どうも,koma2です.
9月9日から10月12日まで,カナダの砕氷船「Amundsen」に乗船し,北極海に行ってきました.
どんな航海だったか少し書きます.
Amundsenはカナダの沿岸警備隊の砕氷船で研究観測用の砕氷船のようです.
この船はカナダの50ドル札を飾るような船で,カナダの中でも相当有名なようです.
出発はアラスカの最北端?の町「バロー」から出発し,ボーフォート海を巡ってカナダの町「
Kugluktuk 」に到着するLeg2bと,そこから船の基地があるケベックシティにもどるかつ,高校生達を乗せる「School Onboard」があるLeg3に参加させてもらいました.
今回はカナダのウィニペグにあるマニトバ大で働いている小木さんから観測のお話を頂いて,参加に至りました.
人との繋がりはどういうふうになるか分からないもので,感謝です..
気象観測はラジオゾンデを1日2回放球するという観測を手伝いました.気象関係としては,他に気象タワーを海氷上に設置したりするオペレーションもあったりしました.
観測船自体はLeg2bでは係留計の回収と生物採集?がメインで,Leg3は海底コアの採集がメインの観測のようでした.馬鹿でかい採泥機みたいなので泥を取ったり,プランクトンネットをしたり,見たことないプランクトンの観測器を使ったりしていました.
乗船に辺り,砕氷船なので海氷の中にがんがん入っていくだろうと勝手に思っていたのですが,メイン観測の性質上,海氷を極力回避するような航路をとる傾向にありました.
なので,乗る前に抱いていた海洋,海氷直上での大気の違いを観測しようと思っていた思惑とは少し違いましたが,様々な観測をみることができ貴重な経験となりました.
Leg2ではボーフォート海付近を走る観測で,日本人研究者の方が乗っていたり,Jamstecの「みらい」に出会ったりと自分にとっては日本色が色濃いレグでした.
Leg3はカナダの北西部?のフィヨルドのある地域に行ったりと景色の綺麗な場所を航行し,高校生達とバルーンを上げたり,講義をしたりとLeg2とは毛色の違う航海でした.本当に景色は綺麗でしたね.
Amundsenに乗って日本の船と大きく違うなと思ったのは,バーが船の中にあり,毎週火曜,木曜,土曜は20時からバーナイトということでお酒を飲んだり,踊ったりします.ビール1本が約2ドルと安く飲めるのですが,一人5回までのオーダー制限があります.
毎度海外遠征の度に思う英会話力のなさも,お酒と雰囲気の力を借りて,乗船者の人たちと仲良くなったりできます.会話は上手くいかなかったですが,踊り狂って心の距離は近づけたと思っています.
また,毎週日曜日の夜はsunday dinner といって船員さん達はいつもと違う正装?になったりして,ちょっと豪華なディナーとワイン,チーズを楽しみます.
このへんの文化は自分パン好きの自分にとっても新鮮で,いい文化だな~と思いました.
乗船者の人たちとも素敵な出会いがあり,いい航海でした~.
まあ,色々な経験とともに思い出があるのですが,この辺で筆をおいておきます.
Scool Onboard生徒が作ったビデオ
https://vimeo.com/109638753
[2回]
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