三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
最近肌寒くなり紅葉が見ごろな季節となりました.
こんにちは.B3の竹端です.
11/14.15に京都大学防災研究所で開催された異常気象研究会に参加してきました.自分は二日目からの参加で,先輩の車に乗せていただき現地まで行きました.途中通った信楽町あたりの道がとても雰囲気のいい田舎道で,周りの木々の紅葉もきれいでとても気に入りました.
さて,研究会についてですが,異常気象研究会ということで2018年の猛暑や西日本豪雨の話題があり,改めて昨年の気候が異常であることに気づかされました.気象庁気象研究所の小林さんは,気象庁の大気海洋結合モデルを用いて,北半球中緯度高温偏差の継続性とSST分布をうまく再現していました.モデルで昨年の猛暑の状態を再現することで,異常気象の予報につなげることができるのであれば非常に有意義だと思いました.
異常気象のほかに大きなテーマとして大規模大気海洋変動があり,テレコネクションパターンやエルニーニョなどの大循環系の研究が多く発表されていました.自分の興味もその方向なので福岡の学会よりも発表数は少なかったですが,より関心を持って聞くことができました.特に京大・塩崎さんのエルニーニョ発生時の極東域における暖冬,非暖冬の力学的メカニズム,東大・門さんのENSOによる夏季北西太平洋への気候影響の二つの発表が興味深いと感じました.(大先生方の発表は難しすぎました.)
2019年も九州北部豪雨や千葉県を襲った台風19号など異常気象が見られ,おそらくこれからも発生すると考えられます.その中で異常気象について研究することは,その実態解明や予測可能性の向上に大きく貢献することだと思います.
今回の研究会に参加したことで,現在行われている異常気象の研究について触れられ,その重要性を改めて理解するとともに,自分も異常気象の研究に携わってみたいと思いました.
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