三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちは、明日からB4になる北原です。
3月6日~8日に新潟大学で行われたハビタブル日本の領域全体会議に参加してきました。
1日目にはハビタブル日本に9つある計画研究班の活動内容や今後に向けての発表がありました。この1年間、ハビタブル日本という組織については知っていましたが、どのようなことをしているのかわかりませんでした。今回のそれぞれの計画研究班の発表を聞いて、メカニズム・素過程・予測と分かれていて、その中で海洋・大気海洋・大気と分かれていることがわかりました。
2日目には今年や来年に行われる観測についての説明がありました。東北沖の異常高温に関しての観測が今年も行われることになり、勢水丸には学部生も乗ることができて募集人数も多いので応募したいと思いました。また、5月には潮岬でラジオゾンデ講習会があり、大学から近いので参加したいです。
また、1・2日目の午後にはポスター発表がありました。日本近海の高海水温のポスター発表が多くあって、多くの学生が注目していることを感じました。テレコネクションやブロッキングに関する研究が個人的に興味深い内容でした。気象に関係したポスターを中心にみて回っていましたが、このような場でないと自分から海洋の研究に触れる機会がないので、次からは海洋の研究も聞いていきたいです。
今回の領域全体会議で「ハビタブル日本」という組織の大まかな全体像を捉えることができました。この1年間ハビタブル日本やECHOESという名前は知っていましたが、どのような組織かは分からないでなんとなくサマースクールに参加していました。しかし、ハビタブル日本を知ることができたので、意味を持って今後開催されるイベント等に参加していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こんにちは.B4吉田です.
新学期ですね!一昨日花見に行きましたが,桜の開花がとっても遅いので,代わりに河津桜が満開でした.
3/6~8に,新潟大学でハビタブル日本の領域全体会合がありました.
新潟は4か月ぶりの訪問でしたが,雪や強風の日本海を見て,冬の新潟を感じることができました.
全体会合に参加するのは初めてです.
会議とはどんなものなのか気になっていましたが,新しい成果を生み出そうと活発でユーモアのある議論がされていて,楽しかったです.
僕ら学生の末端から,先生方が中心となっている全体までを見渡すことのできる会議でした.
全体を見ると知らない分野も参加しているので,他分野との交流に対する意欲が増しました.
今回はポスター発表もしました.
卒論発表会や北海道で既に様々な指摘を受けていましたがあまり修正できずに発表を迎えたので,また多くの指摘を受けるのが億劫でした.
でも終わってみると,頑張って発表してよかったと感じることができました.
案の定同じことも指摘されましたが,複数人から指摘されることはやはり重要な問題点ですし,少しずつ違うことを言ってもらうことで,多角的な視点から問題点を捉えて,より深く理解することができました.
何度も言われると頭に残りますし.
よく先輩が言っていた「大先生に厳しい指導をいただけるのは嬉しいことだ」というのを実感しました.
もう出がらしのようになってしまった発表内容だと思っていましたが,まだ出汁は出たようです.
既に受けていた指摘の中に,小坂さんの研究である温暖化の停滞があったので,先輩には今回,小坂さんにアドバイスを貰いなさいと言われていました.
懇親会で話したらとっても優しく教えてくださって,研究のヒントになる論文のAirDropもしていただけて,ポスターも見に来ていただけました.
新潟の美味しい料理やお酒をおろそかにするほど長いこと話し込んでしまいましたが,付き合っていただきありがとうございました.
以上です.
今までの研究会は半分旅行気分で参加していたので,今回は真面目な感じにしました.
来年度からの院生ライフにつなげます.
観測船にも乗りたい!
最後まで読んでいただきありがとうございます.
こんにちは、B3の北原です。
3か月ほど時間が経ってしまいましたが、11月27・28日に京都大学で行われた異常気象研究会2024について書いていこうと思います。
この異常気象研究会では2日間で5つのセッションがあり、高低気圧・モンスーンや温暖化、冬の気候についての発表は分かりやすく理解できましたが、その他のセッションでは数式や分からない分野だったりして聞いていて難しい話が多かったです。
また、2日目の昼休みの前にAFESチュートリアルというものがあり、AFESの実行の仕方を実際に動かしながら説明されていました。会場のWi-Fiにつなぐためのコードをもらっていなかったため動かすことができず、また気象モデルも触ったことがなかったためなんとなく聞いていました。AFESは大気大循環モデルで様々な大気のシミュレーションができるので使えるようになりたいと思いました。(後日、研究室でAFESを回してみる会があり、その時は実行できました。)
異常気象研究会は個人的に興味のある分野の発表もあってよかったけれど、全体的に難しい内容が多く理解できなかった発表もありました。なので、難しいことも学んでいってわからないをわかるにして有意義な時間を増やしていきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
こんにちは,B3の永川です.
今回は2024年12月19日から20日にかけて,名古屋大学で行われた大気海洋相互作用研究会に参加させて頂いたので,その報告を行わせて頂きます.
今回の集会は大気海洋相互作用ということで,大気の海洋から受ける影響といったような研究に加え,大気の影響を受けて変化する海洋の水温や鉛直構造に関しての研究や,海洋の状況に応じた上空の水蒸気や風の場への影響についての研究など,海洋に関しての事柄を軸として行われた発表も多く行われていました.モード水や混合層といったような,普段はたまに耳にする程度といった単語が頻繁に用いられていることがあり,「この言葉の内容ってこういう研究で扱われているんだ!」といったことも多々あってとても面白かったです.
また,この研究集会では一人あたりの発表時間が質疑応答含め30分程度と長めに設定されており,発表内で用いられる用語や研究内容について丁寧に説明されていたため、私にも理解しやすく感じられました.
この集会の中で,印象に残っている研究をいくつか紹介させて頂きます.
まず印象に残っているものとして挙げられるのは,先程に述べたようなモード水に関しての研究です.モード水という言葉を耳にはしたことがありましたが,その実態については今一つ理解できていなかったため,モード水そのものの意味や,水温偏差の移動といった性質など,研究内容のみならず,モード水そのものについても非常に勉強になりました.北部太平洋と熱帯低気圧の関係についての研究などもあり,熱帯低気圧の通過に伴う水温の変化は海洋の鉛直混合による影響が支配的であるということ,またその変化などについて学ぶことができました.
また,光分子効果という光子によって起こる水の蒸発についての研究発表もありました.こちらについてはそのような効果そのものがあることを知らず,とても面白かったです.プログラムからタイトルのみを拝見した際には何らかの熱の話題かと思っていたのですが,実態は水分子に光子が当たることで分子結合が切断されることによって発生する,熱に起因しない水の蒸発のこととして述べられており,強い興味をもって話を聞くことができました.また,この効果によって発生する水分子が海面の直上において蒸発することなどにより,熱輸送なども発生するといったことも知ることができました.
今回の研究集会においては発表時間に加えて質疑応答もかなり長い時間設定されていたため,各発表に対しての質疑応答に関しても掘り下げたところまで行っている印象を受けました.それぞれの質疑応答を通し,特定のモデルの使用理由など,研究においてどのような点に着眼するとよいのか,といったことや,用いられたデータの,発表とは異なる見方から生まれる疑問など,学ぶことも多かったです.
今回はこのあたりで失礼いたします.
ここまで読んで頂きありがとうございました.
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