ゾンデ練習会@潮岬
こんにちは!4月でB4になりました,平賀です.
先日,蒲郡から津まで小型ゴムボートを運転して,伊勢湾を横断してきました.伊勢湾,地図で見ると小さいですが,実際はかなり広い.伊勢湾の真ん中辺りまで来ると経験したことない孤独を感じます.それでも,自然を肌で感じると楽しいものですね.
それでは本題に移ります!
書くのがだいぶ遅れてしまいましたが,5月11日,12日に潮岬の京都大学の風力実験所でラジオゾンデ練習会が行われました
5月11日
まず,南紀熊野ジオパークセンターにてデータ解析についての自学自習を行いました.普段は,Fortranを使って解析をしているのですが,陸上支援では,python,metpy,awkを使います.metpyを使って図を書こうとしましたが,エラーがかなり出てしまいました.陸上支援をする頃には一通り行えるようにしたいです.
metpyはコマンドプロンプトを使わずにコマンドが打てたり,実行するのが簡単で使い勝手が良かったです.プログラミングの使いやすさとしてはFORTRANより断然pythonだそうで,これを機にpythonへの移行も考えてみても良いかもしれません.
次に潮岬風力実験所にて他の班がゾンデを上げているところを見学しました.他の班の一発目は風にあおられながらのゾンデ放球でした.ゾンデは無風だと真上に向かっていくのですが,強風のためゾンデが地上に対して30度くらいのところで糸を引っ張りながらウロウロしています.これだと糸を放すタイミングが難しく,残念ながらゾンデが木に引っかかってしまいました.
今度はヘリウムガスの量を増やしたところ,上手く放球することが出来ました.
5月12日
この日は自分たちの班がラジオゾンデを上げました.僕ら立花研の学生はゾンデ練習会に来る前に,ゾンデ放球のソフトを扱う練習をしていたので,他大学の学生にソフトの使い方を教えることができました.教えることで自分の学びになるので良かったと思いました.
この日一番おもしろいと感じたのは,ラジオゾンデから送られてくるデータを見て,気象場について他の学生と議論したことです.高度が上昇するとともに風向が時計回りに変化していて,これは暖気移流だねと言ったり(この日は雨でした),持ち上げ凝結高度や自由対流高度や雲頂の高度についてこうじゃないかと言い合ったりしました.
練習で上げたゾンデではありますが,実際の観測データを見て議論するのはおもしろいものです.僕は梅雨期の観測には行きませんが,今度乗船する機会があれば観測データについて意見を言い合ってみたいなと思いました.
それでは今日はこの辺で,最後まで読んでいただきありがとうございました.
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