【宣伝枠】
5月15日は朝から新宿に出没しました。お久しぶりです。オガタです。
到着が早すぎたので大会開始まで時間があまり朝は色々とぼーっと時間を潰しておりましたが、
この日から気象学会!しかも一番の見所である極域連絡会が予定されていたので、
自分にとってはこの初日が今回の気象学会のメインでありました!
そんなこの日は朝から曇天…。
国立オリンピック青少年総合センターでの気象学会に参加したのは4年ぶりだったのですが、
確かその時は雨だったことを記憶しております。
朝から曇った空を見上げて、今回もそんな風に天気が悪い気象学会なのかと思っていたのですが、
昼からはお日様が照りつけるとてもよい天気でありました!風が気持ちよかったことを記憶しております。
この日は三重大学 地球研 D2の西川さんのポスター発表(P102)がありました!
こんな様子でした。
西川さんの話を危機に人が引っ切り無しに詰めかけるという大盛況ぶり!
流石です!!!
三重大の勢水丸と他2隻を使った3隻同時の大型観測の結果を用いた研究です!
三重大・立花研に来たらこんな大きな研究が出来るんだぜ!ってことを見事に体現しておりました!
今後の西川さんの研究に注目です!
午後のセッションではこの西川さんの研究と同じく2012年の3隻同時観測と関連した発表がいくつかありました。
A166 JAMSTEC 川合さんの発表でも立花先生と西川さんの名前がどどんと載っております!
もちろん勢水丸の名前も!!
A167 東北大 吉岡さんの発表にも関わっていたりと西川さんは大人気でした!
三重大の勢水丸もこんな大きなプロジェクトに参加できるとは流石であります!
観測だけではありません。
データ解析の方ももちろんやってますよってのをA413の安藤くん(三重大 地球研・M2)がみせてくれました!
彼の本当の発表日は4日目の18日だったのですが、1日目の極域連絡会でも発表しておりましたー。
安藤くん…ごめんよぅ私のカメラではいい写真が撮れなかった…(;□;)
18日の彼はこんな感じでした。
これまでは勢水丸に設置された乱流計の解析に勤しんでいた彼ですが、
今回発表した内容は写真の通り2012/13年の寒気とAO・WPパターン・日本周辺の海面水温との関係というタイトルで発表しているとおり、
寒かったこの冬の事例解析でした。
ここから畳み掛けるように解析してババっと論文を書いてしまおうと目論んでいるようです!!流石!!
宣伝枠として、最後にご紹介したいのは先々月に三重大を卒業した平野さんの発表(A404)です。
彼女の研究は大学の卒業論文発表会に留めておくのはもったいない!ということで今回の気象学会で発表することになったのですが、
大学を卒業して久しぶりの発表…。お仕事も忙しいところでしょう、発表は大丈夫だろうかとオガタはちょっと心配していたわけですが、
全くの杞憂でした!彼女は以前と変わらずスラスラと研究発表をしておりましたー。
発表後の質問もガンガン来ていたことからも彼女の研究がいかに興味深いものだったのかがうかがい知れます。
あと、今大会での発表はありませんでしたが、18日には同じく先々月三重大を修了した大鹿さん(ウェザーニュース)も見学に来ておりました!
オガタを含めて3人で撮った写真ですー。画像ちっさめでご勘弁(;´∀`)
平野さんと大鹿さんは現在就職し、それぞれの会社で頑張っておりますが、
ふたりとも素晴らしい研究をしていたので、仕事の合間を縫って自分たちの研究を論文として投稿しようと奮闘しております。
この日も立花先生含め関係のある研究者方と彼女たちで論文投稿に向けた作戦会議が開かれていたようです。
お陰でオガタは二人と別れの挨拶をしそびれました。゚(PД`q。)゚。
【興味津々】
三重大地球研の宣伝枠はこれで終わりとしてオガタが面白かった研究紹介ですね。
やっぱり15日の極域連絡会が一番面白かったと思います。
色々とワクワクしすぎてあんまり写真を撮っていなかったようです…。
「南極氷床末端部の変動が海洋・海氷に与える影響」という題で発表していた田村岳史さん(極地研)のお話はすごく面白かったです。
なんか見たことある図だなーって思ってたら2011年秋の海洋学会の極のセッションでも今回見せていただいた図などもあったようで、
それで見覚えがあったみたいです。
内容はメルツグレーシャータング(MGT・メルツ氷河舌)がぼっきり折れてしまった影響がどのように現れるのかといったお話でした。
低塩化やプランクトン活動、大気への影響や海氷生成に関するお話まで幅広く紹介していただけました。
個人的にショッキングだったのはMGTが折れたことで一番被害にあったのはペンギンだろうと聞いた時でした…。かわいそう…。
分野は違いますが、その後の「グリーンランド氷床の暗色化と雪氷微生物」という題でお話頂いた竹内さん(千葉大)のお話も面白かったです。
個人的に、表彰の暗色化はエアロゾルが主な原因なのかと勝手に考えていたのですが、
竹内さんのお話で微生物の威力を思い知らされました。
途中にあった微生物のコロニーの形成と消失の動画がもとても興味深かったです。
その後の高谷さんの北極域の環境変化がどのように大気へ影響をあたえるのかを
色々な論文からピックアップするような形式で聞くことができたのもとても勉強になりました。
今回の気象学会はこんな感じでしょうか…。
極域のお話(特に南極域)が少なかったのが残念だったところ…。
今年の秋学会にはもしかしたら極域のスペシャルセッションもあるそうなのでそちらを楽しみにしたいと思います。
長くなってしまいましたがこれにて失礼致します。
ではでは。
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