三重大学 / 気象・気候ダイナミクス研究室の1コマ → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/earth/index.htm → https://atm.bio.mie-u.ac.jp/
ドン・ガバチョがお気に入り,M2天野です.
念願,大槌シンポジウムに行ってきました(昨年はコロナで行けなかった).
大気パート・海洋パートともに参加し,また岩手 大槌の自然も感じてきました.
集会をしている部屋から海が見えることと,お昼になると「ひょっこりひょうたん島」のテーマソング?が流れてくるところが,とても気に入りました.
空き時間にひょうたん島(蓬莱島)へ行った時の写真.
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今回は2日目,大気パートで発表しました.
この日の朝,先生から,投稿した論文がacceptされたとの連絡が入り(ベストタイミング!),その知らせを皆さんと共有(宣伝)することが出来ました.
「おめでとう」という言葉をたくさんいただき,何年経っても思い出すような,本当に嬉しく,思い出深い1日になりました.
地元東北に戻ってきているタイミングでこの連絡が入ったのも,なにかの縁があるとも思いました.
論文の詳細等については下記をチェックしてみてください.
https://doi.org/10.1175/JCLI-D-23-0191.1
正式に出版されれば,どなたでも読むことができます.
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以下,それぞれのパートで印象的だったこと等…
●大気パート
日大 高見さん
発表内に出てきた「海洋温度差発電」という発電方法を初めて知った.
暖かい表層海水と,冷たい深層水を利用し,アンモニアを気化させタービンを回し,発電するというもの…
基本的には安定に電力を供給できるというのも魅力的.
ただ台風の影響は受けてしまうようで,この点に関する研究をされていた.
ゆっくり話しかけるタイミングがなかったので,また会えた際にはぜひお話ししたい…
東大先端研の川村さん
夜の懇親会後のバスの中で,NAMについて意見交換?できたのが嬉しかった.
自分と似たようなキーワードを持つ人と,こう思うんだよね〜現状これはわかってるんだけど〜などの話?ぼやき?ができるのは貴重.
●海洋パート
東大大気海洋研の藤井さん
地球温暖化・海洋酸性化・貧酸素化が生態系に及ぼす影響について.
特に貧酸素化によって海洋中の炭酸イオンが減り,特に甲殻類の生存に影響が出ること,
生物活動を考慮するようなモデルの境界値の値は,各研究者が経験則に基づき決めいていること
などが印象深かった.(内容間違っていたらすみません…)
同じく東大大気海洋研の桂さん
高解像度モデルによる河川水輸送過程について.
モデルの解像度がパソコンの解像度よりも高いというから驚きました.
河川水が海へ流れ出る様子も,見たことないくらいヌルヌル動いていたのが衝撃でした.
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その他,夜の懇親会などでは,
これまで何度もお会いしたことはあるものの,ゆっくり話したことはなかった先生方と,お酒を酌み交わすことができ,本当に嬉しく思いました.
それから,滞在期間中は共同宿舎に宿泊したのですが,
同じく宿舎に宿泊していた,東大の黒田くん(ウミガメの研究をしているそう)のキャラが強烈で(もちろんいい意味で),いい出会いだったなと思いました.
研究内容や,ウミガメの見分け方を教えてもらいました.
甲羅の形と,”ろっこうばん”という部位の枚数で見分けるそう…
参考:https://twitter.com/chimomonga/status/948386012983513088?s=20
↑同じイラストを元に教えてもらいました.初めて聞いたので興味深かった…
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大気・海洋パートの面白い研究,大槌の自然,海の幸を,めいいっぱい学ぶことができ,何年経ってもこの大槌のことを思い出すような,楽しい集会でした.
(撮影:山本くん,佐野ちゃん)
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