こんにちは。最近不運続き&研究室のスポーツ大会で唇を負傷した,B3加藤です(´Д`)
10/23~26に宮城県仙台市で行われた「日本気象学会2023年度秋季大会」に参加してまいりました。初めて対面で学会に参加したので,4日間のことを報告します。
【大会1日目】
午前中には現地に乗り込む予定でしたが,色々事故ってしまい13:50に会場に到着するという失態。乗り換えなどの時間にはこれから気を付けようと思います...
さて本題ですが,初日は「専門分科会9」のプログラムを主に聴講しました。その中でも,特に気になった発表は,防衛大の西さんの「空っ風の長期変動とその原因」です。1970年代以降,前橋で観測される空っ風の頻度が減少した原因は「観測所の風上における都市化」と結論付けられていました。ここで,冬型の気圧配置の発生頻度にも着目されており,「1970 年代の冬型の頻度の大きな減少は見られなかった」ことから「空っ風の減少は,冬型の頻度の減少が原因ではない」と述べられていました。個人的には,冬型の気圧配置のパターンによって風向が変化するので,そこも関係していないのか気になりました。
【大会2日目】
午前中は「降水システムⅠ」のプログラムを聴講しました。北畠さんや加藤輝之さんなど,気象業界では名だたる方々の発表を聴くことができました。
午後は表彰式・受賞記念講演がありました。受賞記念講演はなかなか難しい内容のものが多かったですが,気象研の岩切さんのENSOの関する講演は面白かったです。
【大会3日目】
午前中は「降水システムⅡ」の豪雨や台風のプログラムを中心に聴講しました。
午後は自分の興味のあるプログラムがたくさんあったのですが,講演会場がバラバラだったため,全て聴講することができませんでした。特に,気象研の川瀬さんの発表を聞き逃してしまい後悔しています...対面だと各会場のプログラムの進行状況が分からないのが難しいところ。
【大会4日目】
午前中は「専門分科会3」のプログラムを聴講しました。特に,予報士会東海支部の伊藤忠さんの「濃尾平野での降雪開始前後の気象の推移とその積雪への影響」の講演が興味深かったです。冬型濃尾平野降雪時に発生するメソスケールの気圧の谷の成因が気になるところです。
午後は前半は「専門分科会1」のプログラムを聴講しましたが、やはり中層大気のプログラムということもあり,難しい内容が多かったです。後半は立花先生と本田先生の発表を聴きましたが,先生のいつもと変わらない調子の発表に笑 本田先生の発表は,6月の気象コロキウムで聴いた内容と被っていたので,少し残念でした...
【総括】
まず強く思ったのが,一般口頭発表の講演1件あたりの持ち時間8分は短すぎる。聴講者は内容を理解するのに,発表者は分かりやすい説明をするのに大変だった感。先生のように簡潔なスライドと発表が望ましいのかもしれません。大会運営が難しいのは承知していますが,どうにかしてほしいところ...
また,自分自身は大会初日から遅刻,体調もあまり良くなかったりと不完全な状態で乗り込むことになったことに後悔・反省...次回,学会に参加するとき万全な状態で乗り込めるようにしたいです。
次,学会に参加するときはたくさんの方と自分の研究について議論したいので,これから研究頑張ろうと思います!
今回はここまで。最後まで読んでくださり,ありがとうございました。
↑仙台国際センター ↑仙台市内の様子(仙台城跡にて)
[2回]
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