3年の平野です.
遅くなってしまいましたが,11/11(金)~13(日)にあった大槌シンポジウムと,
11/16(水)~18(金)にあった気象学会について報告します!
大槌シンポジウム
この大槌シンポジウムは,他の研究集会と異なってひとつの発表について長めの時間が用意されていたため,
発表もゆっくりめで理解が比較的追いつきやすかったです.
前半に行われた,海洋のセッションでは
東大大気海洋研 道田豊さん で,『釜石湾湾口防波堤内側海域の海洋環境』
という発表が面白かったです.
この研究は,防波堤の内側と外側での海洋環境について調べられていて,
特に震災前と後の環境が,攪拌されているように変わっていて,おもしろいなぁと感じました.
後半に行われた,大気のセッションでは
JAMSTEC 小木雅世さん で,『北極海の海氷減少に及ぼす北極圏の大気循環の役割』
という発表が面白かったです.
海氷減少について,どのように風(大気循環)が強制しているかについてで,
発表後少し気になった点についても丁寧に教えていただけたので,
知識を増やすこともできました.
今考えると,大槌シンポジウムまでに論文をきっちり読み終えていたら,
もっと深い話も出来たのになぁと残念に思います.
また,この大槌シンポでは毎晩懇親会(そのあとの二次会も)があったのですが,
なかなか普段話せないことなど,さまざまな研究者の方とお話できてとても楽しかったです.
また,研究者の方のいつもとは違う一面も垣間見ることもできたので,
とても充実した3日間を過ごすことができました^^
気象学会
初めての学会で,とても楽しみに行きました!
が,大槌のあとということもあったのか,発表時間がとても短く感じ,
なかなか理解が追いつかないまま発表が終わってしまうということも多々ありました.
でも,最先端の研究内容も中にはあり,わくわくした発表も多かったです.
面白いなと感じたのは,
海洋研究開発機構 猪上淳さん の『海氷の扱いに着目した北極海上の再解析データの相互比較―北極観測航海データによる検証―』
です.
これは,ERA‐interimとJRA25/JCDASとNCEP/NCARのデータの精度について,
実際の観測も踏まえて検証した研究で,3つある解析データでも結構違うのだなぁと驚きました.
ポスターセッションは,発表と違い穏やかに説明してもらえる気がするので,
きちんと理解したい研究内容には良いなと思います.
でも,まだまだ知識が少ないので,かなり恐縮しながらになりますが…
また,若手会では,夏の学校であった人と再会も出来て,楽しく過ごすことができました.
今度の春学会では,今よりもっと知識をつけて参加したいなと思います^^
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