どうもB4の中田でございます.
先日,9月28日29日と「第1回気候システム研究集会」に行ってきました!
何をしてきたのかというと,今回は九州地区の学部生,院生を中心にどんな研究をやっているのか知り合おう!みたいな集まりだったわけです.
そこにうちの研究室の立花先生が1時間のセミナーをやるということで,4年生は30日に中間発表が控えていたこともあり,リハーサルになるんじゃないの?ってことで三重大学の学部生も発表させていただけることになったわけです.
まあこの概要を知ったのは当日の話で,僕ら4年生(僕だけか?)は長崎の島原市の共同研修センターってところでなにやら学部生が発表できる機会があるぐらいの情報だけを持って島原へ向かったわけです.
前日に前乗りすることになったのですが,朝8時半に家を出て,島原市に着いたのは午後6時.
と,遠い...
しかし着いてみると,島原駅はこんな感じで,
駅を出て目の前には鯉が泳いでいたり,
すごい景色がよくて心が躍りまくりでした.
その後ホテルにチェックインし,窓のカーテンを開けるとなんと!!!
目の前にそびえたつ島原城!!
おおーー!すばらしいじゃねぇか!!
その後はなんやかんやありつつも島原温泉で旅の疲れを癒し,おいしい粋な居酒屋で海鮮料理,ビールに舌鼓を打ち,眠りについたのでした.
・・・
そして次の日には,午前9時半から島原城への侵攻に出発!
歴史を学びながら天守閣のてっぺんから雲仙だけを眺望し,武家屋敷をめぐり,寝そべった仏像を拝み島原観光を満喫することができました.
はい.
わかってますか.遊びにいったのではありません.これで終わりじゃないですよ.
今回のミッション,研究発表です.
熊本大の日野くんに12時半すぎに島原駅でピックアップしていただき,1時すぎに今回の目的地,島原共同研修センターに到着.
そして1時半に第1回気候システム研究集会が始まりました.
今回の集会には冒頭書いたように,三重大,鹿児島大,九州大,長崎大,熊本大と,九州地区を中心に集まっておりました.
発表順を知ったのは前日の午後なのですが,発表者14人中,僕の出番はなんと4番目.
緊張しながらもなんとか終えました.僕の研究テーマは台風12号による大気環境場への強制と言ったところでしょうか,そんな研究をしています.
そして僕の研究では,先行研究に九州大学の川村先生の論文をバックグラウンドとして用いているのですが,この集会にもいらっしゃっており,面白い研究だとコメントを頂きました!
その後は長崎大の山内さんの衛星のデータを用いた黒潮上の雲の特性を解析した研究や,九州大の横山さんの爆弾二つ玉低気圧についての研究などなど,面白い研究が盛り沢山!!
気象学会ではなかなか内容が理解できないような発表があったりするのですが,学生による学生のための発表という感じもあって,どの人もすごくわかりやすくプレゼンしてくれたので,ほんとにおもしろかったです!
特に僕個人が興味深かった研究は,2日目に発表されたのですが,九州大学のM2の平田さんの研究で,台風による遠隔強制について研究していました.
うろ覚えですが,平田さんは,過去30年(だったかな?もっと長かったかも)の7月における台風を対象にしており,高気圧を強化したために進路が変わったであろう台風を抽出し,それらの台風の進路が2パターンに分かれることを指摘していました.それによって日本にかかる梅雨前線をより活発化していることがわかったそうです.
つまり台風によって北西太平洋上の高気圧を強化し,梅雨前線が強まっているってことです.
僕の研究でも台風が台風前方の高気圧をメソスケールでも強化していることがわかってきたので,これからの研究が楽しくなりそうです!!
今回が第1回ということで,今後定期的に開催されていくみたいなのですが,来年度以降に開催するらしく第2回に参加することは難しいので残念なのですが,学会や新学術の研究集会とは違って学生しか発表しないので,だいぶ気楽な感じで発表できるし発表も聞けるのでぜひ後輩には第2回に参加してほしいと思います!!
ということで以上,研究集会の報告でした!
[1回]
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