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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

2012気象学会春季大会@つくばverオガタ

こんにちは。緒方です。
2012年気象学会 春季大会の個人レポートをさせて頂きます。

 
さて、私の学会は早朝から始まりました…。
ちゃんとチェックしてなかった…。
極域のセッションが1日目の午前中なんて…orz
10時開始だったので、アリマさんと二人でつくばに向かいました…。
この時見事に寝坊しているので(電車には間に合いましたが…)、
カメラを持ってき忘れて、今回写真がほとんどありません…。
 
・1日目(2012/05/26) 午前
 
10時ギリギリに会場に到着したので、受付前にとりあえず午前中のB会場の講演を聞くことにしました。
今回の気象学会で南極のお話は平沢先生の最初の発表のみだったので、
ちょっと物足りませんでした。
平沢先生の発表は南極の研究のレビューのような点が多かった上、
パターン解析のお話だったので、個人的にすごく興味深かったです!
 
以下にあとでチェックしたいなーと思ったり、
気に止まったことの個人用ちょこっとメモを残します。
キーワードのみだったり自分の考えと発表中の気になる一言のメモが混在して適当なこと書いてます。
あとでオガタが気象学会を思い返すようのメモなので、
ちょこメモ部分は流していただけると幸いです。
(正直学会のお話は研究の進捗だったりすることもあるので、
ドコまでブログで書いていものなのかよくわかんないです…)
 
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
平沢先生
Hirasawa(2000)…
単一の原因?ここ最近はどこかの現象が強く出ていて、それの影響で第3モードが強くなってきた??
 
猪上さん
偏西風の上欄が風上に影響。バレンツ海の多氷年と少氷年
氷が多い年がバレンツ海で気圧が低い。
少ない-多い=シベリア沿岸域で高気圧か。その北で高温、南で低温。
少氷年は低気圧はロシア沿岸域を東進しない。
少氷年は冷たい水が南に下り安い。気圧性がよわkなつ。低気圧経路が北にずれ、大陸に寒気が形成されやすい。
 
堀さん
バレンツ海そのものの海氷の変動は?減ったのが冬に戻ってないのが原因?
海氷が完全になくなると気候値としての低気圧の移動に変化が現れえるかも… 。
 
飯島さん
日本の寒気の目安は850hPaは-6℃、500hPaは-36℃
 
馬渕さん
確率密度関数。EOF1とEOF2を軸とする。亜熱帯じっと導波管
EUパターと北半球の
ブロッキング高気圧の西進とフィリピン付近の活発な対流→WPパターンの形成
 
藤井さん
ブロッキングの定義の論文Tibaldi and molteni1990。
Brier Score 0から1の間で予報が観測にどれだけ近いか。1に近いほど予測精度悪い。
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
 
この日のお昼は三重大学から数人と弘前大学の久野木さん、JAMSTECの小木さんとご一緒させて頂きました!
モツ焼きそば(´~`)モグモグ
 
 
・1日目 午後
 
午後は西川さんやお藤、あんどぅ~などの発表を控えたB会場へ向かいました。
 
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
谷本先生
フラックスの極大と西風成分の極大がほぼ一致…。
暖水渦の真ん中で風を強くする。南北で逆回転のカール(WSC:正の時反時計回りdownwelling,upwellingを作る。
正味として海が大気に与える影響…。黒潮のフロントのスケールが小さいので、スケールに小さいカールの働きに注目する。
 
升永さん(ますながさん)…読めない…。
 
西川さん!!
・寒気ドームはどのくらいの高さまで発達するのか?
・気温と気圧のアノマリーは関連?
・メソ高気圧の水平スケールはゾンデの観測点に縛られているから、もっと広い範囲だとどうなのか?そのイメージは??
 
お藤(ΦωΦ)フフフ・・
・ブッソル海峡の中間で気温が上昇しなければならない訳とは?
・下降流はブッソル海峡で集中して起こるものなのか、オホーツク海の特徴なのか?
・他の地点ではどういうプロファイルなのか?比較は?
・下降流あるなら右側の高温は説明できない…。そんなに下降流はないのではないか?
・放射モデルの確認で、下降流は検討できるのではないでしょうか?
 
