okakaです。こんにちは。
今日は三重大学生物資源学部共生環境学科自然環境システム学講座の卒業論文中間発表会が行われました。
今日は我が研究室・地球環境気候学研究室の発表に対する質問をまとめたいと思います。
(メモできた限りですが…)
詳しい発表内容については次回彼らにお会いした時に彼ら自身からお伺いください。
大西将雅『東北地方太平洋沖地震・余震と気象・潮汐・津波の関係性』
地震と津波と大気についてでした。
質問された内容は
・日本は地震の多い国だから、地震の少ない地域でも地震が起きた時には解析した時のような大気場になるのか、検証して欲しい。
・大気場と余震の相関をとった時に大規模に負の相関が出ているけど、そんなに大規模にでるものなの?
・SSTのデータにエラーがあると発言していたけれど、原因は何だと思いますか?
くらいだったかな。自信を持って発表している姿が素敵でした。
早川佳乃『エルニーニョにともなう東部熱帯太平洋下層雲が及ぼす放射強制力変動』
ご、ゴメンね(;□;)タイトルで写真撮り逃した…。
ピナツボ火山の噴火に伴った下層雲の変動…かな?
会場で質問された内容は以下。
・下向き短波と上向き短波、下向き長波と上向き長波はナゼバランスしていないのか。
・常識的には短波が入って長波が出て行くと思うのだけれども、解析結果は逆になっていないか。
・表で短波と長波を書き間違えていないか。
くらいですか…。がんばって質問に答えようとする姿はすばらしかった。
藤田啓『夏季オホーツク海の海面からの冷却は大気をどの程度高気圧化させるのか』
貴重なオホーツクのラジオゾンデデータを用いた研究。特徴的な温度プロファイルがどのように生まれるのかを解析した結果になります。
・プロファイルからモデルを算出していたが、ラジオゾンデで観測した結果は同じ層の空気を取っているのではなく、いろんな風や湿度の層が重なった結果のプロファイルではないか。
・モデルで計算するんなら潜熱や顕熱も気になるところ。
・タイトルにある高気圧化は発表内容のどこと絡んでいたのか。
・モデルによって鉛直プロファイルが作れるってことは、現在の温度プロファイルから過去の雲やSST変化の履歴を推定することが可能になるのか。
おちついた発表でとても聞きやすかったです。
吉岡七緒『2011年東シナ海上における台風5号中心近傍でのラジオゾンデ高頻度観測』
世界初!?の台風観測による解析結果です。
・発表中に出てきた断面図はゾンデのデータのみでつくっれているのか(他のデータ(ウインドプロファイラーとか)はないのか)
(すごくキレイな断面図が描けていたので驚き!!)
・断面図に描かれていない部分はどうなっていたのか。圏界面まで台風なの?
・発表中に言っていた『予想に反する』ってなに?
解析結果のすべてが面白くて聞いてるこっちがワクワクしました!
安藤雄太『勢水丸に設置された超音波風速計がとらえた乱流フラックス』
あまり例のない、海上での超音波風速計を用いた乱流フラックスの解析でした。
・研究の主旨はバルク法と渦相関法の使い分けを見定めることにあるのか?
・渦相関法の気温は音速から出しているの?
・超音波風速計のスペクトル?周期のみだれの計算は行った?
・周期の影響はフラックス計算にも影響がでるの?
・船のピッチやロールの影響は計算された渦相関法のフラックスにも出てきているの?
・船のピッチやロールを補正したらフラックスの値はかなり変化するの?
・熱収支が閉じるかを検討しないと正確とは言えなそう…。
難しい計算がたくさんしてあって大変そうだったけど、すごい結果が出そうなので、これからが楽しみな研究です!!
私がメモできた質問はこれくらいでした。
今度はこれらの質問に簡単に答えられるくらい成長した発表を期待しております!!
とにかく今はお疲れ様でした~。
[3回]
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