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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   

3月の会合について(ちょこっと新潟)

こんにちは。緒方です。
今回は3月12日から16日まであった会合について結構長文で書かせて頂きましたが、
その前の新潟についても触れなければならなかったみたいで、
しかし、私の報告の前に安藤くんや西川さんがそれらについてしっかり書いてくださっているので、
そちらに関しては私個人の簡単な感想だけ…。
 
新潟
新潟大学の3年生達も集会に参加していましたが、
みんな自分が何を研究したいのかしっかり考えていて、新潟大…恐るべしです。

新潟での一泊は本田先生おすすめのとても良い温泉宿で、とても良かったです!
やはり会合に温泉は欠かせない!と思いました。
ごはんが炊き上がるのを待つのはちょっと長かったですが(笑)、
その分ゆっくり話すことができたので、新潟時間は素晴らしいなぁと思いました。

こういう研究集会のメインって、まぁもちろん温泉もそのひとつだとは思うのですが、
ご飯を食べたあとの2次会などなどであると思うのです!
今回もばっちり参加させて頂きました!
今回は研究のお話をグダグダと話し合うという感じではなく、
様々な人間関係についてのお話をたくさん聞けたと思います。

普段、自分とは違う研究分野の方だからと論文や研究を知らなくても、
そういう場でどんな研究をなさっている方なのかの説明を交えつついろんな話を聞くことで、
後で伺った時に覚えやすい…のかな?とも思います。
お名前を伺ったことがあります誰々さんとお知り合いの方ですよね?とかって話せたらいいかな??

本当だったらこういう会は自分の発表のあとにあった方がいいと感じてしまいます。
その方がこちらとしても絡みやすい…。
後日に自分の発表があると、自分の研究内容を酒の肴にしにくいというか…。
あとで自分の研究を発表の場で聞いてもらうのに今お話ししても2度手間だろうなーとか考えてしまいます。
みなさんお優しいのでそんなこと気にしなくてもいいとは思うのですが、
私の日本語ではスライド無しに自分の研究内容を説明できない…。
こういう時のために普段から自分の研究の要点と疑問に思っていることなどを脳内でまとめて考えておいたほうがいいでしょうね…。
すぐ忘れてしまいそうですが…。自分も研究的な意味でも楽しく飲み会に参加できたら幸せですね!

翌日は新潟市内にもどって研究集会の続きを行いました。
自分の研究方面としては色々とアドバイスいただけたのがとても良い収穫となりました。
とりあえず自分はもう少し多くの論文を読んだほうが良い…。
帰りに今後の研究方針について話しあうことができたのも良かったです。
 
ちょっと時がたちすぎて記憶があやふやなので新潟についてはこれくらいにして、
以下、今回の会合についての報告?を行いたいと思います。
 
 
3月12日学生会合①
 
横須賀のJAMSTECに会場を貸して頂きました。
JAMSTECでは場所をお借りしただけなので、会合自体は学生しかおりません。
最初に主旨説明ということでしたので、適当にしゃべりました。
学生会合は先生の目を気にしない緩い会であること、気軽に質問しあえる会を目指していること…くらいでしょうか。
主旨説明というほど大したものはなかったので、余った時間を利用してざっくりそれぞれ自己紹介を行いました。
今回は三重大学、弘前大学、長崎大学の3校から計10人くらいの学生が集まりました。
一人ひとりの発表へのコメントはその時々でやらせていただいたので割愛させて頂きます。
ただ、今回初参戦の長崎大学河本先生の学生道端くんと山内くんについては触れておきたい!
ohiru.jpg







写真の右の二人が道端くんと山内くんです。
3年生なのにVL講習会(バーチャルラボラトリー講習会)にも自主的に参加するなど意欲のある学生さん!
長崎大学の河本先生の研究室の学生さんだとか…。発表はもちろん積極的な態度もすばらしかったです!
是非次回学生会合にも参加していただきたい!
 
