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地球日記

三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/

   
カテゴリー「未選択」の記事一覧

ハビタブル日本領域全体会合@新潟

お久しぶりです、B4になりました大関です。

6月とは思えない猛暑にみまわれていて体がびっくりしています。

今回は36日から8日に新潟大学で行われた、ハビタブル日本領域全体会合についてご報告します。聴講参加をさせていただきました。 

1日目は岡代表によるハビタブル日本の全体的な紹介と、各研究領域班の領域代表の方々による、班の紹介がありました。研究室に所属してから、ハビタブル日本については色々なところで聞いていましたが、その特徴や目的、また立花先生が所属されている「A01-2」班以外の活動については詳しくは知らなかったので、とてもよい機会になりました。

2日目は今夏から始まる観測航海についての紹介や、若手研究者が集まるECHOESについての紹介や議論がありました。三重大の学生としてハビタブル日本の活動に参加出来る機会として、観測航海があるので積極的に参加したいです。

今回の会合での自分の気づきはずばり「大気だけじゃなく海洋も」です。1日目、2日目に行われたポスター発表でも、海洋の影響に焦点を当てた研究が多かったです。特に黒潮の気象への影響を海面水温の改変等を用いて議論した研究が印象的で、日本の気象・気候における黒潮の寄与が重要であることを改めて認識しました。自分の研究においても海洋からの視点を忘れないようにしたいです。

最後に、新潟といえば米どころ。1日目夜の懇親会で頂いた塩むすびと日本酒は絶品でした!!(最後までご覧いただきありがとうございました。)

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ハビタブル日本領域全体会議@新潟大学

ゴールデンウィーク最終日ですね.みなさんどう過ごされましたか?私は体調不良とアルバイトのダブルコンボで過ごしました.立ちっぱなしで足が痛い...... こんにちは,M2の滝川です.

2024年3月6日から8日にかけて,新潟で開催された「令和6年度 領域全体会議」について書いていきます.この会議では,異常気象や関連分野に関する複数の研究班が集まり,各自の研究成果や今後の方向性について発表・議論が行われました.私は今回,聴講とポスター発表を行いました.
1日目は,主に各研究班からの進捗報告や活動内容の共有がありました.自分が関わっている班については以前からある程度理解していましたが,他の班の話を聞くことで,気象分野以外の多様なアプローチや視点を知ることができ,非常に刺激的でした.こうした幅広い視野を持つことの重要性を感じました.
2日目は,各テーマについてのディスカッションが中心でした.特に印象に残ったのが,若手研究者に関する議論です.グループに分かれて話し合いが行われましたが,意見を出しやすい雰囲気を作っていただけたおかげで,自分も積極的に発言することができました.また,観測に関する詳細な話や,それに関する課題・提案も多く出されていて,観測に参加したいという思いがより強くなりました.
この日は自分のポスター発表もありました.ヨーロッパと日本の違いに関心を持ってくださる方が多かった印象があります.今後は,地域ごとの気候の特性を比較するようなアプローチをもっと深めていきたいと考えています.
今回の全体会議でも,新しい学びや発見がたくさんありました.こういった会合に参加できるのも今年度で最後なので,一回一回を大事にしていきたいと思います.

今回はここまでになります.最後まで読んでくださりありがとうございました.

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hotspot2国際ワークショップ

こんにちは,M1の大橋です
投稿が遅れましたが6/16~18に富山で行われたhotspot2国際ワークショップについて振り返ります...
このワークショップには海外の研究者の方も多く参加しており,自分にとって初の国際学会でした.
口頭発表やポスター発表ももちろん全て英語で行われており,参加する前から自分にはハードルが高くとても不安でした.
口頭発表で特に印象に残ったのは研究室の未空先輩でした.
多くの海外の研究者の方が聴講する中,流暢な英語で自身の研究内容を発表していて,自分にとってとても刺激的でした.
一方で,ポスター発表では学生の発表もいくつかあり,日本語での説明もあったため分かりやすかったです.
ポスター発表で印象に残ったのは富山大の九鬼さんの黒潮・黒潮続流域におけるメソ~総観規模低気圧の統計解析についての研究や,二宮さんのJPCZの客観抽出についての研究です.他大学の先輩とも研究について話し合うことができ楽しかったです
開催期間中にグループに分かれてディスカッションをする場面がありました.
若手の研究者に関する議題等があったのですが,自分の意見をもっていてもなかなか思うように英語で伝えることが出来ずもどかしかったです.英語を普段から勉強することの大切さを感じました.
院生になったので,次回以降の国際的な研究集会では自分の研究内容を英語で伝えられるように精進していきます.

