三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちは,B4の濱口翼です.
三重大学のある津では桜が散り,本格的に新学期が始まるような感じがしています.
さて,今回は2月20,21日に北海道網走地方気象台で行われた網走ワークショップに参加したのでそのことについて書いていこうと思います.
早速本題に入りたいところですが参加にあたって事件が起きました.
このワークショップに参加する前に研究室のメンバーと網走監獄を観光していたのですが,途中から猛吹雪となりバスや電車といった公共交通機関は全てストップ,タクシーを呼ぼうとしてタクシー会社に連絡しましたがこの状況では向かうことができないと断られ,ワークショップに参加することができないという大ピンチに陥りました.
しかし,目の前に1台のタクシーが来て網走駅に向かう人はいないかと声をかけてくれました.その話を聞いた我々はすぐに返事をし,なんとワークショップが行われる網走地方気象台までタクシーで送迎していただくこととなりました!途中コンビニにも行かせていただき,開始時刻までに会場に間に合うことができました!その時のタクシーの運転手さん本当にありがとうございました!
では,このような事件もあった網走ワークショップについて書き記していきます.
1日目は現地参加した学生や大学教授,気象台の職員の方による冬の気象・気候,流氷に関する発表が主な内容でした.特に流氷に関する内容は流氷とは無縁であった私にとって非常に興味深い内容だったので,一部紹介したいと思います.
網走では1889年から流氷観測を開始しており,2025年は観測史上最も遅い流氷の初接近であった.また,戦前では樺太や千島列島でも流氷観測が行われていたが現在記録として残っているのは一部分だけである.流氷がどの時期にどのくらい来るのかという予測をするのにオホーツク海のSST(海面表面温度)が重要であるが気象庁が出しているオホーツク海のSSTデータが実際とは違う可能性があるという内容などがありました.
2日目は朝気象庁のミーティングの様子を見学させていただき.そのあとは網走地方気象台にある資料を拝見させていただきました.
朝のミーティングは実際気象庁ではどのようなことをしているかを見学することができて勉強になったなと思っています.そのミーティングでは20日の猛吹雪は予報では予測されていなかったようでその部分はどうしてか解析するようにと言われていました.
また,ミーティングの後には今では行われていないですが流氷の目視観測を体験させていただきました.実際にやってみると観測を行っていた人と比べて結果が全然違っていて観測の大変さと重要さを感じました.
また,網走地方気象台に残っている資料を見させていただいたときは明治時代の観測の記録なども残っていて見ていてとても面白かったです.
全体を通してみると普段大学では絶対に体験できないことをやらせていただいたり,興味を持っていなかったことを聞いたりととてもありがたい経験をさせていただいたと思っています.皆さんももしこのような経験をできる機会があれば積極的に参加してみてはいかがでしょうか?また,網走ワークショップが開催される機会があれば参加したいなと思います.
最後までご覧いただきありがとうございました!
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