4年の鈴木です
先週26日~28日に岩手県の大槌で行われたシンポジウムに参加してきましたので報告します。
シンポジウムは前半大気パート、後半海洋パートという構成です。
・非常に発達した南岸低気圧の数値シミュレーション(東大・渡邊さん)
今年2013年1月の中旬に大雪をもたらした低気圧の研究 ちょうど新潟での観測の帰りに各地で大雪だったのをよく覚えています。
あれだけ激しい温帯低気圧はどうして発達してのかNHMを用いて解析されていました。結果からいうと上層の渦位アノマリーと下層の低気圧のカップリングが2回起こって低気圧が強化されたようです。上層と下層のカップリング!これはこの前読んだ論文でも出てきたやつだ!と発表を聞きながらテンションが上りました。論文では極域の話でしたが実際に身近で起こっていたのかと思うと興奮しますね。他人の発表を聞くのもそれなりの知識がないとダメだなあとおもいました。
それとどなたの発表で出てきたかメモし忘れてしまったのですが「あびき」が面白かったです。副振動と呼ばれる現象で波の共鳴によって入江などで水位が上昇します。長崎で起こる副振動があびきと呼ばれ映像を見たのですがまさに津波のように川を登っていく様子が不思議でした。東シナ海上の低気圧によって発生したようなのですが、統計的によくあることなのでしょうか「あびき」って名前がつくくらいなので昔からあったのかもしれませんが... 共鳴、共振 波っておもしろいですね
大気パートの発表は知り合いの方も多く発表を聞くのも何度目かでやっと研究の内容がつかめてきました。また発表の内容だけでなく発表の仕方、スライドの作り方など他のところにも目が行くようになり落ち着いて研究集会に参加できるようになりました。
海洋パートの発表はまだまだ勉強不足で知らない単語が飛び交ってついていけないことが多かったです。それでも海洋やってるかたのバイタリティというか気象にはない雰囲気を感じることが出来て一層研究に気合が入りました。
昨年も大槌シンポジウム参加して去年よりも活気に溢れていました 車もガンガン通ってるしお店も増えてきたし徐々にですが復興に向かっていて安心しました。
あと東北の夏は涼しいですね 窓開けて寝たら風邪引くかと思いました。夕立のあとカラッと晴れるのとか数年ぶりくらいに経験した気がします。ザ・日本の夏という感じ 気持よく帰って来られました
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