こんにちは.M2の滝川です.
数か月前のことになりますが.5/8~/9に開催された潮岬ラジオゾンデ講習会へ参加したので,そのことについて書いていきます.
3年前にも東シナ海集中観測の際に同様の練習会がありましたが,その時はまだ私は観測に参加する立場ではありませんでした.しかし,今回は三陸沖集中観測へ参加するという立場です.3年前とは違った心持で参加しました.
練習会に先立ち,前日のうちに観測機器の設置と,放球直前までのシミュレーションを行いました.大学でも何回か練習していましたので,設置からテストまで,ほとんど問題なくスムーズに進めることができました.準備が一段落した後,何人かで散策に出かけました.道中で見つけた神社や,本州最南端の碑にも立ち寄りました.潮岬は標高が高く,視界が開けていて,どこまでも広がる海の景色が本当に綺麗でした.
練習会では,4つの班に分かれて行動しました.私の班は,まずデータ解析の講習から始まりました.Pythonを用いた図の描写方法や,AFESのワークショップです.
講習では,単にPythonで図を描写する技術だけでなく,その図から何を読むことができるのか,という本質的な解説から入ってくださいました.これにより,解析を機械的な作業で終わらせるのではなく,その後の解釈を深めることの重要性を改めて理解することができました.途中,なぜか事前に準備した環境がうまく動かないというアクシデントにも見舞われましたが,周りの方々に助けていただき,無事に図を完成させることができました.
次の時間では,データ同化について学び,AFESで予測されたデータを可視化する演習を行いました.同化については,説明を聞くと自分が使いこなすにはまだまだ知識が足りないと痛感しました.また,可視化はいただいたPythonファイルを使って行いましたが,コードを自分で書けるほどの知識がなく,描きたい図を自在に描けるようになるためにも,Pythonの勉強に本腰を入れなければと感じています.
初日の最後は,ラジオゾンデの打ち上げ練習をしました.ヘリウムガスを詰めたバルーンを放球する組と,ラジオゾンデの設定を行うオペレーター組に分かれ,両方の役割を体験しました.ボンベの扱い方など,1年前の実習で習ってから忘れてしまっていることもありましたので,一連の流れを再確認できて本当に良かったと思います.
夜は,宿泊先別で懇親会が開かれました.日中の班活動ではなかなか話す機会がなかった方々とも交流できたのが嬉しかったです.
最終日,私たちの班は自由行動の時間でした.なので初日に行けなかった灯台などを観光して回りました.
練習会を通して,集中観測への意欲がとても高まり,それと同時にこの役割をやり遂げるという使命感も一層強くなりました.
また,今回の練習会は,新年度が始まってから研究室としての最初のイベントでもありました.新しく研究室に配属されたB3やM1を中心に,研究室のメンバーともより仲を深められたかと感じています.そして6月の上旬にある三重大の乗船実習に参加する他大学の学生ともお話できたのも嬉しかったです.
日記は以上になります.読んでくださりありがとうございました.
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