三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
こんにちは.M1吉田です.
暖かい日が増えてきましたね.
下関は海が綺麗で,南国のような気候です.
4月17日は,豪雨豪雪班の会合で下関の水産大学校に行ってきました.
のどかでいいところですね.
お昼はみんなで目の前の堤防に座って食べましたが,学生が寝そべったり釣りして遊んだりしているんです.
研究発表では,協力者の方々の話が興味深かったです.
SSTが観測値と解析値で異なるという話はよく耳にしますが,気象庁の速報解析値は短周期の現象を平滑化しているので,我々が観測しても反映されにくいです.
そこで,自分で作ってしまおうという話が伊藤さんからありました.
この新型海面水温解析システムがもたらす大気への影響,気になります.
夜の交流会は,地元でも有名というフグ料理のお店でした.
ここはまた行きたいです!
料理もおいしく,話も盛り上がって最高でした.
僕は手続き系が苦手で,確定申告がいかに大事かという話をしてもらいました.
今年はサボりましたが来年は申告します笑.
観測の映像など見ましたが,ますます船に乗りたくなってきています.
海が好きなので,船に乗れる仕事もいいな,と.
以上です.ありがとうございました!
こんにちは!連続投稿失礼します.B4の濱口翼です.
今回は3月6~8日に現在桜が満開(おそらく)の新潟大学行われたハピタビル全体会合に参加したのでその内容を書いていきたいと思います.
会合には初めての参加でどのようなことが行われるのか全く知らない状態でしたが,それぞれの班で行われている研究についてや観測計画等様々なことが知れたのでとても勉強になったなと思っています.では早速書いていこうと思います.
1日目は計画研究班各班による自分の班が行っていることの発表でした.気象・気候ダイナミクス研究室の教授である立花先生はA01-2班に,助教の小川先生はA03-9に所属していて立花先生が所属しているA01-2班についてはある程度知っていましたが,それ以外の班の方々がどのようなことをしているのか知らなかったのでどのようなことをしているのかを知れてよい機会になったなと思っています.
2日目は班を超えた活動についての紹介とそれに関する議論が行われました.特に観測については三重大学が所有している勢水丸を使った観測も含まれているのでどういう目的で,どのような日程で行われているのかというのが議論されていて観測に参加したいと思っている私にとっては非常に重要な議論だと感じました.また,若手の研究者が集まっているECHOESの議論では夏に開催される勉強会についての議論があり,このようなことが行われているのかと初めて知ることが多く,とても参考になることが多かったように思います.
3日目は総括が行われ今後ハピタビル日本ではどのようなことを行っていくのか,また世界に向けてどのようにアピールしていくのかという議論が行われていました.
また,1日目と2日目の夕方にはポスター発表が行われ,研究室の先輩方やほかの大学の教授や学生の研究について聞くことができました.自分が興味を持っている内容が聞けたり,専門分野ではない生物関係の発表が聞けたりと学会とは少し性質の異なった発表を聞けたように感じています.
今回の会合を通しながら自分はどのような研究をやっていこうかという方針を立てることができたのではないかと感じています.特に世界にハピタビル日本をアピールしていくにはという議論は自分の中でも印象に残っていて,その部分についてさらに自分なりに解釈をしていきできる研究をしていけたらと思っています.
最後までご覧いただきありがとうございました!
こんにちは,B4の濱口翼です.
三重大学のある津では桜が散り,本格的に新学期が始まるような感じがしています.
さて,今回は2月20,21日に北海道網走地方気象台で行われた網走ワークショップに参加したのでそのことについて書いていこうと思います.
早速本題に入りたいところですが参加にあたって事件が起きました.
このワークショップに参加する前に研究室のメンバーと網走監獄を観光していたのですが,途中から猛吹雪となりバスや電車といった公共交通機関は全てストップ,タクシーを呼ぼうとしてタクシー会社に連絡しましたがこの状況では向かうことができないと断られ,ワークショップに参加することができないという大ピンチに陥りました.
しかし,目の前に1台のタクシーが来て網走駅に向かう人はいないかと声をかけてくれました.その話を聞いた我々はすぐに返事をし,なんとワークショップが行われる網走地方気象台までタクシーで送迎していただくこととなりました!途中コンビニにも行かせていただき,開始時刻までに会場に間に合うことができました!その時のタクシーの運転手さん本当にありがとうございました!
では,このような事件もあった網走ワークショップについて書き記していきます.
1日目は現地参加した学生や大学教授,気象台の職員の方による冬の気象・気候,流氷に関する発表が主な内容でした.特に流氷に関する内容は流氷とは無縁であった私にとって非常に興味深い内容だったので,一部紹介したいと思います.
網走では1889年から流氷観測を開始しており,2025年は観測史上最も遅い流氷の初接近であった.また,戦前では樺太や千島列島でも流氷観測が行われていたが現在記録として残っているのは一部分だけである.流氷がどの時期にどのくらい来るのかという予測をするのにオホーツク海のSST(海面表面温度)が重要であるが気象庁が出しているオホーツク海のSSTデータが実際とは違う可能性があるという内容などがありました.
