M1安藤です.
5/13〜20に東シナ海での長崎大学練習船「長崎丸」による大気・海洋同時観測に参加しました.
0日目(5.13)
名古屋から新幹線で神戸まで行き,スカイマークで神戸空港から長崎空港へ向かいました.
1日目(5.14)
午前は,長崎丸にラジオゾンデ受信機などを設置に行きました.去年も参加しましたが,今回はブラウンアンテナという新しいアンテナを設置することがありました.自分で設置するのは初めてだったので,戸惑うこともありましたが,船員さんにも手伝っていただきながら無事設置することができました.
午後は,観測打ち合わせの後,宴会で明日からの観測に向けて士気を高めました. 今回の参加者は,長崎大,弘前大,JAMSTEC,東京学芸大,三重大と全国各地から経験者,未経験者と様々な人々で面白い観測になる予感がしました.
2日目(5.15)
午前は,観測最終打ち合わせで,午後に長崎丸に向かいました.
15時に出港して観測が開始されました.
3〜4日目(5.16〜17)
参加者の多くがゾンデ経験者だったので,順調に進みました.
ただ,3台の受信機のうち1台が常に上空2kmほどで電波が途切れる問題が発生しました.この受信機はブラウンアンテナを接続していたので,アンテナに問題があるのではないかと℅の力も借りながら調査していました.結局,受信アンプの電源コードが抜けていたことが原因でした.受信機付近を常に整理整頓をしてミスを見つけやすくすることが重要だと実感しました.
それでも,この受信機は,受信アンプの電源コードを差した後でも受信状況がよくありませんでした.ブラウンアンテナではなく,従来の白棒アンテナだと受信状況は良いので,原因は不明ですが,白棒アンテナを使うことにしました.
僕のワッチは,4-8で初心者の方もいましたが,すぐに作業を覚えて僕は口を動かすくらいで十分でした.
また,ワッチ外の時は,観測写真を撮ることに専念していました. 今回の観測分担は,人数が多くないこともあり,例えば,4-8は0-4時にバルーン隊,4-8時にオペレータという実質8時間ワッチでした.休み時間が1日4時間×2しかないので体力を消耗しましたが,観測は2日間だったのでなんとか持ちこたえることができました.
5日目(5.18)
9時に那覇港に入港し,レンタカーで美ら海水族館に向かいました.普段,海の物理現象ばかり気にしていますが,その物理現象の影響を受けたり,与えたりする生物を直接見ることができるので,新鮮な感覚で楽しむことができました.
夜は,おなじみの「あんがま」で観測打ち上げを行いました. 観測を通して一層深まった交流の輪を実感でき,それだけで十分成功だったと思います.また,この観測を経験して,今後の研究に対する姿勢が変わったという人もいたので,「観測の楽しさ」を共有でき,個人的にも嬉しかったです.
6日目(5.19)
午前中は,茂木さん主催「プレゼン道場」に参加しました.参加者は,今回の観測参加者のほぼ全員でした. 僕の気象学会用プレゼンを見ていただいて,改善点について意見をもらいました.とても多くの意見をいただいて,参考になり意欲も高まりました.
その後,長崎大の三井くんが作成した長崎丸についての説明プレゼンを3グループに分かれて,より魅力的なプレゼンに作り直しました.僕のグループでは,三重大の鈴木くんが初めに笑いをとって聞き手を引きつけ,東京学芸大の松本さんが新たに作った内容を話し,まとめを僕が話すという構成にしました.それぞれの人に合った役割で話すことができ,その利点を生かすことができました.プレゼンをするときに,自分の特徴を生かしたプレゼン方法を行うことが大切だと実感しました.
午後には,飛行機で石垣島に向かいました.
民宿主催の蛍見学があり,徹底的な防虫対策をして山中に入りました. 光源は小さいのですが,多くの蛍が出現してイルミネーションのようでとても幻想的な風景でした.
夕食は,石垣牛を堪能しました.
その後,1年ぶりとなる「レゲエバー」に行き,懐かしさに浸りました.
7日目(5.20)
レンタカーで,島の東側の玉取崎や最北端の平久保崎,鍾乳洞に行きました.交通量が少ないので交代しながら運転の練習も兼ねました. 青空はほとんどありませんでしたが,静かで落ち着いた雰囲気の中,あちこち散策でき観測の疲れを癒しました.
夕方,石垣島を離れ,自宅に戻りました.
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