どーも,お久しぶりのにしかわです
5月20日にメソ気象研究会@気象庁,
21日~24日に気象学会@横浜に参加してきました
今回のメソ研のテーマは『台風~発生・発達と日本への影響~』
自分の研究テーマと直接関係ありませんが,
激しくウズウズしている現象は大好きです
どの発表もとても勉強になりました
特に『へぇーーー!!知らなかった!!!!』と驚いたことは,
北畠さんのご発表での
・台風(熱帯低気圧)は暖気核を持ち,対称な構造をしている
・温帯低気圧は寒気核を持ち,非対称な構造をしている
⇒暖気核を持ち非対称な構造をしているのは,台風が温帯低気圧化している遷移過程の時
ということ。
台風の研究者の方々にしたら当たり前のことなのかもしれませんが。。。
立花研の台風研究者,ななちゃん&中田くんが対象としている台風も
確か非対称な構造だったので,温低化している途中だったのか!?
さらに,筆保さんが発表された『pressure dip』も,
台風の最低気圧よりも低い気圧の値を出すなんて不思議な現象だなぁーと,
とてもワクワクしました
やっぱりメソスケールの現象って身近で不思議で面白い!!
秋学会ではどんなテーマなのか,今から楽しみです
さて,今回の気象学会は自分の発表はなかったのですが,面白い発表が満載でした。
気象工学の吉田さんのご発表は,
PAR(Phased Array Radar)のデータを用いて大雨を早期に探知するというもの。
時間分解能の細かいPARの三次元のエコーによって,上空の大雨予備雲を探知。
時間経過とともにその強いエコーが下りてくるため,ベクトルの外挿を行うことで
大雨の降る到達予想域を推定するという内容でした。
こういうレーダーの使い方もあるのか!と,驚きました。
気象研の川合さんは海洋下層雲の鉛直構造の日変化について発表されていました。
夜間になると雲頂での冷却が強くなり,積乱雲ほどではないが対流が活発になったり,
夜に雲頂でのエントレインメントが盛んになるなどの影響により,
下層雲の雲頂は夜間に高くなるという日変化があるそうです。
2012年の3隻同時観測中も下層雲はよく出ていたと思うので,
雲頂の日変化がどうなっているのか見てみたいと思いました。
モンスーンの特別セッションでは,同じ『モンスーン』というキーワードでも
地域やスケールの異なるいろいろな現象の話を聴くことができ非常に楽しかったです
ただ,裏番組で中高緯度大気の相互作用もやっていて,
こちらも面白そうな発表が多かったので,片方しか聴けなかったのが残念でした…
学会といえば若手会や懇親会も楽しみの一つ
若手会は2次会からの参加でしたが,いろんな大学の学生とお話しすることができました
さらに,立花研の卒業生たちとも会うことができたり,
ウェザーニューズの方々ともご一緒できたりと,夜もとても満喫できました
秋学会@福岡は発表します
ので,7月1日の締め切りまでの面白い結果を出せるよう&論文書けるよう頑張ります
ではでは [2回]
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