三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
6/4~12までの9日間気象観測に出掛けました!
前半は京大防災研究所の潮岬風力実験所でお世話になり,
続いて後半は毎年恒例の勢水丸実習のTAを務めました.
<潮岬編>
勢水丸以外での観測はこれが初めて。
おなじみのラジオゾンデに加えて、パイロットバルーン、係留気球、ドローン、マイビートといった様々な観測を経験させていただきました!
ラジオゾンデについてはリーダーシップを発揮できた一方で、それ以外の観測では他大学の方々からたくさん学ばせていただきました。
パイロットバルーンは練習用風船で1度チャレンジしましたが、大苦戦。
鳥取環境大の重田先生の「顕微鏡を空に向けているようなもの」という例えが的を射ているなぁと。
係留気球は班ごとに当番を組みましたが、自分の班の時だけ風が強く中止。残念でした。
同じく風の影響で、私のいる間はドローン観測も試運転のみでした。
あとは、1日2回昼夜2:30のゾンデ放球に合わせて、4時間睡眠×2の生活がちょっぴり辛かったかな。
晴れの日も嵐の日も潮岬の自然はとても綺麗でダイナミックで心癒されました。
宿舎として利用させていただいた「みさきロッジニシダ」も快適でした。
そして何より、いろんな大学の方々との交流も深まりとても濃い5日間でした。
来年以降もあれば,後輩たちにもオススメしたい観測です!
<勢水丸編>
実習生の頃から数えると3回目の乗船となり、ついに今年は隊長を務めました!!
初日は勝浦で前半組と入れ替え、マグロ食べたり温泉入ったり。船内案内や観測の説明等も担当しました。
しかしそんな和やかな時間も束の間。
2日目に出航すると、外洋は予想以上の大荒れ。
計画では、大蛇行して静岡沖あたりを北上するように流れていた黒潮を東西にぶったぎる予定でしたが、断念。急遽勝浦沖まで引き返すことに。
船酔いしやすい隊長は、寝不足も相まってダウン。
吐きまくりながらもなんとかTAやってました笑 こうなればもう根性ですね。
さすがに、途中M2の先輩方にだいぶ助けてもらいましたが。本当に感謝しかありません。
退避しながらも、大荒れの中ゾンデを上げた結果、野帳が波にさらわれるハプニングもありました。
その後も天候、海況は回復せず、3日目から4日目朝までは志摩の英虞湾へ停泊。
悲しきことに、英虞湾集中観測となりましたとさ。
さいごに、海洋観測の練習をしながら松阪港まで帰港しました。
周りの支えが本当に大きく、なんとか隊長をやり遂げることができました。
思い通りに観測ができなかったことは残念ですが、自然相手では仕方ないですね。
参加してくれたみなさんが、データを取りに行くことの大変さ、大切さを感じてくれたことは何よりでした。
大学院に入学してからこれまで、この実習の準備にずっと力を入れていたので、終わった今は燃え尽き症候群気味です笑
研究もぼちぼち再開せねば...
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