お久です!M1になりました,山中です.
今回は実に1年ぶりの出張であった「耕洋丸見学とJPCZと日本海に関するWS」について紹介します.
耕洋丸は,水産大学校の実習船で,2021/22冬季の日本海観測航海(Hotspot2)で活躍する予定の船です.
①その耕洋丸の下見,②船員さん-先生方の航海計画の練り合わせ,③研究議論の3つの目的で今回のWSが催されました.
そして私は,冬の日本海を是非体感したい!私に観測させてくれ!という思いを抱いてこのWSに参加しました.
~1日目~
耕洋丸.同じ実習船だけれど勢水丸とは比にならぬでかさ.
耕洋丸の研究室で観測計画の練り合わせ.大気側と海洋側でそれぞれやりたい観測を共有.
海洋側のモチベーションも聴けたことは,観測のとき役立ちそう.
冬の日本海はその危なさから観測が多くなく,未解明なこと(お宝)が眠っているとのこと.
船員さんは所々表情がこわばっていた.
藩長である立花先生のお話.久しぶりの対面ですごく楽しそう.
水産大学校の柏野先生.はっきりした御性格で,発言が鋭く面白い.
研究議論.正直JPCZのことは一般レベルの知識しか持ち合わせていなかったが,
今回お話を聴いていて,陸海空結合系の複雑な現象であることを知り,非常に興味深かった.
客観的な定義がまだ無いというのも驚いた.日本の冬に訪れる"未確認生物"のようで,研究のロマンとポテンシャルを感じた.
その後,船内見学をさせていただいた.不慣れな者(さらに方向音痴)には迷路のようだった.
ここでゾンデを揚げる予定.
ブリッジの一画のこのテーブルに受信機を置く予定.ゾンデを揚げる場所のほど近く.
この詳細については,今後資料を作る予定.
・・・・・
面白かったことの1つのは,この海賊対策ボタン.
これを押すとなにが起きるのかは聞き逃したが,海賊に遭遇することを想定しているのがリアルだった.
~2日目~
水産大学校.途中,高校生と間違えられて少し嬉しかった.
研究議論.本田先生の胃袋のお話は今まで何回も聴いたことがあったけれど,
現地で今冬の観測に思いをはせながら聴くとまたより一層興味が湧いた.ぜひそちらも観測したい.
海の研究者の方のお話も新鮮だった.
日本海って日本人にとってはめちゃくちゃ重要だけれど,案外未開拓な海なんだと改めて感じた.(もしかして耕洋丸ってそういう意味?)
学生も自己紹介をさせてもらった.(私の発表シーンは写真が無かった涙)
私はそこで乗船立候補をしたが,柏野先生から「覚悟してださいよ」と目を見て言われた.
正直1回しか船に乗ったことがないから,冬の日本海に私の三半規管が耐えられるかわからない.
今度の新青丸航海で様子見.
先生方は我々のうっすい話にも真剣に耳を傾け,話を拡げてくださった.温かかった.
研究スライド持っていけば良かったな..研究テーマ,日本海と全く関係ないけれど.
今冬の観測,陸上部隊(無人島)も楽しそうだなと思いながら,やはり私は船が好きだから船に乗りたいな.
体が2つあれば,陸にもエントリーしたんだが.
てな感じで.実に充実した2日間でした.はてさて観測メンバーはどうやって決めるのかしら.
なんとしてでも乗りたいから,今度の新青丸航海でゾンデの腕を磨くとします.
[5回]
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