茂木さん
スライドが突っ走っていたことと、発表の内容はリンクしているのだろうか…。
あとで聞いてみたら1番目と最後のスライドが同じらしく、
最後のスライドを最初のスライドと思い込んで発表を次始めてしまったのだとか…。
茂木さんでもそんな間違いがあるんだなーと。
今回周りのウワサを聞くと、茂木さん元気ない説が浮上しましたが、
JPGUから連日でちょっとお疲れ気味だそうでしたー。
 
久野木さん
かわいい。
発表もしっかりしていたのですごく良かったです!
以前聞かせてもらった時よりだいぶ解析が進んでいて、
感動しました!と、と、同時に私も研究頑張らなければと思いました。
 
あんどぅ~
減ったようで減っていないスライド…。でも時間以内に収まった!さすが!(о'д')b
・連続観測?サンプリングとしてフラックスの間隔はどれくらい?
・船や相対風光に関係なく算出ているなら考えたほうがいい
・乱流統計量との比較?u*/σ?をしたほうがいいかも…。
 
後方粒子解析…。
 
吉田さん
暖気移流大きいから上昇気流が大きくなるわけではない
ジェットが大きいから暖気移流が起こるわけではない…
 
パワースペクトルとスコアの関係からどの現象と関係があるかを解析している。
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
 
17:30からは極域研究会に参加しました。
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
PVinversion上層のPVあのまりの下層への強制
海氷の現象がシベリア高気圧を強めたinoue(2012)
シベリア高気圧は背の低い高気圧…。
シベリア高気圧が強まるときは鉛直方向に長靴型!?
足の部分は暖かく、足の甲の部分は冷たい…冷え性の人のような温度分布になる…。(*゚艸゚*)ワカリヤスイ!
日本の寒さは長靴の先っちょの影響なの?→長靴型が現れるときは日本は低気圧傾向のことが多い?
 
堀さん 厳冬をもたらす主役たち:北極振動、ラニーニャ現象、海氷。etc
中緯度は寒くなるが、日本が寒いとは限らない…。
アリューシャンのブロッキングと死海の上らへんのブロッキングが日本に寒波を…?説明不足。
エルニーニョと独立でない。
 
低気圧が南に向かうから高気圧化する…。
少ない年ー多い年
SOI index
場が良くてもシベリアの寒気がないと意味が無い…。
 
海氷が作り出すシベリア上空の寒気はエルニーニョによって運ばれてくるの可能…。
 
馬渕さん2回目!!
確率密度関数 kimoto and ghill 1993
コンテカルロ法
WPが3つのうち主にどの要因で起こっているかは説明できていない。
EOF=出る順番に分散を並べただけ…
 
JAXAの人
今年の全国の雪の残り具合を解析なさっておりました。
岩見沢の雪は例年通りの残り具合だった…??面積的なお話だから積雪深とか関係ないのかな?
ちょこメモ-------------------------------------------------------------------------------------
 
この日の夜は特になにも計画していなかったので、
そのへんにいた三重大の学生に弘前大学の佐藤君を加えてご飯を食べました!

佐藤君と一緒に御飯ももちろん超楽しかったのですが、
もっと他大学の学生ともからみたいなぁと思いました…。
そういえば8月に弘前である?新学術の集会前後でまた学生会合やりたいですねー…。
 
 
 
2日目(2012/05/27) 午前------------------------------------------------------------------------
 
この日のはじめはB会場:降水にお邪魔しました。
降水というより突風だなぁ…。
JRの方の発表で突風により地面の雪?やらなにやらが飛んでいく映像がちょっと興味深かったです。
 
突風は突風で興味深かったのですが、
なんとなくちょっと自分の研究とは遠い気がしたのでA会場へ移動しました。
 
作物のお話…??あれ?(´・д・`)なんか…ちがう…。
でも稲のお話は自分ちが田んぼに囲まれている分ちょっと面白かったです。
稲の花wwわかるわかるwwwという感じで…。
西日本は梅雨の降水が多くて、東日本は秋雨の降水のほうが多い。
知らなかったです…。
 
A208の方の発表の日本の92地点の10分間降水量…降水量のインデックスでも1984年くらいに谷がある…?
海の影響を疑ってらっしゃった…。
アリマさんの研究とどこかでリンクしちるのかドキドキでした!
 
A211は市川くん!オガタと同じ高校でした―。
確かもう卒業しているので、立花研OBの宗本さんのように、
赴任地からわざわざつくばまで来て発表したらしいです!
ホドグラフ…。
海からの風…。猛暑日は15時に強い下降流。力学的フェーンが起こっているのではないか。
下降流は地形的に作られたものなのか?
下降流が強すぎるから、下降流に関しては超ローカルな現象の可能性もある…。
名古屋のお話だったので面白かったです!
 
お昼のナン

 
2日目(2012/05/27) 午後
 
ちょっと観測用カッパを見に色々と歩きまわっておりました。
海の観測だけど、山のカッパを探しておりました。
山用品も高いですが、釣り用品も高いですね。
やっぱり数がありすぎてよくわからなかったというのが感想です。
観測がもうすぐ迫っているので、早く買わなければ…。
 
 
さて、この日は6・7月観測の飲み会を企画してみたのですが、
急すぎて全然集まりませんでした…。
まぁ、私が企画した日程も悪くて、竜巻研究会とブッキングしてしまっておりました…。
 
メールをくださった方…本当に有難うございます。
またドコかで機会がありそうなら企画させて頂きます。
 
はじめはまた三重大のメンツと弘前大学佐藤君で飲んでいたのですが、
21時過ぎに竜巻研究会に参加していた茂木さんが合流。
茂木さんは気象庁観測部のベッショさんと茂木さんの師匠・現JAMSTECのヨシザワさんを連れてきてくださいました!!
(すみません…。漢字がわからないのでカタカナ表記させていただいております…)
ベッショさんやヨシザワさんと茂木さんが運んで下さった話題はみんな新しく、とても興味深かったです!
気象庁の裏事情を聞いてしまったかもしれない……というのは冗談です( ゚ω^ )b
 
 
 
3日目(2012/05/28) 午前-----------------------------------------------------------------------
A会場~。アリマさんの発表!がありました!!
 
