気象学会2024秋季大会@つくば国際会議場
学部4年の富田です.
11月12-15日に開催された気象学会2024秋季大会(つくば国際会議場・つくば市)に参加しました.
初めて学会発表をしたり,新たな分野に興味が湧いたり,つくば市を散策したり,印象に残る体験が多かったので,
徒然なるままに書こうと思います.
12日は午前のセッションから聴講しました.会場へは夜行バスと電車を乗り継いで向かいました.夜行バスの座席は「9D」で,ちょうど後輪の真上でした.ところである小説に,夜行バスの「21のC」席に座る大学3回生という描写があります.バスの列数が年齢や他の様々な事柄を暗示しているのですが,それはさておき小説の舞台である1970年頃には現在の2倍の列があったと想像すると,9列目が後輪上にあることに感謝したくなります.こんな不毛な感想が浮かぶ程度に夜行バスは快適でした.
初日の発表では台風の同化実験に関する発表を聞きました.私も同化実験をしているので,手法や解析など様々な点で勉強になりました.また発達していく現象を精度よく予測するためには現象の直接観測が重要であることを改めて感じました.
夜は若手会に参加し,他大の同期とも知り合うことが出来ました.また今年6月の勢水丸実習であった人達とも会うことができ大変楽しかったです.
翌日は観測手法のセッションを聞きつつ,ポスター発表の準備をしました.初めて学会で発表するので,見る人に内容が伝わるか不安を抱えつつ,ポスターセッションの時間を迎えました.幸い色々な方に発表を聞いてもらい,質問を貰うことができました.議論の中で同化手法についてのアドバイスも頂き,実りある発表となりました.
夜には懇親会に参加し,初めて会う他大の先生や学生ともお話ができました.波動平均流相互作用やエネルギー論にも興味があり,その分野の先生にもお話を伺えたので,懇親会に参加して良かったと思います.
次の日は気候システムのセッションを聴講しました.大循環モデルの物理過程が将来気候予測にも影響している点が印象に残っています.
筑波ではJAXAを見に行きました.H-IIロケットの大きさに感動しました.宇宙のロマンに魅せられました.
帰路は道中の秋葉原で電気街を巡り,八重洲で夜行バス(座席は3D!)に乗りました.
今回の学会では無事に発表を終えられたのが良かったです.また自分と似た分野の発表を聴講し,刺激を受けました.学会後は自分の研究を更に発展させたいと思います.
以上が気象学会の思い出ですが,今月はTM会(北大低温研),中部支部研究会(名古屋大),異常気象研究会(京大防災研)が続き,地球日記も沢山書きそうなので,今回はこのあたりで.
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