遅くなってしまいました。気象学会in名古屋大学の報告です。
面白そうな発表がたくさんあったのですが、今回は1つだけ、個人的に参考になったモノを紹介します。
ポスター発表
P316 永野 良紀 (日大文理) 夏季におけるオホーツク海上の高気圧の客観分類
またオホーツク海かよ! と言われそうですがハイ。またオホーツク海です。
この研究はクラスター分析という主成分解析(EOF解析の仲間みたいなモノ)をして、オホーツク海高気圧の存在する気圧パターンを抽出する、というものです。
データはおなじみncepです。
たか主成分解析で分けるだけでは夏の気圧パターンと冬の気圧パターンがはっきり分かれるだけなので、夏のものだけに絞ってさらに主成分解析。
そうするとオホーツク海上に高気圧偏差を持つモードがいくつかでてきます。
しかし気圧場だけでは、それが所謂オホーツク海高気圧なのか、ただの高気圧がポーンとあるだけなののか分からないので、気温場でも主成分解析。
そして「オホーツク海に高気圧」「北日本が低温」というモードをいくつか取り出したー!
とはいえ、今は主成分解析してオホーツク海高気圧を取り出したとこまで! という感じだったので、ここから先が気になるところです。また次の気象学会とかで発表していたら要チェックですね。
では。以上でオフジ報告を終わります。
[2回]
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