どうも,koma2です.
皆も報告している気象学会の春季大会に聴講で参加してきました.
今回の個人的目玉は「局地風」の講演会が開催されるということです.
普段局地風研究の発表はなかなか聞く機会がないので,これはなんとしても聞かなくては!ということで,夜行バスに揺られながら横浜に向かいました.
結果としてはかなり面白かったです.
松本くんのブログにも書いてありましたが,筆保さんの広戸風のモデルによる再現実験などは興味深いですね.
論文も読んだことがあったのですが,最近モデルを使っている身としては上手く再現することの難しさをひしひしと感じました.
再現実験から,広戸風の発生時構造を特定していたのですが,こういう形で僕の対象の鈴鹿颪の話も決着付けたいですね.
また,東さんの「比良おろし」も以前に滋賀県の開かれたワークショップで聞いた話だったのですが,強風が発生する場所が移動する,またかなり狭い範囲で発生する比良おろしという物が面白かったです.
東さんの研究でも,解像度を50mまで上げた高解像度モデルの実験をしていて,比良おろしの局地性を再現していました.
話を聞きながら鈴鹿颪の場合を考えてたのですが,鈴鹿颪場合はそこまでの解像度は必要なさそうな気がしました.比良おろしほどの局地性は無さそうですし.
岩手大学の名越さんは,WEBカメラを使って岩手大学から雲を撮影し,波状雲を捉えたお話でした.
ちょっと前に僕が構築した研究室のwebカメラも,名越さんが使っているシステムをお借りして作らしてもらったので,この研究成果には興味津々です.
波状雲が特定の位置で停滞していることをカメラで捉えて,WRFで再現してみるという話だったのですが,三重大に設置したWEBカメラでも似たような事ができればなーと思いました.
鈴鹿颪発生時の雲を捉えてみたいですね..もう夏ですが..
以上,局地風の世界に参加した報告でした.
でわでわ...
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