こんにちは.B4の安藤です.7月28~29日に九州大学応用力学研究所で行われた新学術磯辺・立花藩合同会合に参加しました.
0日目(7.27) 会合が朝からだったので,前日に博多まで行きました.新幹線だと3時間半ほどで,距離の割には早く感じました.
1日目(7.28) 自分の研究テーマに近い大気海洋相互作用に関する研究や自分が参加した気象観測の解析結果の発表がありどれも興味深いものばかりでした.その中から,特に印象に残った発表の感想を書きます.
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中村 啓彦さん(鹿児島大・水産)「黒潮大蛇行と非大蛇行が日本南岸の気候に与える影響」 自分の研究で,海が大気に与える影響をどのように見ていくかはっきりしていなかったのですが,中村さんの発表を聞いて,例として南岸低気圧があると思いました.何十年分もの低気圧の中心位置と気圧を天気図から読み取っていく作業はかなり大変だと思いますが,難しい解析方法を使わなくても,黒潮大蛇行時の方が非大蛇行時より南に低気圧が存在するという面白い結果でした.
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吉江 直樹さん(愛媛大・沿岸環境科学研究センター)「縁辺海の大気海洋相互作用が海洋生態系に及ぼす影響の評価」 モデルと言えば,海水温や海流といった物理要素のシミュレーションが多くありますが,この研究では化学物質や植物プランクトンなどのシミュレーションを行っていました.生物が気候に与える影響もあるので,モデルや観測を通してその影響が解明できれば面白いなと思いました.
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児玉 安正さん(弘前大・理工)「黒潮が梅雨前線に及ぼす影響~2011年5月の事例解析~」 自分も関わった観測の研究だったので,興味がありました.黒潮上の梅雨前線が発達するメカニズムを熱フラックスを中心に見ていましたが,発表に結論までの流れがしっかりあるので説得力がありました.人をひきつける研究とはどうすれば良いのか,そのヒントになりました.
お昼は,博多と言えばラーメンが有名なので,近くのラーメン店に行きました.初めてつけ麺を食べました.普通のラーメンと比べると具が少なかったのですが,麺が多く食べ応えがありました.
夜は,「真」で懇親会がありました.様々な話題を聞くことができ,研究の励みになりました.
2日目(7.29) 今後の観測計画について話し合われました.来年も東シナ海航海があるようなので,どのような現象を観測できるかとても楽しみです.
お昼は,少し変わったラーメン店「一蘭」に行きました.そのお店は,席が1人1人壁で仕切られて,ラーメンを食べることだけに集中できる(?)環境になっていました.かなり濃厚な味でしたが,おいしかったです.
午後は,太宰府天満宮で学業祈願をした後,九州国立博物館に行きました.国立だけあってとても立派な建物でした.展示物は,交易の拠点だったこともあり,アジア各地の品々が多く展示されていました.交易の拠点としての北九州を見ることができました.
[2回]
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