コダです.
遅くなりましたが,8月に開かれた新学術の全体会合について報告します.
8月 新学術全体会合
A02班の 「北西太平洋における大気海洋相互作用とモンスーンシステム」
の発表の中では,黒潮続流の北上が秋季日本の降水量を増加させる可能性があること,夏・秋で熱を受け止めるのは表層だけでなく下層でも受け止められ,そのことがモンスーンの発達過程に影響する可能性があるようです!大洋スケールの相互作用を知ることができました.
A03班の 「大規模気候系における大気海洋雪氷相互作用」の発表の中では,環オホーツク地域は南北の熱的コントラストでせめぎ合う地域であり,海氷厚・海氷面積の減少率的に温暖化に敏感だといえることが分かりました.また北西モンスーンで効率良く海氷が冷やされることで比較的低緯度のオホーツク海に氷がつくられるそうです.
ここで以前三重大学に来て頂いた古関さんが発表されていました!時間が非常に限られている中でも落ち着いて僕でもわかるように丁寧に発表されていたのが印象に残っています.
こ
の日の発表の中では以前沖縄での環境省サイトを案内して下さった東北大の早坂先生,山中湖シンポジウムでのJAMSTECの川合先生・東海大の植原先生も発表されていました.
研究する域でばらつきがありましたが,これらの研究が互いに結びついて大気海洋相互作用のしくみを解き明かしていくと思うと楽しくなってきます.
その後は恒例の打ち上げ!
最後に皆で写真を撮りました.好奇心くすぐられる楽しい会議でした:D
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