三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
一日目
現地に到着すると,あたり一面にいる野良ウサギが我々を出迎えてくれました.野草などの他に観光客の方が餌をやることで食事を行う,半野生といった形で生息しているそうです.ウサギ自身も人を「ご飯をくれるもの」と認識しているようで,島の屋外にいるとしょっちゅうウサギが餌を求めて足元にやってくるのが印象的でした.また,ウサギが掘ったものと思しき穴や,その穴に転がる「食事の痕跡」もたくさんあり,多くのウサギを感じられました.
初日には,自己紹介が終わった後にポスターセッションが行われました.対面で行われるポスターセッションに参加するのは初めてであったため,初めはどのようなものかわかりませんでしたが,口頭発表と比べて小規模な範囲でおこなわれていて非常に話が聞きやすかった印象を受け,すぐに慣れることができました.また口頭発表の際にはなかなか勇気のいる,質問に関しても伺いやすく,単語の説明から内容についての質問など,思ったことを様々に伺うことができ,それぞれの発表内容の理解を深める非常に良い勉強の場になりました.ポスターセッションでの内容そのものに関しても,気象についての研究の他にも,海洋に関しての研究や,気象と生物の関わりについての研究など,様々な研究を知ることができ,とても貴重な学びを得ることができたと感じました.
二日目
二日目には,朝食の後に学生による口頭発表,およびJAMSTECの野中さんによる招待講演が行われました.野中さんの講演では,”気候系のHotspot” projectsということについてのお話を伺い,Hotspot projectがどのような変遷を経て今に至るのか,中緯度における海洋がどのように気候に影響するのか,といったことについて学びました.また,学生時代に自身の研究をしっかりやり遂げることの重要性や,海外で学ぶことの価値についてなどもお話頂き,私が近い将来行う研究活動や,海外での活動に対しての認識を再確認することができました.
午後からはグループワークということで,事前に振り分けられた班の中で与えられたデータを解析し,それを基にしたクイズを作成しました.プログラミングを用いてデータを出すということを初めて行ったので,データがグラフとなって出力された際にはなかなかな感動がありました.また,このグループワークでは他の班の方に様々な場面で引っ張って頂き,上級生の方々のすごさを改めて感じることができました.
また,夜には宿の裏にあった山を登りました.周囲に明かりがほとんどなかったこともあり,とてもきれいな星空を眺めることができました.また,山の上にもウサギがおり,にんじんを噛む力の強さや人に対しての警戒意識など,麓のウサギとの違いも楽しむことができました.
三日目
三日目について二日目と同様,学生による口頭発表と広島大の岩本さんによる招待講演が行われました.普段僕が耳にすることの少ないエアロゾルに着目した研究ということで,雲の色とエアロゾルの数との関係や,船上でエアロゾルを観測する上での特徴的な注意点など,ここで初めて学ぶようなこともとても多く,非常に新鮮な心持ちで話を伺うことができました.
この3日間の活動を通して,初めて会う方々との様々な形での交流や,研究分野を横断した多くの研究発表に触れる機会など,本当にたくさんの機会に恵まれることができました.それらの機会を生かし,自分の糧にできたように感じられて満足しています.
また,前回の熊野での参加を終えた際に次回の課題とした,積極的に質問を行うという点についても,ポスター発表に限らず,口頭発表の際にも一度質問することができ,成長を感じることができました.今後においてもそれぞれの機会で何かしらの成長を感じていけるよう,日ごろから基礎となる知識をより多く身に着けるようにしていこう,と感じました.
最後まで読んでいただき,誠にありがとうございました.
初めまして、B3の北原です。
9月23日~25日に広島県の大久野島で行われたECHOESサマースクール2024に参加してきました。
前日に津から近くの三原まで在来線で時間をかけて行き、当日は忠海から11時のフェリーに乗って島に向かいました。
15時からの開始だったのでそれまでの時間は大久野島がどのような島なのかを知るために散策しました。
歩いていると“展望台“と書かれた看板が見えましたが、もう少し島を見た後にしようと思いそのまま島のさらに奥まで進み、しばらく歩いたところにまた”展望台“と書かれた看板が見えたのでそこから展望台に向かいました。
前日に秋雨前線が通過したこともあって気温は一段階落ち着いていましたが、それでも階段が多くあって体力的にきつくなりながらも約20分かけて展望台まで登りました。
展望台からは瀬戸内海の島々がきれいに見えました。
降りるときに登った道とは違う道で降りていって、その道は階段とかは一切なく傾斜もそこまで急ではなくて車が通れるような坂道でした。
その道というのが一回目に“展望台“と看板に書いてあった道で大久野島の罠に引っかかってしまいました。(坂道から登っていたほうが楽だった...)
そのあとは疲れていたのでウサギと一緒に日陰でくつろいでいました。
15時からサマースクールが始まり、1日目からポスターセッションが行われて、大学に入ってから対面でのポスター発表を聞く機会が初めてで始めはどのようにすればよいのか不安でした。ポスターセッションが全部で3回あり多くの発表を聞くことができました。ポスターセッションや口頭発表は大気の発表だけではなく、海洋に関する発表もあって勉強になったことも多くありました。
2日目にはグループワークがあり、BGC-ArgoとERA5を解析してクイズを作成しました。BGC-Argoは海で実際に観測されたデータであって、海水温や塩分の他に硝酸塩やクロロフィル濃度、光合成有効放射など聞いたことのない変数もあって興味深いデータでした。解析に関してはグループにできる人がいたため意見を出すくらいの貢献でしたが、解析ではPythonを使われていてPythonについて勉強していきたいと思いました。
岩本さんの招待講演ではエアロゾルに関することを話されており、エアロゾルをこれまで深く考えたことがなく知らなかったことも多くあってとても興味深い内容の講演でした。特に海からエアロゾルが出る過程が印象に残りました。
サマースクールは分野横断型で大気だけではなく、海洋の人との交流もあってよい3日間になりました。このような機会があったらまた参加したいです。
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