうと思います.
ということで今回は2024年度秋季気象学会に参加,発表を行ってきたのでそれについて書いていきます.
秋季の気象学会は口頭の発表時間がとてもタイト!発表するときも聴講するときも余裕がない.自分の発表ではそれに加えてパワーポイントの設定ミスがあり,うまく発表することができず...ミスに焦ったまま質疑応答まで向かってしまい,質問の意図を理解しないまま答えてしまっていました.本当に後悔しかないです.この経験から,次の発表からはパワーポイントの確認をよりしっかり行うようにしています.
聴講しているときは内容を把握するために要旨集とにらめっこしていました.学会前にどんな発表があるか,プログラムなどの予定表はきちんと把握しておいた方がいいですね.ですが,発表時間がタイトだからこそ様々たくさんの研究発表を聴講することができたので,興味を広げるという意味ではよかったかなと感じています.
また,ポスター発表や夜の研究会は発表時間に余裕が持てる分内容を深く知ることができたのでとても印象深く残っています.特に気候形成・変動気候研究連絡会の古気候研究のお話は今でも鮮明に思い出せるくらい面白いお話でした!
福井県水月湖の古気候データのお話では,何より印象的だったのは,発表者の方(一昨日データが完成したてほやほやだったそう)自身がものすごく楽しそうに話していたことです.「年縞(年功)から何がわかるか」だけじゃなくて,これまでの研究の流れ(論文ができた後や再掘削の話)も全部熱を込めて話してくれて,聞いているこちらまでワクワクしていました.掘削では,隣も掘ってサンプル抜きのリスクを防いだり,顕微鏡を鞄に入れて飛行機で解析したりと,全身で研究している感じがひしひしと伝わってきました.また,もう一つのデータ同化のお話では,1836年からの最長の大気再解析データの作成について聴講しました.過去の気象観測データについては古文書の内容なども使用しているらしく,どんなものでも気象に活かすことができるのかと感動しました.
この連絡会から,自分の研究についての目の向け方が変わったような気がしています.発表会などを見据えて短期的な結果ばかり求めていましたが,もう少し長期的な目の向け方をして,一度の失敗でも焦らないようにしようと感じました.
後悔が残ったり,ワクワクするような発表を聞いたり,どんな経験も糧にして今後も頑張っていこうと感じる学会でした.
読んでくださりありがとうございました!次回は気象学会直後に開催されたACMについて書いていきます.
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