2022年東シナ海梅雨期観測 第一回会議@鹿児島大学
こんにちは!
初めて地球日誌を書かせていただきます,B3の平賀詩之助です.
1月6日に鹿児島大学で2022年東シナ海梅雨期観測 第一回会議が行われました.学外での研究会に参加したのがこれが初めてで,学外のいろいろな方と対面で関われるので楽しみにしていました.
この日のスケジュールとしては,前半は,夏の観測のサイエンスに対する各グループからの発表,解説が行われました.
後半は,観測デザインを参加者全員で議論をしました.
・夏の観測のサイエンスに対する各グループからの発表,解説
僕は冬が好きなので,研究室で論文を読んだり調べ物をするときはいつも冬の気象・気候についてのことが多いのですが,この研究会では梅雨期の気象・気候についての発表が行われていたので,すごく新鮮な気持ちで聞くことが出来ました.
特に面白いなと感じたのは,中村さんの研究である,梅雨期の東シナ海の水温場は大陸棚と黒潮の海面水温さの2種類があり,黒潮が沖にシフトすると大陸棚の水温が低下し雨が増えるということです.それが2,3年周期の経年変動をしている点や,熱容量の差によって起こっている点や,どちらがメインファクターかまだ分かっていない点などが興味深いと感じました.
・観測デザインの議論
この打ち合わせでは,自分たちで観測デザインを決めました.グループに分かれて天気図をもとに観測の日程や航路,どの船を使うかを議論しました.
しかし,自分にとって観測計画を立てるのはとても難しく感じました.
計画を立てるには,まず前提として梅雨期の東シナ海の気象場,水蒸気量や流跡線などの物理量を理解している必要があります.
その上で自分が知りたいことは何なのかを見出して,それを実現するために計画を立てます.
今回は自分の意見をあまり出せませんでした.自分の知識不足を痛感するばかりですが,気象の知識を得るのは,何よりもおもしろいので楽しんで勉強していきたいです.次の機会では自分の意見を出せるようにしたいです!
それでは,今回はこの辺で.最後まで読んでいただきありがとうございました.
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