三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
M2天野です.
だいぶ前のことになってしまいましたが…
10月23~26日にかけて開催された,気象学会2023年秋季大会@仙台について,記します.
地元宮城県での開催.
実は5年前(?)の気象学会@仙台へも参加している私.
研究室配属前にひとりノコノコ行ったな〜と思い出しながら,また,原点回帰しながら迎えた学会でした.
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<発表について>
今回ほとんどのセッションの発表が6分+質疑2分.いや〜短い,あっという間でした.
聴く時も,必死に聞いていました.
でないと,すぐ置いていかれるので…いつにも増して集中していたかも?
自分の発表では,一部久々に原稿を作って喋りました.
うまくはまとめたつもりだけども…発表直後は伝わり切ったか正直不明でした.
ですが,先日事務局より,松野賞受賞の連絡をいただきました.
内容が伝わり,また,それを評価していただけたのだと,安堵している今です.
受賞に関しては,後日別投稿にて報告予定です.
詳細:https://www.metsoc.jp/2023/12/16/33550
<そのほか>
いつもは気候システム系の会場にいがちだが,今回は「東北,ヤマセ」などのキーワードに惹かれ,メソ系の発表も聞いて回りました.
(仙台での開催ということもあり,そういった発表が多かった?)
データ解析に加え,富山大の塚田くんのように,実地での観測をやっている人が大半で,だいぶ驚きました(観測屋のみなさんかっこいい).
一方で,海の影響とか,Synopticな視点で見たりはしないのかな?と気になる発表も多数.
Hotspot関連の集会では,当然のように話される,大気・海洋・陸面・雪氷圏etc. が相互作用する,1つのシステムとして考える,というような見方も,
一歩引いて気象分野全体で見ると,当たり前の見方ではないのかなと思ったりもしました.
また,今回の学会の楽しみの一つでもあった,気候形成・変動機構研究連絡会.
島田さんの発表を直接聴講でき,とても嬉しかったです.
ヤマセを,風だけでなく気圧差,下層雲だけでなく下層冷気という視点で解析をする,それを全球的に調べてみたという研究勉強になりました.
また,チェックできていなかった島田さんの論文も知ることが出来たのが良かったです(帰ってきてから早速読んでみました).
来春のヤマセ研究会でもしお会いできたら,もっと議論させていただきたいと思います.
そのためにも今やっている解析ガンガン進めよう…がんばろう
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<河北新報への掲載>
宮城の「河北新報」という新聞は,東海で言う中日新聞,北海道で言う北海道新聞のような立ち位置.
地元のニュースが多く掲載されていることもあり,多くの県民が購読している新聞.
そんな地元紙に,9月末のプレスリリースの内容を取材していただき,その記事が,ちょうど学会中に掲載されました.
あんなに大きな記事にしていただけると思っていなかったので,先生と大喜び^^
研究のモチベーションの部分(ササニシキについて)も触れていただきました.
学会会場でも沢山の方に「見たよ!」という声をかけていただきました(ありがとうございます!)
また,影響力はすごいもので,親戚,中学高校の先生,地元の方々,疎遠になっていた友人まで連絡をくれました.また頑張る活力がみなぎってきます.
まだご覧になっていない方はぜひご一読ください.
https://kahoku.news/articles/20231023khn000062.html
そのほかのメディア報道に関する情報は,こちらからも確認できます.
https://www.bio.mie-u.ac.jp/cate/happenings/journal-of-climate.html
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学会内外での論文宣伝に加え,今やっている解析のヒントも多く得られた学会になりました.
来春3月の農業気象学会も仙台開催予定.そちらも楽しみです.
ではまた.
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