お昼ご飯は横須賀JAMSTECの食堂でいただきました。
味について言及はしませんが、カレーとパスタが正解。ラーメンは…。
私はカレーをいただきました。
788208cf.jpg






 
 
お昼のあとはJAMSTEC内を色々と見学させて頂きました。
kaiyou.jpgkaiyou2.jpg






 
研究船かいよう( http://bit.ly/AlUtDL )は半没水型双胴船で、
瀬戸大橋の建設で重要な柱の建設に必要な技術の実験や
三重県尾鷲沖?に地震・津波の減災のためのシステムを確率するための実験を行うなどを行なっているそうです。
船長のお話を直接伺うことができてとても良かったと思います。
 
ちょっとどのタイミングで行ったのか記憶があやふやなのですが、
このあとJAMSTECのお世話になっている方々のデスクをめぐって挨拶をさせて頂きました。
JAMSTECの研究者の方々を"見学"することができたのは自分の意欲向上につながったと思います。
 
発表会場にもどり1日目後半戦スタート。
5,6月の長崎丸での観測希望を発表ごとにつのって好き勝手計画してみたり。
私は主に南極に興味があるので、こういうところでいろんな学生の意見を聞いていると、
それぞれ計りたいものがあるんだなーと感心しました。
私も南極に観測に行きたい…。
しかし、ここで具体的に"何"が観測したいのかはっきりさせないと観測って行けないよな、とも思うわけでして、
もちろんその”何か”を"どうやって"観測するのかなんて本当によく計画して参加しまければ、
行き当たりばったりで毎回良い観測ができるはずないので、連携して準備していかなければならないと感じました。
 
この日の発表予定を終了し、学生たちの他にJAMSTECの茂木さん( http://bit.ly/w5Imhi )と合流して一路中華街へ。
特徴的なあんかけ焼きそばのある梅蘭を予約していたのですが、中華街に梅欄というお店はいくつもあり、
予約したお店を探してさまよい歩くことに…結局中華街ではなく関内のお店( http://bit.ly/xm3yw4 )でした。
予約したのは私です!よく確かめもせずに申し訳ありません!
そして主役は遅れてやってくるを実践してくれたのがアラスカから直接参加してくれた弘前大学・佐藤君。
梅蘭をさがして私達がさまよい歩いて探したお店を一瞬で把握して乾杯に遅れることなく現れるあたり流石です。
料理はリーズナブルなものが多くあり、看板メニューのあんかけ焼きそばもとても美味しかったです!
私としては揚げワンタンがお気に入りであります!
この日はみんなでノリノリで2次会はカラオケへ…もうこの学生会合に参加したメンバーの間に隔たりなんてありません!!
1時間半ほど(一人2曲くらい?)でしょうか…いつまでも余韻に浸っていたい1日となりましたが、
ホテルや電車の時間の門限もあったので名残惜しくも1日目は解散…。
次の日に備えました…。
 
 
3月13日学生会合②
 
学生会合2日目in横浜(新杉田駅近く)にある地球シュミレーターで会場をお借りしました。
電車で向かう途中で富士山を発見して感動できたのは一瞬で、すぐ見えなくなってしまうあたり流石都会です。
 
長崎大学三井くん、弘前大学関さんの発表。
関さんは去年(2011年)インド洋で行なってきた観測の写真をたくさん見せてくれてとてもワクワクしました!
こうこういう観測がいかに楽しく素晴らしいかを、
もっと高校生などの興味のある若い人にも知っていただきたいなぁと年寄りじみたことを考えてみたり…。
 
一旦お昼休憩。横須賀JAMSTECの食堂も横浜JAMSTECの業者と同じでした。
つまり私は正解のパスタを食べて満足することができたというわけです。
pasta.jpg






