M1スズキです
気象学会2013年度秋季大会で発表させて頂く機会があったので諸々報告します
今回面白いと思ったのは
大会2日目午前のA会場で行われた気候システムⅡのセッション中の
MIROC GCMを用いた
北極域温暖化増幅プロセスや冬季東アジアモンスーン活動についての発表で,
モデルで北極下層の温暖化増幅は再現されていること,その原因として下層雲が増えていることが言えるなど
普段はイメージしにくかった北極の気象について興味を持ちました.
また温暖化後にもcold surgeは東アジアで強くなり,温暖化しても「急に寒くなる日」がなくなるわけではないという結果と,
その解析方法(日の気温データに対し前日からの偏差をとる)が面白いと感じました.
何を求めるための計算なのか という事を意識し,自分も面白い計算を考えていきたいです.
今まで何度か学会には出向いていましたが,
あくまでも聴衆という立場で他人事のように受け止めている部分がありました
これまで研究集会やシンポジウムで発表させて頂くことはあっても
いざ学会となると緊張して話せなくなるんじゃないか,面白いと思ってもらえないのではないかと思う反面,
自分の研究はどのように映るのか楽しみでもありました.
終わってみれば6分という短い時間ではありましたが,質問やコメントを色々な方から頂き,
これからまた解析を進める上での励みになりました.
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