2日目は朝気象庁のミーティングの様子を見学させていただき.そのあとは網走地方気象台にある資料を拝見させていただきました.
朝のミーティングは実際気象庁ではどのようなことをしているかを見学することができて勉強になったなと思っています.そのミーティングでは20日の猛吹雪は予報では予測されていなかったようでその部分はどうしてか解析するようにと言われていました.
また,ミーティングの後には今では行われていないですが流氷の目視観測を体験させていただきました.実際にやってみると観測を行っていた人と比べて結果が全然違っていて観測の大変さと重要さを感じました.
また,網走地方気象台に残っている資料を見させていただいたときは明治時代の観測の記録なども残っていて見ていてとても面白かったです.
全体を通してみると普段大学では絶対に体験できないことをやらせていただいたり,興味を持っていなかったことを聞いたりととてもありがたい経験をさせていただいたと思っています.皆さんももしこのような経験をできる機会があれば積極的に参加してみてはいかがでしょうか?また,網走ワークショップが開催される機会があれば参加したいなと思います.
最後までご覧いただきありがとうございました!
最近暖かい日が増えてうれしいです.新M2の滝川です.
新年度を迎えましたが,前年の書ききっていないイベントが大量に残っているので懐かしみながら書いていこうと思います.
ということで今回は2024年度秋季気象学会に参加,発表を行ってきたのでそれについて書いていきます.
秋季の気象学会は口頭の発表時間がとてもタイト!発表するときも聴講するときも余裕がない.自分の発表ではそれに加えてパワーポイントの設定ミスがあり,うまく発表することができず...ミスに焦ったまま質疑応答まで向かってしまい,質問の意図を理解しないまま答えてしまっていました.本当に後悔しかないです.この経験から,次の発表からはパワーポイントの確認をよりしっかり行うようにしています.
聴講しているときは内容を把握するために要旨集とにらめっこしていました.学会前にどんな発表があるか,プログラムなどの予定表はきちんと把握しておいた方がいいですね.ですが,発表時間がタイトだからこそ様々たくさんの研究発表を聴講することができたので,興味を広げるという意味ではよかったかなと感じています.
また,ポスター発表や夜の研究会は発表時間に余裕が持てる分内容を深く知ることができたのでとても印象深く残っています.特に気候形成・変動気候研究連絡会の古気候研究のお話は今でも鮮明に思い出せるくらい面白いお話でした!
福井県水月湖の古気候データのお話では,何より印象的だったのは,発表者の方(一昨日データが完成したてほやほやだったそう)自身がものすごく楽しそうに話していたことです.「年縞(年功)から何がわかるか」だけじゃなくて,これまでの研究の流れ(論文ができた後や再掘削の話)も全部熱を込めて話してくれて,聞いているこちらまでワクワクしていました.掘削では,隣も掘ってサンプル抜きのリスクを防いだり,顕微鏡を鞄に入れて飛行機で解析したりと,全身で研究している感じがひしひしと伝わってきました.また,もう一つのデータ同化のお話では,1836年からの最長の大気再解析データの作成について聴講しました.過去の気象観測データについては古文書の内容なども使用しているらしく,どんなものでも気象に活かすことができるのかと感動しました.
この連絡会から,自分の研究についての目の向け方が変わったような気がしています.発表会などを見据えて短期的な結果ばかり求めていましたが,もう少し長期的な目の向け方をして,一度の失敗でも焦らないようにしようと感じました.
後悔が残ったり,ワクワクするような発表を聞いたり,どんな経験も糧にして今後も頑張っていこうと感じる学会でした.
読んでくださりありがとうございました!次回は気象学会直後に開催されたACMについて書いていきます.
こんにちは、明日からB4になる北原です。
3月6日~8日に新潟大学で行われたハビタブル日本の領域全体会議に参加してきました。
1日目にはハビタブル日本に9つある計画研究班の活動内容や今後に向けての発表がありました。この1年間、ハビタブル日本という組織については知っていましたが、どのようなことをしているのかわかりませんでした。今回のそれぞれの計画研究班の発表を聞いて、メカニズム・素過程・予測と分かれていて、その中で海洋・大気海洋・大気と分かれていることがわかりました。
2日目には今年や来年に行われる観測についての説明がありました。東北沖の異常高温に関しての観測が今年も行われることになり、勢水丸には学部生も乗ることができて募集人数も多いので応募したいと思いました。また、5月には潮岬でラジオゾンデ講習会があり、大学から近いので参加したいです。
また、1・2日目の午後にはポスター発表がありました。日本近海の高海水温のポスター発表が多くあって、多くの学生が注目していることを感じました。テレコネクションやブロッキングに関する研究が個人的に興味深い内容でした。気象に関係したポスターを中心にみて回っていましたが、このような場でないと自分から海洋の研究に触れる機会がないので、次からは海洋の研究も聞いていきたいです。
今回の領域全体会議で「ハビタブル日本」という組織の大まかな全体像を捉えることができました。この1年間ハビタブル日本やECHOESという名前は知っていましたが、どのような組織かは分からないでなんとなくサマースクールに参加していました。しかし、ハビタブル日本を知ることができたので、意味を持って今後開催されるイベント等に参加していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。