こんにちは,B4の舩橋です.
今回は9/18-20に新潟県の咲花温泉で行われたYHSサマースクールを振り返ります.
YHSサマースクールは昨年も参加させていただきましたが,前回は三重大学での開催だったのに対し今回はホテルでの合宿形式だったため,前回以上に濃密な3日間でした.
初日は気象研の川瀬さんの招待講演と1グループ目の口頭発表・ポスターセッションでした.川瀬さんの講演は私も既に論文を読ませていただいている大雪アトリビューションについて.実際に著者から説明をいただくと自分で論文を読むよりはるかに理解しやすいので本当に貴重な機会となりました.
2日目は立花先生の招待講演,口頭発表,ポスターセッション,そして今回の目玉の一つであるバーチャル観測がありました.バーチャル観測は実際に船舶観測を想定して,観測データや前日までの概況資料を基に解析するというもの.ホテルのWi-Fiにアクセスが集中したためかネットがつながりにくくなったり,天気が急変して窓にたたきつけるような雨が降り出したりと,偶然も重なり実際の船舶環境に近いような状態で解析を進めることとなりました.私は昨年,東シナ海で梅雨観測を経験し,野帳の記入やゾンデ放球をしましたが逆に観測データの解析はしなかったので,観測に行ってない人に概況を伝える野帳や一つ一つの観測データの重要性を改めて感じる機会となりました.
ポスターセッションでは初めて自分の研究を他大学の方に見ていただく機会となりました.どんなことを指摘されるだろうかと身構えていましたが,聞いていただいた方は皆さん温かく建設的なアドバイスをしていただき参考になりました.また,川瀬さんにも1日目に少しお時間をいただき自分の研究について相談させていただきました.始めたばかりの学部生の研究にも多くの人に議論していただけるこのような研究会は本当に貴重だと思うので,これからも何らかの形で続いてほしいと思います.
3日目は気象研の碓氷さんの招待講演とバーチャル観測の結果発表でした.私たちの班は本当に観測に行ったかのようになりきって発表しましたが,結構好評だったように思います.班の先輩方は短い時間でしたがうまく解析を行っていて尊敬しました.
3日間ホテルでの合宿形式ということもあり,昼も夜も密度の濃い時間を過ごすことができました.運営の方,現地で交流していただいた方,ありがとうございました.
P.S. 研究会が解散した最終日午後,新潟沖で竜巻が発生したという情報がありました.その情報を受けて新潟市内にいた私も北の方向をよく観察すると漏斗雲を見ることができました.初めてで本当に興奮しました!!
[4回]
PR
COMMENT