鈴木です.
遅くなりましたが,夏休みに参加した会合・学会の感想を書きたいと思います.
2011年7月28日(木)立花藩・磯辺班会合@九州大学
私はこの会合に出るまで,5・6月に行われた長崎丸でのXBT・ラジオゾンデ観測の目的や誰がどのようにこのプロジェクトに携わっているのか というのを知りませんでした.
そしてこの会合は数ある班の中での二つの班の会合(経過報告会?)ということを知りました.
発表の内容としては,
「東シナ海の冬季温帯低気圧への応答」
「黒潮大蛇行と非大蛇行が日本南岸の気候に与える影響」
「冬期の日本周辺海域の気象シミュレーション」
等,大気と海洋の相互作用或いは単なる作用をモデルを用いて解析するものや,中には化学的な考えから現場観測で得た結果をモデルと比較するといった方法を聞きました.
また,この会合でJAMSTECの茂木さんのプレゼンを聞き,ひどく感銘を受けました.
8月2日~4日
北海道大学
文部科学省研究費による中緯度大気海洋相互作用研究の中間発表を聞いてきました.
内容は観測結果の解析やらモデルを用いた実験結果で,
総勢100名近くの研究者の方々の中で様々なものを吸収してきました.
以前九州大学で行われた磯辺班との会合の何倍もの研究者の方と同じ発表を聞きながらも,全く理解できないことが多くまだまだ未熟であると痛感させられました.
気象のことを研究している大学や研究機関がこんなに数多く存在しているという事実にも驚きました.
9月26日~29日
海洋学会@九州大学
初めて学会に参加してきました.
『学会』という言葉に固い雰囲気を想像していましたが,シンポジウムでは和やかな雰囲気だったので,
固くならず,話に耳を傾けることができました.
どんなにいい結果を出せても,言いたいことがわからない(勿論自分の勉強不足もありますが)
プレゼンはどのキーワードや,図に注目すればいいのかわからずに,結局何も残らないこともわかりました.
一番興味を持ったのは福島沖のセシウムの拡散予測(?)についての発表で,シミュレーションによって拡散していく様子を視覚的にとらえることができたのですが,
それと同時に海流はこんなに複雑な流れ方をしているんだな と思いました.
気象学会が楽しみです.
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