 
その後、スパコンを見学しに行きました。
erath_shu.jpg







(↑スパコンを見学する学生たちとそれを見守る助教授(笑)の図)
(この助教授(笑)が東北大学M1の佐藤君です)
スパコンがおいてある施設は免震対策されていて、
いざとなったら横揺れを抑えられるために他の建物とは違う揺れ方をするので、
スパコンのおいてある施設と隣りの建物を結ぶ橋はある程度以上の揺れですぐ落ちる設計になっているとか!?
スパコンがおいてある施設の照明は日本照明学会に表彰されたらしい…。
みんなスパコンに興味津々です。
 
後半に緒方と弘前佐藤君の発表…
その後の総合討論では佐藤君をきっかけに学生会合参加者のみんなでちょっとした悪巧み?を画策!
うまくいくといいね!!
次回学生会合のことにも少し触れて希望の日程と場所をなんくなく話し合う…。
夏に涼しいところ…できたらいいね!
前日乗ったタクシーの運転手おすすめ中華街『獅門酒楼』( http://bit.ly/yWNygH )へ。
生きたエビをお酒で酔っ払わせたとこをと湯引くなど、
驚きの料理も出てきてびっくりしました!お値段にもちょっとびっくりしました!おいしかった!桃まん!
この日はおとなしく1次会で解散…明日からの東京に備えます。
だんだんと学生たちに疲れが現れ始めております。
 
 
3月14日全体会合①
 
横浜から一路東京へ…行く前に一部で有名な『大学院』という喫茶店( http://bit.ly/y4mipP )に行きました。
4年生の時にも行ったことがあるので2回目を試みようと思ったのです!
ちゃんと事前に調べて8時からやっている!と思って向かったのですが…『本日は閉店いたしました』
………おとなしくとなりの喫茶店で朝ご飯をいただきました。抹茶ラテ美味しかったです。
 
ご飯を食べてから東京に向かいました。13時開始だったのでホテルに荷物を預けてから歩いて会場へ向かうことにしました。
わかったことは渋谷駅から会場( http://bit.ly/FOrr70 )は遠かった…。
全体会合では公募研究や関連プロジェクトの報告会、様々な研究が連動して?動いている…と感心しました。
こんなに多くの人間(しかもみなさん一流の科学者ばかり!!)が関連して研究しているなんてすごいことです!
今年の観測計画のお話もありました。非常に楽しみです。
この日の若手会のお話は若手会での連絡・報告手段などに関する問題をどうするかについて話し合いました。
しかし、時間が足りず、まだ次の日へ続く議題となりました。
 
さてそのあとは自分のポスターもあるポスター発表(?)の時間です。
前回三重大で行われた学生会合の時に仲良くなった森君もポスター発表してた。
ポスタアァァァァァァッ!!あ?自分のポスター写真取り忘れた。まーいーけど。
愛媛大学の吉江先生をきっかけに北大の低温研の方にもお話を聞いていただける素晴らしい機会となりました。
南極の観測に行きたい…。
 
そしてこの日の懇親感…良かった!!
お世話になっている先生方へのご挨拶…学生会合や、
観測で関わった学生同士(東北大学の山田くん(M1)とか)で交流できたのがとても楽しかったです。
 
その後の2次会には弘前大学の佐藤君(M1)、久野木さん(4年)、関さん、長崎大学の三井くん、若杉くん(3年)、女の子二人(ご、ごめんなさい…名前…)
、学生だけでなく吉田さん、小森さんと万田先生もご一緒していただいて合計15人!
2次会に向かう途中で地震(震度3?)にあったのですが、
歩いていたためか、テンションが上がっていたせいか、全然気が付きませんでした。
2次会終了は23時半過ぎ楽しかった!
 
