こんにちは。B4の中西幸太郎です。
今回、SSH活動の観測航海にTAとして乗船し、
2日間、三重県内の高校生たちと、
気象・伊勢湾観測を行いました。
TAとして勢水丸に乗船するのは初めてで、
他のTAであるM1の中西先輩とB4の中村には、
いろいろご迷惑をおかけしました。
教える側になるということは、準備や説明・段取り・生徒への気遣いなど、
本当に多くのことを考える必要があり、責任感を持たなければと、
改めて感じました。
今後もっと修行を積んで、TAとして
申し分なく働けるようにします。。。
最も印象に残っているのは、
伊勢湾上空で吹いていた珍しい風向きでした。
ラジオゾンデという観測機器を伊勢市沖で打ち上げたのですが、
例年なら偏西風に流されて、東へラジオゾンデが飛ばされていきます。
しかし、今回は、日本の南東にある高気圧が強かったことと、
偏西風が通常よりも北側を吹いていたことなどにより、
ラジオゾンデが北へ北へグングン飛ばされていきました。
これにより、気象観測が1回のみとなったのですが、
これはこれでいい経験になりました。
高校生や乗務員の方と夜に釣りをしていたとき、
プチ感動したことがありました。
高校生の中で、釣りをするのがほぼ初めてだたっため、
釣った魚を自分で釣り針から外せずに、
僕の所へ持ってくる生徒がいました。
初めの方は釣り針からとってあげていたのですが、
途中で、生徒の方から、
「釣り針から魚を外す方法を教えてください」
と言われました。
難しい作業なのですが、生徒に外し方を説明すると、
それからは、釣った魚を自分で釣り針から外そうと、
慣れないながらも必死に頑張っていました。
その姿を見ていて、僕は個人的に応援していました。
すると最後には、魚を釣り上げることも、たどたどしかったその生徒が、
サバを立派に釣り上げ、自分で釣り針から外して、
いけすの中に入れることができていました。
生徒は、「釣りの初心者を卒業できました。ありがとうございました。」
と報告をしてくれました。
わずか数時間でも、人は大きく成長することを実感した航海でした。
気象や海洋、また三重大に興味・関心を持つ生徒が1人でも増えてくれると
嬉しいです。
[5回]
PR
COMMENT