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GNSS可降水量計を取りに行ったら、すごいものを見せてもらえた

引き続き、m2山中です。
1/13に、藤田さんのGNSS可降水量計を取り外すために、大阪のドックに入っていた勢水丸に伺いました。
なぜ取り外したかというと、冬の日本海を航海する水産大学校「耕洋丸」に移植するためです。


昨年も同じ作業をしたのですが、測量棒のすきまに大量の海水が入り込んでいたのに気づいていなかった(幸いにして測器は無事)という反省をいかし、今年はタオルドライを徹底しました。
また、勢水丸におNEWの乱流フラックス計を設置されるということで、そちらの様子も見学しました。



そしてそしてなんと!普段はぜったいに見ることのできない、船底についている装置を見せていただきました。(チョッサー直々の解説あり)




専門用語が多くてほとんどを記憶することはできなかったですが(チョッサー、ごめんなさい...)、いちばん印象的だったのが
船首側のプロペラに鋭利な刃が付いている!ということです。これは勢水丸独自のこだわりポイントらしく、万が一航行中に漁具が絡みついても、この刃でスパッと断ち切れるんだそう。



ほかにも、ADCPが付いている場所とか、ふだん海面下にいてみえない勢水丸をまるっと見ることができて、最高に楽しかったです。は~大迫力。。



乱流フラックス計設置の監査(?)のために、気象研究所の荒木健太郎さん(当研究室リサーチフェロー)もいらしていて、みんなで大興奮の船底ツアーでした。



関西テレビの天気予報を制作・出演している片平さん(「出てこい、片平くん2号~!」で関西民にはおなじみ)ともお話する機会をいただきました。

研究の世界と広く一般世間をつなぐ架け橋のような存在になりたいという熱い想いを聞かせてもらい、今後も協力していこうというお話を荒木さんや立花先生としているのを私たちはそばで聴いていました。
とても気さく・好奇心旺盛な方で、立花先生と掛け合いの気象番組でもしたら面白そう(相性が良さそう)だな~と感じる方でした。


人と人とのつながりは、何ものにも代えられない貴重なもの。一期一会を感じた一日でした。(誰目線?)

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論文合宿(東シナ海3隻同時梅雨観測)

お久しぶりの、m2山中です。
遅れましたが12月末に鹿児島で催された、論文作成のための合宿についてふりかえります。

こちらの合宿は、2022年6-7月に東シナ海で実施した3隻同時観測について紹介する投稿論文を書くために開催されました。
ご参加は、三重大学から立花先生・春日さん・私、鹿児島大学から中村(啓)さん・加古さん、長崎大学から滝川さん、AORIから西川さんの7人です。


1日目の午後には、鹿児島大学の学生である松田さんと高橋さんの研究発表もあり、楽しい議論ができました。
松田さんは数値シミュレーション、高橋さんは観測データを用いたそれぞれ異なるアプローチでの研究ですが、
彼女らによると、黒潮には降水を生むポテンシャルが恒常的にあるという話だったと思います。
自分も関わった観測で得られた成果で、議論にも参加させてもらっているので、必ずや論文にしたいねと話していました。



2日目、3日目はひたすらに議論・作図・議論・・・





私たちの観測の強みは、黒潮の水温フロントと梅雨前線(?)を同時に3次元的に捉えることができたこと。
梅雨という東アジア限定イベントに対して、東シナ海ではどれほどの熱と水蒸気を供給しているのか?水温フロントでは何が起きているのか?
いまだかつて、海と空をいっしょに測った人は居ない。このデータをより多くの人々に利用して研究してほしい、という願いが込められています。


じっくりとデータを総覧し議論し改めて、これ以上ないほど良い観測ができたね、としみじみ話していました。
これはひとえに、陸上支援(とくに南からスタートしようと提案してくれた吉田さんら)と各船の船員さんたちの全面サポートのおかげだね、と。。


長崎大学の柄池くんや山崎さんという学生さんが、早速この観測データを使って素晴らしい解析結果を得ているとのことで、近いうちに会って議論したいと先生方と話していました。


コレスポンディング・オーサが多忙で、投稿までもう少し時間がかかるかもしれませんが、私もできることがあれば手伝いたいと思います。
私は今の研究(北海道西岸小低気圧)を論文として投稿できたら、次は東シナ海のデータで研究したいなと。。急がないと、ですね。

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プロフィール

HN:
三重大学 立花研
性別:
非公開
職業:
学生
趣味:
気候について追求する!
自己紹介:
三重大学 生物資源学部
共生環境学科
地球システム学講座
気象・気候ダイナミクス研究室です。

・普段は興味のある気象・気候について研究しています!!

・研究室への質問疑問などなどがありましたら、コメントでも拍手でも構いませんので遠慮なくカキコお願いします!(^0^)ノ

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