コロナ自体は怖くはないが,コロナ差別?が怖いですねぇ.
続けて学部3年生の山中です.
2/18-20にかけて研究室の皆さんと行った流氷合宿@斜里について.
卒論発表会の翌日ということで4年生の先輩方は若干お疲れ気味でしたね(笑).
先にまとめから言うと,流氷が少なくて残念!!のひとこと.
流氷(学術的には海氷と言いますが)ってどんなものか,凄く楽しみにしていた分,
異例の少なさ(少なさというか,厚さというか.)にガックシ来ました.
しかしこれも気候変化を肌で感じられたと解釈すれば,気候学者としては良い経験かもしれませんねぇ.
~1日目~
移動に次ぐ移動.斜里に着いた頃にはすっかり陽は落ちていました.
長旅の末,網走駅に着いて電車を待っているとヒョイと立花先生が現れて.なんか感激しちゃった.
毎日お会いしているのに可笑しいですね.
斜里というのは,立花先生が一番初めに海氷の研究を始めるにあたって良い流氷観測スポット(温泉の有無も含め)が無いか模索していたときに見つけたという思い出深い場所とお聞きしました.
より北の海域のほうが流氷が多そうに思いますが,
流氷の生産場所からの距離と,流氷が一度来たら外へ流れにくい地形によって斜里に流氷が沢山あるとのことです.
~2日目~
朝5時起きで流氷を観に皆で歩いて行きました.
歩いている最中に思ったのは,雪に囲まれていると辺りが夜明け前でも明るいということ.
これが,アルベドのパワーか!?
服に舞い降りた雪の結晶がくっきり綺麗なこと!
例年よりも大幅に少ないとはいえ,道路は真っ白.
道を開拓しながら海岸を目指します.
(一列になって下をよく見て歩くの図)
驚いたのは,流氷のがっちりさ.
私が想像していた流氷は,薄水色のこんなの↓
(藤原幸一著『南極がこわれる』)
だったので,最初流氷を向かい岸かと思っていて「え?どれが流氷??」などと阿呆なことを言っていました.
個人的に意外だったのが,流氷の温度.
短波放射計で計るとー2.4℃と出ましたが,道で出会った犬を計ったときもー2.0℃くらいでした.
氷だからといって特別冷たいわけではなく,斜里全体が冷えているんですね.
私含め初見の皆さん,早朝ながら結構テンション上がっちゃって,
遠くへ行けないか,流氷に乗れないかとチャレンジしましたが,予想外の氷の薄さに夢叶いませんでした.
なんですがその分,諸先輩方が芸人魂を見せてくださり大変面白かったです(笑).
(チノパンで流氷に挑むチャレンジャー・太田さん)
日中はそれぞれ自由行動というスケジュールでした.
松岡さんに教えてもらった流氷ウォークなるものに参加しました.
ドライスーツを着て,流氷にダイブ!!寒中水泳タイムもありました.
やはりここでも流氷の薄さで,思わぬタイミングで流氷が破れることがあり大いに騒ぎました.
楽しかったなぁ~~.教えていただいた松岡さんに感謝です.
(流氷の穴に皆で浸かるの図)
夜には研ゼミを行いました.
4年生の「卒論発表会での質問を受けて今から何をする予定か」という宣言と,
私の「研究テーマ模索中」という相談的演題でした.
そしてゼミ中にサプライズ?で安藤さんのお誕生日をお祝いしました.
日頃の感謝が伝わったと良いな.
~3日目~
最終日も朝5時起きで流氷に会いに行きました.
2日目とは違って雲が少なかったので,狙い通り朝陽が見られて良かったです.
橙色の光が辺りに満ち満ちてくる様子に心を奪われる一同でした.
やはり地球って奇跡の惑星だ..などと感慨深い気持ちになりながら流氷にサヨナラを言いました.
午後は網走監獄を訪れました.
建物は一度火災?で焼失したのを囚人に作らせたそうですが,
文化財になるのを見越していたのではないかとも思えるほど造りが凝っていて,
当時の囚人たちは不服だったろうなと想像しました.
2019-2020の暖冬をまさに目の当たりにした流氷合宿@斜里でした.
お世話になった皆様,ありがとうございました.
[2回]
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