ちょこメモ------------------------------------------------------------------------------
A304
主成分かけてからクラスター解析をしている。
クラスター分析を生のデータにかけると、地域的な特徴を顕著に拾ってしまう…。
 
A305
AGCM
モデルごとの特徴を書いてくれているものがあるよ~。
CMIP3も荒いけど、長期的に見るなら温暖化影響評価に十分に使える…?
 
アリマさん!!
・相関はどういう計算?自由度は?
・evapを…聞き取れなかった…orz
 
2011年の台風12はTalasって名前だったんだ…。
 
ちょこメモ------------------------------------------------------------------------------
 
北大D3の岡田さんと大島さん、アリマさんとお昼をご一緒させていただきました!
しゃぶしゃぶのお店に入ったのですが、豚しゃぶの専門店でした…アチャ──(ノдノ)──・・
裏メニューで唐揚げ定食作ってくださるすばらしいお店でした!!
 
午後は大島さんと作戦会議…。
自分の研究がんばりたいです。

この日の夜は三重大+弘前大学の久野木さんを巻き込んで晩御飯を食べました!
久しぶりに今年研究室を卒業したやきそばくんも登場して結構かなりみんなではしゃいでた気がします!
大会3日目とは思えないくらい!

あれ…?楽しそうな…写真が…ない…?

この日の深夜にはちょっと大きな?地震がありました…。
たまたまホテルで一人だったので結構びっくりして急いでテレビをつけたら震度3…。
ホテルの8階だったので、揺れを大きく感じたのでしょうか…。
東京怖いですガクガク(((n;‘Д‘))η
 
4日目(2012/05/29) 午前-----------------------------------------------------------------------
 
この日は立花研の大鹿さんの発表と吉岡さんの発表がありました!
朝一から大鹿さんの発表です!
 
ナス(大鹿)
・熱帯から極に与える影響についてはどうなっているの?
質問はこれくらいだったでしょうか?
つづいて北大の中村さん(大鹿さんの共同研究者)の発表へのつながりがとても美しかったです!
 
同じ会場で小阪さん(ハワイ大学)の発表があったのですが、
2010年の日本の夏の研究をなさっていて、いつも聞いている大富さんの視点とはまた違った解析でとても興味深いものでした。
シルクロードパターンはモデルで表しにくいのか…。
 
吉岡さんの発表を聞くため、A会場からD会場へ移動しました。
この会場は台風のお話が多かったのですが、過去に850hPa級、最大風速90m/sの台風なんて起こっていたのかと衝撃を受けました…。
 
吉岡さん
発表前の挨拶で「観測は大変だったけど、楽しかったです」と発言。
それが会場にウケて、とてもいい雰囲気の中発表できていたと思います!
・ウォームコアは目の中にある。解析では台風の中心から離れたところにウォームコアができているがそれはウォームコアなのか??
・内向き、外向き成分は気象庁のデータから中心を決定して計算していると思うけど、その気象庁のデータが間違っていたらどうなるの?
吉岡さんの台風をモデルで見てくれた?山田さん?→構造が変しているところで軸対称が変質している…。この台風は軸対称から低気圧に変わる時だったみたい?モデルでも再現できたらしい。
・ウォームコアは中心だけど、降水もなかったのは収束がなかったから?だかた外向きの力が現れたのでは?
・最近巷でウワサのアイウォールの所に現れるというウォームリングを捉えた貴重なデータである可能性も!!
 
質問などなどはこんな感じでした。
本当にみんな素晴らしい発表で、羨ましい限りです!!
私も今度は秋学会で発表したいと思います!
…それまでにAGCM回す…。
 
 
この日の午後はまた大島さんと打ち合わせをして、結局会場を大会終了の17時すぎに離れました。
私は高速バスを使って帰る予定だったのでこのあとがなかなかどうして大変だったのですが、
それは胸に秘めておきます…。翌日10時からのゼミ(しかも私の担当範囲×2)がすごく大変でした…。
でも、助っ人として気象学会から来て下さった北大の中村さんのおかげでとても楽しいゼミになり、
高速バスの疲れなんて忘れてしまいました!!
中村さんすごく頼もしくて素敵な方です!!いつでも研究室に来て下さいーーー!!お待ちしております!

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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