三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
寒がりで既にカイロを3つ貼っています.真冬はどうすれば・・・
M1の山中です.
10/23(土)-24(日)のhotspot2立花藩会合についての記事です.
3月のTM会以来の久しぶりの対面で,新潟大の方とはオフ会気分でした.
研究集会で全国に出張し,多くの研究者や学生と出逢えるのがこの研究室の良さ&強みなので
自分自身はもちろん,後輩たちが(今となっては貴重な)その機会に巡り合えたことが嬉しく,ありがたく思いました.
~1日目~
1日目は,学生の研究発表の場を設けていただきました.
(写真提供:たぶん山本くん or 天野mさん,ありがとう)
実は卒論から内容が少しずつ変わってきていて,最近自分でもカオスでした.
確実に意味があるのだけど,何を意味しているのか.
しかし,人に話すということで頭を整理すると,
自分でわかっていなかった面白さに気づき,研究の楽しさを思い出しました.
発表はトップバッターでしたが,とくに緊張はしませんでした.
それよりも,私の面白い話を聴いてほしいという気持ちが勝っていました.
こんな気分になったのは,初めてかもしれないですね.
取っ散らかった内容でオーディエンスの皆さんには申し訳なかったのですが,
コメントも3ついただき感激しました.(普段あまり質問などが出にくい)
そのうちの1つを今解析しているのですが,面白そうなものが観えます.
やっぱり勇気を出して発表して良かった.
最初は発表なしでの参加を考えていましたが,ある人の後押しでえいやと出てみたのです.感謝...
後輩たちも,中間に引き続き上手な発表(みんなで土日つぶして練習した成果!)で,良かった思います.
質疑応答の練習はもう少し必要かな?3年生の山田くんもいきなり先生方の前で対面発表,良い経験ができましたね.
新潟大と京都大の方々の発表も生で聴けてうれしかったです.
新潟大の学生さんはオンラインにやさしくマウスポインタを使ってらっしゃって,三重大メンバは見習わなければと思いました.
(本当はヴーチャルポインタを使うつもりだったけれど,私のPCをプロジェクタに映さなければ意味がないので使えませんでした...)
中下さんは観測とデータをつなぐ重要な研究をなさっている方だ
ということがわかりました.D進されるそうなので,今後もお話を聴く機会があると思います.
大トリに春日さんの寒冷渦指標のご発表があり,冬の観測に関連する内容だったため会場は大盛り上がりでした.
(写真提供:山本くん)
お昼に屋上へ上がらせてもらいました.三重よりも景色が開けていて,気持ちが良かった.
日本海に沈む夕焼けを見たかったのですが,研究議論に集中していて見逃してしまった...
~2日目~
2日目は22年1月に実施する日本海でのJPCZ観測の打ち合わせでした.
私は前回につづき記録係をしていたので内容に集中できました.他の学生も2日目も出れば良かったのに.
前回よりも,目的・ターゲットや実際に行う観測項目についての知識が深まり,テンション↑↑でした.
なんと学生は2人しか船に乗れないそうです!
私は4月の時点から立候補しているのですが,なかなか厳しいですね.
もし乗れたら観測データを使って日本海の水温分布とJPCZの横たわる向きとの関係について研究(まだ内容ははっきりしていない)をしてみたいのですが...
今のところ陸(輪島・秋田)の観測は下準備の大変さを考えると可能性は低そうです.
後輩たちはみんな観測したがっているので,できれば経験させてあげたいのですが...
また,川瀬さんのJPCZ事例に関する気温SST感度実験(気温SST昇温除去実験&SST差し替え実験)のお話がすごく面白かったです.
もともと川瀬さん&今田さんコンビのイベントアトリビューションの研究が大好きなのですが,JPCZでの実験のお話は初めて聞いたので興味深かったです.
若干,SST上昇が気温上昇に勝って降雪は増えるということで,海ってやっぱり大事だなと再認識しました.
ただ,質問したところ,モデルのなかで海が空と結合していないとのことだったので結合したらどういう結果になるのかとても気になりますね!
きっと海は冷やされて今回の結果ほどは雪は増えないんでしょうが.どのくらい冷やされるのかな?
つらつら書いていたらものすごく長くなってしまいました.
hotspot2は海の研究者と空の研究者がいっしょになっているので,先生方の議論を聴くのは本当に楽しいです.
地球はみんなつながっている.また対面でできたらいいな.おわり.
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