コダです.
初の気象学会は,気象に関わる多くの知識を得ることができ,また自分にとってとても刺激になった学会でした!その中で特に勉強になった,面白かったお話を書いていきます.
以前防人塾でお会いした二宮先生のお話では伊吹山の局地的な強雨風の研究に加え,梅雨前線の年々変動からモデルの再現性についての研究を聴くことができました.
名大院環境の井上さんのお話では下層雲と斜面に植生する植物との関係の研究で,他種に比べブナの植生する場所では雲頻度が高いそうです.
これはブナの保水力の高さが原因と考えられるそうで,緑環境と地球研のコラボしたような研究だなと興味深かったです.
環境研秋吉さんのオゾンホールに関する研究では,大気波動の活動が大きいと,極渦外の高濃度O3が混合され,極成層圏雲が減少してClO減少し,O3が減少するそうです.
また奈良女子大高倉さんの,東アジア対流圏のオゾンの起源は,2つの衛星から調べると成層圏と対流圏起源が半分ずつだと考えられるという研究が面白かったです.とても丁寧に教えていただきました.
ポスターセッションでは,JAMSTECの猪上さんのお話を聴かせていただきました.
JRA25/JCDASの北極海上の再解析データでは海氷の再現が悪い可能性があるため,海氷を再現するにはより再現性のあるERAの再解析データを使った方がよいそうです.
丁寧に教えていただきまた名刺も頂きました,ありがとうございました!
茂木さんの研究発表では黄海高気圧が梅雨フロントの季節変動に影響を与えている可能性を示唆するもので,発表の仕方も非常に工夫していて面白かったです.
自分が発表するときも,どのように相手に伝えまた理解してもらえるかを工夫しなければと勉強になりました.
とても勉強になった学会でした!
次の筑波での春季学会も楽しみです!
[2回]
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