 
3月15日全体会合②
 
この日は10時開始のんびり。渋谷から歩かずに素直に東大前の駅を使いました。
はじめに各班の報告
その中には立花先生の報告もありました。
tachi_0315.jpg




 


学生の成果を重点的に報告してくだ合っていたように思います。
代表で佐藤君の発表があり、その後、立花先生が去年観測した台風の話をしてくださったのですが、
すこし時間が足りなかったみたいです。
 
それから昨日の続きで若手会の話し合いがあり、若手会の意思を確認し合うことが出来ました。
 
会合はまた全体のお話に戻り、観測全般をサポートしてくださっている河合さんのお話がありました。
去年12月の北光丸の観測で3年生が大変お世話になりました。
今後の観測方針としては下層雲を捉えているとか面白そう…?
先生方のお話は中身がとても濃厚なので時間以内に終わることは稀でした。
 
次に各班にわかれての話し合いに…。
立花藩は観測の計画について主に話し合いました。
ここにきて学生会合の成果(佐藤君の企み)!?が表になることになろうとはっ…!!
と、いいますか、いきなりここで学生会合の成果?を聞かれることになると思っていなかったので、
この時手元に何も資料を持っておりませんでした。
こういうことは事前に言っておいてほしいなというのが正直な感想です。
先生方は学生たちに『好きに学生だけで会合して欲しい』と場を設置してくださっているのだと思っていたのですが、
やはり思惑はいろいろあるようで、それに気づいていない私に非があったのだと思います。
そーかー…成果が求められるのか…。そうしないと出資の意味もないしなー…。…。
 
この日の懇親会はちょっと体力が衰えてきて、昨日よりは落ち着いた懇親会になった気がします。
きのうよりおしゃれな会場で出てくる料理も一風かわった物が多かったです。美味しかったのですが、
私としてはもうすこしデザートの種類が欲しかったですね!
昨日盛り上がった二次会ですが、前日までのまでの疲れ(3日連続?の懇親会&2次会にはちょっと限界が…)もありなかったです。
帰りに気がついたのですが、この日はとても寒かった―。
 
 
3月16日全体会合③
 
今日で全体会合は終わり。早めに出発。時間があったので迷うの覚悟で池ノ上駅から歩きました。
途中でコンビニによっていると本当に偶然に佐藤くんと出会いました。
 
昨日の各班の会合で話し合われたことの報告会。いろんな人がいると一つ連絡をとりあうのも大変だな…と思ったのが、
今回のっ全体会合の全体の感想の一つです。
 
今年は東シナ観測、3隻同時観測、瀬戸内海観測など観測が目白押し!
・SSTフロントを挟んだ南北の構造
・暖気移流と寒気移流の時の違い
・場の変化と境界層の応答。下層傾圧正回復過程。
・下層雲、霧の形成
(海洋:・夏季の海洋混合層浅化、SSTフロント消失過程、海洋乱流観測)
モデルとの連携(モデルの弱点、大気下層境界層・雲・霧の検証、同化実験、東シナ海との比較)
部位とあわせて6点での観測。
その時にみらいが丁度良く南のほう
(KEO,NewKEO(KEOの北に新しく設置する気象観測に特化した?ブイ。フラックスくらいなら計算できる要素を観測している)あたり?)
にいたら4点でのゾンで観測
水中グライダーもテスト的な位置づけで観測に用いたい
20万くらいの船舶用雨量計がある…お手製雨量計…いらない…(・・?
↑このへんは観測計画の適当にメモなのでちょっと日本語が崩壊しておりますが、
自分用メモと思ってそのままにさせていただきました。
 
観測の話のあとは先生方のまとめやご指摘を伺い、それらをさらにまとめて終了した感じでしょうか…。
 
これで、今回の全体会合も無事終えることが出来ました。
ポスターを片付けて、仲のいい学生達でお昼ごはん食べてから帰りました。
katsu_haru.jpg






 
今回は本当によく学生同士で深く交流できてとても楽しい会合でした。
やっぱり感じるのは、一緒に船に乗って観測したら、ただ気象学会の若手会などで交流することより、
深くお互いを知り、素晴らしい関係が築けるんだな、ということでしょうか。
このつながりを生かせるように自分も研究に取り組んでいきたいです。

2012年3月18日 緒方香都
 
 

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性別:
非公開
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学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

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