みなさん、こんにちは!M2の平賀です。
8月5日から8月7日まで、大槌シンポジウムへ行ってきました。去年は気象パートのみの参加でしたが今年は海洋パートにも参加してきました。今回はそれについて日記を書いていきます!
大槌シンポジウムが僕にとっての今年初めての発表となりました。今回初出の図もあり、それについて意見も欲しかったので、どんな反応があるか気になっていました。発表の最初に、Journal of Climateに投稿中だと言ったせいなのか、心なしか質問が厳しかったような気がします(大槌シンポジウムってもっとゆるりとした雰囲気だと思ってた!)。それでも、査読者のように厳しく見てくださったんだと、捉えるようにしました。初出の図の説明については、初めて聞いた人でも理解できるようにもっと易しくする必要あるかなと思いました。今後の発表に活かしたいと思います。
今年も大槌シンポジウムには面白い発表がいくつかありました。新潟大の木村さんは、里雪、山雪をもたらす大気循環場が異なることを示していました。特に里雪型は、北極の海氷減少に伴うユーラシアの寒冷化に関連しており、興味深かったです。筑波大の澤さんは、オホーツク海の海氷変動とENSOの関係を研究していましたが、海氷変動の要因を見つけるのは難しそうだと思いました。特にオホーツク海は、アムール川の淡水の影響もありますし、大気の効果なのか、海洋の効果なのかを見極めることが重要だと思いました。
また、筑波大の同期のお二方は、僕と同じテレコネクションの研究をしており、とても刺激を受けました。懇親会や宿舎でロスビー波やLBMや渦度解析について語り合い、気象の同期の中ではマイノリティな分野だからなのか、同じ話ができてとても親近感が湧き、話に花が咲きました。研究室でテレコネクションの研究をしている人が今いない分、溜まっていたものを吐き出してきました。
大槌シンポジウムの醍醐味はやはり人との交流だと思います。気象や海洋の懇親会、大槌沿岸センターの廊下で開催されるサッカーのミニゲーム、花火、天体観測などなど、たくさんの人と話す機会があり、とても良い刺激を受けました。皆さんあたたかかったなぁとしみじみ思います。自然が豊かな場所で研究会をすると、日々の忙しさから解放されて柔らかくなるのかなと思いました。
それでは今日はこの辺で、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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